踵を尻に近づける〜モーションセンサーでフォーム改善を確認できた〜

昨日は午後と夜にウルプロ練習会をしました。

画像は練習会の終盤に撮影した動画のキャプチャです。メンバーのレベルはさまざまですが、目標達成に向けてフォーム改善が進んでいるメンバーは少なくありません。

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蒸し暑くなってきたので、少し設定ペースなど負荷を落としています。

また、明るく足元に凹凸がなく、対向してくる歩行者や自転車のいない競技場で行う練習より、設定ペースを落としているのは言うまでもありません。

メニューは短めのビルドアップ走を2セットしました。速いグループと遅いグループでは1セットの距離やセット数を変えて同じような時間に終わるようにしています。ウルプロシャトルランもそのような視点から考えました。

今回、1.33kmの周回を4周を2セットするグループであれば、最初のペースから、1周ごとにキロ10秒ペースアップして、4周目はフリーにします。

それを基本メニューにして、少し余裕のあるメンバーは3、4周目をフリーにして、余裕ないメンバーは4周目を上げずに3周目のペースから落ちないようにしてもらっています。

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私は5’00/kmペースからスタートするグループで走り、1セット目は4周、2セット目は3周のビルドアップ走をしました。

6’32-6’26-6’13-5’57(ペースは4’55/km→4’28/km)

6’30-6’14-5’45(ペースは4’53/km→4’19/km)

先週金曜日の練習会は左ふくらはぎに痛みがでるのではないか?と多少の不安がありましたが、その時に問題がなかったことで、今回は不安なく走れました。

今回のモーションセンサーの総合スコアと6大項目の数値です。

前回のフォームが青線で掲示されますが、私はウルプロメンバーにも使っているので参考になりませんが、通常は自分の直前の走りが青線で示されます。

また、目指すフォームは赤線で掲示されますが、今回のペースでもその目指すフォームより6角形は大きくなっています。

先週金曜日より、ペースは遅いのに点数が向上しているのだから、月曜日にセルフでフォーム修正を行った効果が早速出ました。

モーションセンサーのスコアは、ペースが速いと高く、遅いと低くなる傾向があります。もちろん力んでスピード出してもスコアは上がりません。

今回、ペースが遅くなったのに、スコアが上がったことには大きな意味があります。

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金曜日のスコアと比較してみます。

こちらは金曜日のスコアです。

総合スコアは81から83と2ポイント上がりました。過去一番良いスコアはキロ3で300m流しをした時の89ですが、今回はキロ5ペースから走り始めましたが、スタート直後が79で、それ以降は80を下回ることなく走りました。

6大項目を比較するとこのようなスコアになりました。

  • 骨盤を軸とした全身の運動 73→77
  • 動きの力強さ 63→66
  • スムーズな重心移動 95→96
  • 左右対称性 95→91
  • 安定した姿勢 93→92
  • 負担の少ない接地 80→87

上2つの項目のスコアが他と比べて低いのは、ペースを抑えて走っていることが影響しています。それぞれのスコアがどのように決まっているかのアルゴリズムを予想するとその辺りが見えてきます。

今回着目したいのは、「負担の少ない接地」です。前回も80点と私にしては高いスコアでしたが、今回は87とさらにアップしました。

走っていて体感的にも、今回は負担が少ないと感じていたので、この点数は高いと予想していましたが、ここまで高いとは思いませんでした。

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シューズはHOKA ロケットXを履きましたが、このシューズはカーボンが入っていますが、その辺りの主張は強くないし、硬すぎないため、今回くらいのペースでも気持ちよく走れます。

また、フラット気味に走っても、ヒールストライク気味に走っても違和感なく走れるシューズだと感じています。逆に強めのフォアフットで走るなら、このシューズを選ばずにアルファフライの方が走りやすいです。

年末に川口のルナークスで購入した3足のうち、HOKAリンコンと、アルトラのシューズはあまり履いてないのと比較して履く機会が多い理由は私の足形に合っているからです。

さて、今回フォームで意識したことは、

足が流れないように、接地したら足(シューズ部)の軌道をコンパクトにして、踵が尻に向かうようにしただけです。

私の場合はこの動きを最初に意識すると、あとはオートマチックに回転してくれます。

詳細項目について5/28と比較してみました。

面白いと思ったのは、「骨盤を軸とした全身運動」が73→77とアップしていますが、詳細項目の3つを見ても数値はほぼ変わっていません。この項目はペースが遅い時に同じ詳細数値であればスコアが上がるアルゴリズムになっているのでしょう。

今回、気持ちよく走れたポイントは、骨盤の回転がペースが遅くなったにも関わらず前回より動いたことです。その結果、接地時のブレーキ「着地衝撃」が減少しました。ブレーキが減ったことで、地面を強く押さなくてもペースが保てるので「蹴り出し加速度」が少なくなったのでしょう。

また横ぶれを示す「左右方向衝撃」も減少しました。

練習会に参加するメンバー一人一人の目標はさまざまですが、その目標を達成するために試行錯誤する過程も含めて楽しんで欲しいです。

昼間開催した午後練のことも、別途紹介しようと思います。

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モーションセンサーはamazonなどネットショップ以外にランニングショップでも購入できます。ルナークスで購入すると分かりやすい資料や使い方のアドバイスなどしていただけるのでオススメです。

ルナークス・ランニング・カンパニー(川口駅近く)

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