ランニング中のスマホ誤作動を防ぐシンプルな方法

ランニング中にスマホが誤作動してメッセージを勝手に友人に送ったり、ロックして使えなくなったという投稿を読むことはありましたが、なんでそんなことが起こるのか疑問はありましたが、特に調べることもしないでいると、私もやってしまいました。

私のは、メッセージを送りまくるという迷惑行為ではなく画面ロックです。

それは、先週開催したウルプロ・オーバーナイトランの時に起きました。

<スポンサーリンク>

今までとは違うルートで海を目指したので、途中で道を間違えないように、ところどころでスマホのマップで確認しながら進みました。

スマホを手に持って走ると腕に力が入りやすいのと、落として破損したくないので、ウェストに巻いたnakedランニングバンドに収納して、信号待ちやコンビニ休憩で取り出して確認しました。

スタートして3時間くらい経った頃スマホを取り出すと「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」と表示されていました。

SNSの投稿で見たことを思い出して、ここで使えなくなるとマズイと思って一旦電源をオフにしました。トラブルに備えて現金は持っているので買い物や帰りの交通費など問題はありませんが、スマホがないと写真は撮れないし、いろいろと不便になります。

また、電源オフにしたのは誤作動で暴走するのを防ぐためと、スマホが熱をおびていたので冷やす目的もありました。(正しいかどうかは分かりません。)

参考までに私のスマホはiPhone 12proです。

そして、こちらのガラスフィルムとケースを使っています。

スマホはある程度使いこなしていますが、メカニズムについてはほぼ知らないので、なぜ画面ロックしたのか分からず、走りながらいろいろ考えました。

コンピューターウィルスによる乗っ取りだったらどうしようか?といったことも浮かび暗澹たる気分になってきました。

その先の休憩で、電源を入れると、まだ「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」と表示されています。

先程から、もう1分どころか1時間は経っているのになんで?と思ったけど、電源オフにしていたからダメなのかと、そのまま1分以上置いてから操作すると無事、パスコード入力画面になり、入力して回復しました。

その後は、同様のことが起こると嫌なので、電源オフにして使う時だけ電源をいれるようにしました。

オーバーナイトランは無事終わって、朝焼けの海岸など綺麗な写真を撮ることができました。

<スポンサーリンク>

自宅に戻ってから、iPhoneの画面ロックについて調べてみると、間違ったパスコードを入れると段階的に使えなくなるようです。

  • 5回間違うと・・・iPhone操作1分間不能
  • 6-10回間違うと・・・iPhone操作15分間不能
  • 11回間違うと・・・iPhone操作不可能(無期限)

11回間違うとiPhoneが全く使用不能になるわけではなく、初期化など復活のやり方はあるようですので、知りたい方は検索してみてください。

通常、パスコードをそんなに間違えることはありませんが、誤タップであれば起こりえることです。

ただ11回パスコードを間違えるまでには最短で80分間かかります。(1分間×5回 + 15分間×5回)

そもそも、誤作動が発生した原因として、気温が高かったことや、汗がタッチパネルについたことなど影響しているかと思っていましたが、その分野に専門的知識のあるウルプロメンバーに聞いたところ、教えていただきました。

温度も、汗も関係ないと思います。ありえるのは、スマホサイドの物理的ボタンをまず押してしまい、画面が起動してしまう。その後で人体に近づくと誤タップしまくりです。ただ、誤タップって、人体に近づかないと起きないので、それさえ防止すれば、物理的ボタンが押されても、誤タップはされません。走っている衝撃、振動で物理ボタンが押されてしまうのは、ケースなどに入れないと防げないかもしれません。

この説明を聞いて今回の原因が分かりました。

iPhone 12proはスリープ(画面オフ)にした状態では、右上の電源ボタンを押さなくても、画面に触れると顔認証が起動します。顔認証できないとパスコード入力画面になります。そこで勝手に番号をタップするわけです。私が見た時は勝手に5回以上誤タップされていたのです。

今回のように所々でスマホを使うなら11回間違えて使用不能になることはありませんが、電源を入れたスマホや携帯電話を必携品(緊急時の連絡ツール)とする大会では起こりえることです。緊急時に使えなくなると命に関わる場合もあるので大会ルールを守りつつこのような事態を避けることが必要になります。

そこで、スリープ状態で、画面をタップしても顔認証が起動する設定を変更できないか、アップルケアで相談しましたが、それは出来ない仕様のようです。

先程のメンバーからのアドバイスはシンプルです。

「ポケットなどに入れる時は、スマホ画面を外側に向ける」

私は、画面破損が怖いから内側に向けていましたが、専門家からすると、誤タップのリスクを考えたら、画面を内側にしてしまうことは絶対しないようです。

そこで画面を外側にしてポケットに入れようとして感じたのは、スマホ画面を見てからポケットにしまう動作は手首を内側に回す「内旋」ですから画面が内側になります。画面を外側に向けてポケットに入れるには、持つ手を変えたり、半回転させるなど1アクション加わるので気を付けないと中々できません。

