127kmジャーニーランでのトラブルとその対応②

昨日上記記事を書きましたが、今回はその続きです。前話を読んでない方は順に読んだ方が分かりやすいと思います。

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今回紹介する内容は前話でこのように書いたトラブルです。

③大半のランナーが長い距離を走れば発生しやすいトラブルで、対策をしたが、事前準備の不注意から発生したトラブル。

一言で言うなら『靴擦れ』です。

以前は結構靴擦れをしましたが、アールエルソックスのフィッティング含めた靴擦れ対策がうまくいき、最近はほとんど靴擦れはしなくなりました。今回はそんな油断があったのかもしれません。

原因はソックスではなく私の不注意な準備に起因しています。

今回履いたシューズはだいぶ履き古したHOKA CarbonXです。大会後まだ洗ってないのでだいぶ汚れてますが、汚れ以外で何か気づく点はありませんか?

紐は少し前までキャタピランを付けていましたが、足が浮腫んだ場合に調整しやすいように、ヴェイパーフライ ネクスト%にも付けてる紐を付けてみました。川口のルナークスで購入しましたがフィット感を調整しやすいと感じています。純正の紐でも構わないのですが、紐を替えている理由は少しシューズのサイズが大きく感じるのでそれを改善するためです。

なんだかんだ言いながらも、このシューズは気に入っていて結構履いています。ただ今回のジャーニーランではやはり履き古したナイキペガサスターボで走るつもりでしたが、前回のウルプロ®︎オーバーナイトランを終えて自宅に帰る時にソールが軋むような音がしたので、ジャーニーラン中に剥がれたら大変と候補から外しました。

ネクスト%も考えましたが、歩きが入るレースには適さないので候補から外し、ヒールストライクで歩きやすいCarbonXにしました。

さて、画像見て気づいた方は観察眼の鋭い方だと思いますが、インソールはナイキのモノです。初代ズームフライか、ペガサスターボのどちらかです。

間違って入れた。なんて話ではありません。私はフィッティングの悪いシューズのインソールを他のシューズからコンバートすることは多々ありますが、今回もコンバートです。

コンバートした理由は、フィット感を出すためにインソールの厚みを付けたかったのです。この画像で分かりますが黄色のインソールが元々入っていたもので、ペラペラなのに対して、青のインソールはかなり厚みがあります。

入れ替えてから足を入れたところ良いサイズ感になったので、ジャーニランで使うことにしました。ただ足入れをした時に拇指球辺りが少し高いと感じたので少し内側を切り落とした方が良いかもしれないと思いつつ、そのまま大会を迎えました。

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序盤は違和感なく進みました。歩道にはかなり凹凸があり何度か躓きました。1回は前のめりに倒れそうになりましたがなんとか体勢を持ち直しました。前のめりになると咄嗟に両手が前に出ますが、肩や腕の痛い私の場合は、そのような咄嗟の動きは痛みが走るので恐怖です。2年前に走った前半コースも歩道はかなり痛んでいるので都内を走るような感覚で走ると転倒します。

ザックで背中が痛くなったのと同じようなタイミングで、右足拇指球と土踏まずの中間辺りがチクチク擦れるような痛みを感じたので、次のコンビニでソックスをめくって擦れ防止クリームを塗りました。

靴擦れは悪化したらレース中に良くなることはないので、終盤以外は擦れを感じたら早めの対応が大事です。多少改善しましたが、また痛くなってきたので、歩いたり走ったりを繰り返しながらどうしようか考えました。

この段階ならテーピングを貼ってしまえば擦れは収まりそうだけど、傷口に直接テーピングを貼りたくない。そこでバンドエイドを貼った上にテーピングを貼る。そして擦れ防止クリームを塗っているのでテーピングが付きにくいと思ったので、アルコール除菌スプレーをかけてザックに入れておいた乾いたネックウオーマーで拭き取ってから貼ればよいのではないか?と手持ちのアイテムを考えながら対策を考えて、CP3の会津若松駅で対処しました。

擦れを感じたら早ければ早いほど効果は大きいので、今回はもっと早く対処すれば良かったと思ってます。

対処が遅れた理由は、同じようなタイミングで起こったザックの対応含めてロスタイムが大きくなってきたので焦りがあったのでしょう。タイムはさほど気にしないと思っていても、無駄な時間を削りたいという習性が邪魔をしたのだと思います。

その結果、接地時に痛みが出てくるようになり、悪化させると長引きそうなので歩くことにしました。歩く時はカカトから着くので痛みは出ません。無理に速く歩こうとしなくても1時間に6kmは歩けるので制限時間にはかなり余裕ありますが、ゴールまではまだまだ長い道のりが待っています。

CP4で少し休んでコースに戻ると、不意に身体がふるえるような寒さを感じたので、慌ててアームカバーとウインドブレーカーを着て身体を暖めるために下り坂を走ったり歩いたりしました。接地で拇指球を着くので痛いけど、それを避けると違う部位が痛くなるので、走る時はフォームを崩さないようにしました。また走ったことで身体は暖まりました。

そんな状態が続きましたが、ふと接地であたる部位のインソールを切ってしまえば良いのではないか?と思ってCP5で切りました。

足を入れるとよい感じでしたが、走るとまた痛くなってきたので、そこからはダメージを残さずゴールすることだけ考えて基本歩きで進みました。

走れば1kmなどすぐに通過しますが、歩くとホント長く精神的にキツい時間帯もありました。痛くても走った方が楽だと思いましたが、中途半端に走って、レース後の回復が遅れると後悔するので、そこは走らない選択をしました。

そんな時は景色を見たり、写真を撮ったりしながら先に進みました。1歩進めばゴールは近づくし、何より関門や制限時間に追われているわけではなく、この状態をキープしたらゴールできるのです。

脚の筋肉が固まってくるので、たまに走ってほぐしました。

同じような光景が続きますが、この辺りは当然ながらコンビニはなく、自販機も滅多にありません。

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さて、インソールのカット部分ですが、帰宅後に肉刺ができた部分と重ね合わせてみたら、だいぶズレていてもっと下でした。カットした時はその辺りが痛かったのだけどもう少し試行錯誤しても良かったのかもしれません。

それ以前に、大会前に少し切り落とした方がよいと感じながら、そのままにしてしまったことは明らかなミスだと思ってますが、結果的に大きなトラブルなくゴールできたのだから、それなりに対応できたのだと思ってます。

考えてみたら、2016年の神宮外苑24時間走は当時の自己記録更新したレースですが、その12時間経過頃、不意に肉刺が潰れて激痛の中でエイドに歩いて戻り対処したことありますが、その時の経験は役立っています。当時の記事を読み返すとほぼ同じようなことをしています。

この時は、自己記録更新という目標に向けて、何をすべきかを考え対処しましたが、今回は身体に無理な負担をかけずにゴールするという目標に向けて対処したのです。

靴擦れを起こしやすい方は、以下のアイテムを持っていると対処できるかもしれません。

  • 擦れ防止クリーム(ワセリン)
  • 5cm×15cm程度にカットしたテーピング
  • バンドエイド
  • ハサミ
  • 乾いた布
  • アルコール消毒液

結構大事なことですが、これをすれば絶対に大丈夫ということはほとんどなく、前回はこれで大丈夫だったけど、今回はダメだったということもあります。何が問題で、どうすればその問題をクリアできるかを試行錯誤することで道はひらけます。

さて、今回は気象条件がよかったこともあり胃腸障害は起きず、また歩く時間が長く予定より長時間の大会となりましたが、耐えられないような睡魔にも襲われませんでした。その辺りどのような準備や対処をしたのかはこちらで紹介します。

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