えちごくびき野100キロマラソン 振り返り その1

平均年齢50歳のウルトラプロジェクトメンバー7人で走った、えちごくびき野100キロマラソンについて私のレースについて振り返ります。

メンバーの思いや、レース展開についてはこちらにまとめたので、合わせてお読みください。

ウルトラプロジェクトメンバー7人全員 えちごくびき野100キロマラソン完走

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少し長くなりそうなので、何回かに分けてお伝えします。

今回走ったえちごくびき野100キロマラソンの累積標高は1573mと言われてますが、過去のタイムなどを見てこんなにはなく1300mくらいだろうと予測していました。

 

img_9392-1.jpg

(nakedのたっぷり収容できるウエストバンドに、ゼッケンを装着)

 

実際に走った感覚と、私と仲間のGPSデータと照合するとだいたい1350mでしたので、ほぼ想定通りでした。

100キロマラソンは18回目になりますが、100キロマラソンと言っても、距離が同じだけで、累積標高はさまざまだし、開催時期によっては暑さとの戦いになるので、100キロはフルの◯倍なんてことは言えません。

私の場合は累積標高などや、過去の参加者データを元に調子の良い時の自分が走れるであろうタイムと、今の調子で走れるであろうタイムを出し目標タイムを決めて、そして区間タイム(ペース)を決めてレース全体のイメージを固めて行きます。

ここではザックリ書きますが、サロマ湖ウルトラの1.1倍くらい、チャレンジ富士五湖の1.05倍くらいだとシュミレーションしました。もちろんアップダウンに強い弱いといった適性や、レース当日のレースコンディション、体調によっても変わりますが、ベースになるタイムを出した後に調整すれば大きくはブレません。

私のベストタイムである2015年サロマ湖の8時間26分です。このタイムを1.1倍すると、9時間16分

チャレンジ富士五湖ベストは2015年大会の8時間54分ですが、同様に計算すると9時間20分。

今年のサロマ湖は体調を崩していたので参考にはしませんでしたが、9時間23分の1.1倍は10時間19分。

チャレンジ富士五湖は9時間20分だから、9時間48分という数字が出てきました。

当初は9時間30分が切れれば十分。上手に走らなければサブ10も危ういと感じていました。

しかし、レース前日に過去の17レースを思い起こして、2012年から毎年サブ9をしていることに気付き、行けるとこまでサブ9を狙うチャレンジをすることにしました。

また、サブ9出来れば総合で50位に入れるし、年代別3位入賞も狙える。

体調は上向きだし、信越五岳を歩き倒したことから、身体の芯に溜まっていた疲労も徐々に剥がれてきた。何よりしばらく悩まされている左肩の痛みも徐々にとれてきたのだからポジティブに行こうと思ったのです。

このコースはレース中盤に5つのアップダウンがあるが、前半・後半の50キロで比較すると、難易度はほぼ同じなので、サブ9をするには前半50キロを遅くとも4時間15分で行かないと厳しいと考えてペース配分をしました。

参考までに、平均キロ5で走ると4時間10分ですから、30キロ辺りまでのフラットな区間は少なくとも5キロ24分で押さないと難しい。

前置きが長くなりましたが、そんなことを考えてスタートラインにつきました。

 

img_9395.jpg

(レースで使用したアスリチューン

 

長くなるので、先に結果を書きます。

9時間23分28秒

男子総合48位

年代別9位

タイムはサブ9は出来ないまでも、当初予測したタイムで走れたし、総合順位も48位と目標通り。ただ年代別順位は3位までの入賞にカスリもしませんでした。

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さてレースを振り返ります。

前夜から激しい雨が降り続けていましたが、予報では徐々に小降りになり昼前には止むとあったので、雨具ではなく透明のビニールを被って走りました。

雨が降ると厳しくなると感じている方が多いでしょうが、私の感覚では上位でゴールするランナーほど、晴れより雨を好む。もちろん薄曇りが一番良いのだけど、晴れて暑くなるなら、雨に打たれた方が楽に走れると考えています。

私もロードであれば雨はさほど気になりません。もちろん冷え対策や、足の肉刺対策などはしてます。

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(アディゼロジャパン復刻版にキャタピラン・ウルプロ巻きで計測チップを装着。ソックスはアールエルメリノウール、ゲイターもアールエル

レースについては5キロごとラップに沿ってその時の状況や気持ちを書いていきます。

【スタート〜10キロ】

24’16
25’04

スタート時間の5時半はまだ暗く、足下には水溜りがあるため、転倒しないように落ち着いて入った。周りは一気にペースアップしたが、私は4’40より上がらないように進んだ。

特に心拍数に注意して160を超えないよう意識しましたが、まだ身体が目覚めてないのか、心拍数はグングン上がってしまうのに、ペースは思うように上がらない。

8時間26分で走ったサロマ湖の序盤は、脚がグイグイ進み、気づくと4’15ペースで走っていたし、ペースが上がらないように気をつけても5キロ23分台で走っていた。

今回はそんな調子は良くないようだ。その時意識したのは焦るとさらに心拍数が上がってしまうので、流れに乗れるまではペースは気にしないで楽に走ることにした。

10キロ通過は49’20。このペースで余裕がないのだから先が思いやられる。

【10〜20キロ】

25’17
25’22

実際に走っている時はキロ5を下回っているが、エイド滞在時間があるのでキロ5を超える。

今回気温は高くないので、必要ないエイドは飛ばした。またエイドでは基本水分補給のみで、たまにそばや汁物、笹団子を少しとった以外はアスリチューンでエネルギー補給をしました。

この区間もペースが上がらず、良いペースで私を抜いていくグループがいると、いったんは付いて行くが、4’50より少し速いぐらいでも心拍数がすぐに上がってしまう。何かがおかしい。

その2に続く

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