また、手帳型のような画面を覆うケースなら安全でしょうが、写真を撮る時など邪魔なので、大会などではビニール袋に入れてからしまうなど対処することにして、普段は画面を外側に向けてしまう習慣を付けることにします。

今までスマホ画面の原理など考えたこともなかったので、良いキッカケになりました。

改めて試してみました。

画面を指でスクロールすればもちろん反応しました。

指をつけることなく、ティッシュペーパーで画面をさするようにしてもスクロールしません。

ティッシュペーパー(2枚の厚さ)越しに指でスクロールすると画面は動きました。

2枚重ねのティッシュを3回折りたたんで厚みを持たせてスクロールすると反応しませんでした。ただこの状態でも強く押し付けて擦ると反応しました。

スマホのタッチパネルは静電容量方式という検出方式がとられているようで、これは画面に指で触れる時に発生する微弱な電流の変化をセンサーが感知し位置を把握するようです。

<スポンサーリンク>

今回、いろいろ検索していると、「ゴーストタッチ」という触っていないのに、勝手に画面が動いたり、勝手にアプリが作動するような状態が発生することがあることを知りました。原因は様々ですが、タッチパネルはかなり敏感にできているので、小さな水滴や汚れでも反応してしまうことはあるようです。思い返してみると、雨や汗で濡れたタッチパネルだとうまく反応しないこともありました。

誤作動を防ぐために私がすること

今後オーバーナイトランなどする時に対応しようと思っていることは以下の通りです。

・タッチパネルを身体から離したいので、nakedランニングバンドに入れるのではなく、ザッグの胸ポケットに画面を外側に向けて入れる。ザッグを使わないときは、nakedランニングバンドに入れるが、画面を外側に向ける。

・度々使わないときは、汗や水による故障を防ぐ意味からもビニール袋に入れる。長時間使わないなら電源オフにする。そしてザックの中など身体から遠い場所に入れてします。

・湿度が高い中を走るのでウエアがビッショリになり、手にも汗が着くので、乾いたネックウオーマーなどをビニール袋に入れておき、画面が汚れたら拭き取る。

30年くらい前に携帯電話を初めて手に入れて、それがスマートフォンに変わったのは12、3年前です。それまではそれらがなくても生活していたのに、今では外出時はスマホがないとかなり不便です。そのくらいスマホが必要になったのだから、スマホの誤作動がなぜ起こるのかとか、その対処法など知らないとダメだと改めて感じました。

また、練習会にスマホを落下させることもありますが、最近のケースやガラスフィルムが高性能なので本体に傷を付けずに済んでいます。ガラスフィルムの価格は様々ですが消耗品と考えて高いのは買いません。現在使用しているこちらは3枚入りで2,000円程度なので小さなキズやヒビが入った程度でも躊躇なく交換できます。

(追記1)

豆知識としてメンバーから教えてもらいました。

指で画面を触る時の人体の表面積(1円玉より小さい面積)と、ポケットに入れて、例えば腿に画面が触れる表面積を妄想すると、ポケット内のほうが、はるかに大きな腿という面積(おそらく、スマホの画面全体)で画面を触ることになります。そうすると、静電容量方式のタッチは、ポケット内で結構反応しやすい(電流が流れやすい)はずです。(実験したことないですが、、)原理的には、大面積の”人体”で触るほうが、画面は反応しやすいです。

(追記2)

Facebookに投稿したところ同じことを経験した方から教えていただきました。

同じことを何度か経験しています。iPhoneであれば「手前に傾けてスリープ解除」をOFFにするのも有効だそうです。ご参考まで。

早速やってみましたので画像掲載します。左上→右上→左下→右下の順です。

(追記3)発汗量の多い時は誤作動が多い

上記のような対処をしても、ウエストポーチに入れたり、ザックの胸ポケットに入れても、気づいたらカメラが起動したとか、勝手にメルカリで購入していたなどの誤作動もあるようです。使用しているガラスフィルムの問題なのか、発汗量が多いと上記で書いたゴーストタッチ状態になるのか原因は分かりませんが、対処をすればリスクは減少すると思います。使用条件や使用しているスマホの機種などによっても違うので上記のことは参考程度にしてください。

私は、大量の汗をかく状況で使う時はビニール袋に入れるようにします。それでも誤作動が起こった方もいるようですが、そのあたりは試行錯誤していきます。また情報が入りましたら追記していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA