ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!⑤〜レース展開〜 

ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!④〜別大に向けての寒さ対策〜

ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!④〜別大に向けての寒さ対策〜 から続く

第5話では実際のレース展開を振り返ってもらいました。

まず今回の5kmごとラップはこちらです。

(ロスタイム 0’37)
21’01-20’49-20’16-20’12
19’58-20’24-20’39-21’51-9’23

ハーフ通過タイム 1時間27分15秒

タイム 2時間55分10秒

今回は、とにかく“レースに集中する”ということを最優先に考えて、この別大では時間ではなく、感性や感覚で走ることを強く意識しました。そのため、ラップは決めた距離以外では見ないようにして、これまで練習で積んできたペースを信じて、別大特有の永遠と続く集団の力を借りて、自然な流れの中で連れて行ってもらおう、ということを考えていて、スタートを切りました。

■時計を見るタイミングと目安タイム

1キロ:4分15秒+タイムロス含む
2キロ:8分30秒+タイムロス含む
5キロ:22分15秒 *タイムロスをある程度カバーできていればgood!
10キロ:42分30秒
ハーフ:1時間28分台
30キロ:2時間5分〜2時間6分30秒

■タイムを気にしないで走る

今回はタイムを気にして走ることはせずに、純粋に走ることだけに集中していたため、「どれぐらいのタイムでゴールしようとしているのか」を知らないまま走っていました。多少のオーバーペースは感じていたのですが、タイムのことより別大を走れる喜びが心を支配していました。それぐらい、別大という大会そのものが素晴らし過ぎました。中間点を過ぎる時に、同じランニングチームの仲間を追い抜いた際、「このままイーブンで行けば、55分ペースだよ!」と声をかけてもらい、「えー!そんなに速く走ってきたんだ!!」と、この時に初めて現在地を知りました。「どうしようかな〜」と迷いが一瞬生まれたのですが、ここで下手にペースダウンするより、今の感じを維持する方が最適と思い、「何分でゴールする」という雑念を頭から外して、前に前に進みました。

■苦しくなった時にはフォーム確認

オーバーペースのせいか、28キロ過ぎから呼吸が上がり始めてしまい、残り3分の1は苦しい闘いとなりました。運良く、この時に同じく初のサブ3を目指す知り合いランナーを見つけて、しれっと後ろにつかせてもらい、5キロ近くは引っ張ってもらい、呼吸を少し安定させました。このように苦しい時には「腕や肩が力んでいないか」「ピッチ180をキープするために、足を後ろに着けているか」「お腹で支えて、真っ直ぐな板のように前傾姿勢になっているか」と基本の確認項目を問いかけて、少しでも違和感がある場合はすぐに修正するようにしています。

■応援の仲間に元気な姿を見せたい。

30キロ〜33キロ辺りには、同じランニンチームの仲間が「応援で待っている」と聞いていたので、「そこまでは頑張ろう!」「その時には元気な姿を見せたい!」と自らを鼓舞していました。が、30キロを境に、左の脹脛がピキピキと音を立て始めました。オーバーペースと気温の低さから、脹脛に違和感を感じるのが思った以上に早く、走ることだけを考えていた頭の中に、「足を攣らせないようにする」という考えを、加えざるを得なくなりました。幸いなことに、仲間の応援の際には元気な状態でエールを交換することができ、「脹脛のことは気になるけれど、残り10mキロ、頑張ろう!」とゴールに向けて気持ちを切り替えました。

■不格好でも良いから何とかゴールしたい!

35キロまでは集団の力と追い風で良い感じで走れていたのですが、36キロの折り返した時の暴風で前向きな心が一気に持って行かれました。事前に「最後の折り返しの風はすごいよ!」と聞いていたのですが、すっかり忘れていて、その風を感じた瞬間に記憶がよみがえる始末。「この逆風の中を残り6キロも走るのかぁ・・・」と思えるぐらいすさまじい風で、更にはアームウォーマーを下げていたこともあり、一気に身体が冷えてしまい、左右の脹脛が一気に危険水域まで上がりました。この逆風の中でペースを落とすと身体が冷えてしまうこと、逆に今のペースのままでは左右の脹脛が両方攣ってしまい可能性があることと、中々難しい選択を迫られる中、ペースを維持して、脹脛にダメージの少ない走りを心掛けました。

40キロの通過タイムを見た時に「55分ギリギリラインにまだいたのか・・・」と初めて知ったのですが、その時にはペースを上げるほどの余力は残っておらず、「不格好でも良いから何とかゴールしたい!」という思いで必死でした。残り1キロの看板を通過した後も、競技場までの距離が異様に長く感じて、序盤の楽しい気持ちはどこかに消えていました。脹脛は何とか攣ることなく、最後ぐらいは気持ち良く走ろうと思い、気持ちの中ではペースを上げてゴールしました。

 

ほぼウルトラプロジェクト練習会が終わったタイミングでスタートしたので、メンバーでランチをしながら応援ナビを見ながら応援しました。20kmを過ぎてからキロ4切った時には大丈夫なのか?という気持ち以上に調子が良さそうだ。と感じました。3時間切りに関してはほぼ危なげないレース展開でした。

ウルプロメンバー苅谷さん別大でSUB3達成!!⑥〜sub3した気持ち〜 に続く(近日公開)

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