ONTAKE100 その3  〜レース前に考えていた目標タイムなど〜

 

レース前にかなり雑に作ったペース表です。これを二つに折ってビニール袋に入れて、それを丸めてザッグの肩辺りのポケットに差し込んで、あと何m登るのかなどチェックしていました。

緑のラインは昨年走った際のガーミン920xtjのログですが、今年使用したSUNNTO  スパルタンウルトラが示す高度とは驚くほど一致していました。

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昨年のレースは20kmくらいから低ナトリウム血症にやられ気持ち悪くなり、制限時間を目一杯使ってもいいから完走しようと進んでいましたが、塩分補給をしつつ、追いついてきたウルプロメンバーと先に進むことで気持ちも紛れ徐々に回復してきました。さらに第2関門前後に激しい雨が降り身体をリフレッシュ出来たことで、かなり元気になりました。

昨年の関門間のタイムはこんな感じでした。

スタート〜第1関門    4時間29分

第1関門〜第2関門    4時間11分

第2関門〜第3関門    2時間07分

第3関門〜フィニッシュ    2時間26分

タイム    13時間13分

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今年は低ナトリウム血症に気をつければ、多少暑くはなっても12時間くらいでは走れると考えていました。ザックリですが関門間のタイムはこんなペース設定をしました。

スタート〜第1関門    4時間02分

第1関門〜第2関門    3時間50分

第2関門〜第3関門    1時間36分

第3関門〜フィニッシュ    2時間25分

タイム    11時間53分

また、10kmごとにペースを落とし込んでみました。スタートから実質35km近くある第1関門まで4時間02分ではザックリ過ぎますから。。

75 70 73 70 70 70 70 70 75 70

こちらもかなりザックリですが、フラットなコースならどんなペースで走れるかを考えてからアップダウンを考慮していきました。

前半も後半もあまりペース設定が変わらないのは、前半は上りが多く、後半は下りが多いので、疲労によるペースダウンを重ねるとほぼイーブンになりました。

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おんたけの累積標高は3000m以上と言われていますが、昨年から序盤20km辺りのコースが変わるなどしたこともあり、昨年のガーミン計測も、今年のスント計測も2450m程度です。

私は累積標高2000mを超える野辺山ウルトラでサブ10してるわけですから、累積標高が500m弱増えても+30分くらいで走れそうなものですが、以下の阻害要素があるのです。

砂利道・・・終始砂利道が続くので、その2で書いたように、レース中ずっと足の置き場所などを考えることで疲労感が増す。また不整地のためエネルギーロスが大きい。

装備の重さ・・・水分や必携品など2kg以上背負うためロードと比べてタイムは落ちる。

夜間走・・・深夜スタートのため6時間ほどは、ライトを付けて走るので視界が狭くなりペースは落ちる。

これらを考えると、トレイルに慣れていない私の場合は野辺山のタイム+90分以上はかかります。

で、サロマ湖の疲労が抜け切れていない私が、現在野辺山を走ったならそもそもサブ10はできないことから、12時間以内は上手に走ったとして出せるタイムです。

話は少し逸れますが、野辺山とおんたけを同一年に走ったランナーのタイムを調べたら多少バラツキはありますが、だいたい2時間くらいおんたけが遅いタイムになっていました。

またこの分析をした際に面白いと思ったのは、通常は速いランナーが1時間遅くなるなら、その2倍の時間がかかるランナーは2時間遅くなるなど比率はあまり変わらないのですが、この分析をした時に出た数値は野辺山8時間のランナーから14時間ギリギリのランナーまでほぼ2時間程度遅くなっていたのです。(もちろん例外はあります。)

考えたら理由はシンプルです。

そもそも野辺山で制限時間14時間近くかかるランナーは歩きを多用してます。歩きを多用するならロードでも砂利道でも、夜間でもさほどペースは変わりませんが、速いランナーはコースの大半を走りますから、不整地や暗さなどの影響は大きく出るのです。

そんなことから、レース前に考えていたタイムはうまく言ったら11時間台、特にトラブルなく走れば12時間前半。金曜日の地元整骨院での電気治癒で攣ったフクラハギがヤバイことになったら完走も危ういが、その後のケッズ高田馬場でのケアで不安は払拭されたので大丈夫。

と思っていましたが、こんなにも、辛く長いレースになるとはスタート前には思ってもいませんでした。



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