歩く時間が長くなった時にしたこと〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜④

装備品を吟味すること〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜③

装備品を吟味すること〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜③ から続く

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ジャーニーラン開催中、首都圏は雨が降り、気温も低かったようですが、深夜の一部時間帯を除き、昨年と変わらない強い日差しと蒸し暑さに苦しめられました。

スタートしてから特に気をつけたのは、水分を摂りすぎないことと、適切な塩分摂取をしていくことです。

第1CPから第2CPの区間距離は27.1kmあり、コンビニは第2CP直前までありません。自販機もほぼありません。いくつかはありますが、前夜スタートした263kmのランナーが通過した後なので、売り切れになっている可能性が極めて高く自販機では買えないと考えてスタートしました。

そのため第1CPで空のソフトフラスクにスポーツドリンクや水を入れてスタートしたので、水分が足りなくなる不安はありませんでした。しかしドリンクは温くなるとマズく、ようやく辿り着いたコンビニは楽園に感じました。

ここで冷たいドリンクを飲み、第2CPがまだ開設してない時間だったので、次のコンビニまで必要なドリンクを購入してから、第2CPに向かうと、主催者の配慮で予定より早い時間に開設していました。そこで通過チェックだけ受けて先に進めばよかったのだけど、そこでも水分補給をしてしまいました。

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その後、わさおに会いに行ったり、慌てて早く進もうとしないで、じっくりCP3を目指すつもりでしたが、CP2を出てから5kmくらいの場所で急に吐き気がして、たくさんの水分を吐いてしまいました。やはりCP2での水分補給は取り過ぎでした。ただ特段体調は悪化せず、そのまま走れる感じでしたが、しばらく歩いて体調を確認しました。原因は低ナトリウム血症気味で軽度な熱中症だったのでしょう。ただこれだけ暑い中を長時間走っているのだから、このような症状が出るのは仕方がなく、大事なことは悪化させないことです。

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十三湖に向かう手前にあるローソンの店舗横の日陰で少し休憩して、そこから第3CPまでは走るつもりでしたが、すっかり歩き癖がついてしまい歩く時間が増えてきました。向かい風が強く走りにくさはありましたが、逆に暑さを和らげてくれるので走れない状況ではありません。

昨年はこの辺りで股擦れが酷くなり、そこから負の連鎖が始まったのを思い出しながら進みました。

昨年はこの区間で足首に痛みが出てしまい無理して走ると故障する可能性が高く、またゴールできないと思ったので、ゴールするために走らず歩き続けることを決め、そこから100km全て歩き続けましたが、今年はそんな悪い状況ではありません。

全行程の半分も来てないのに走れないのは弱すぎるし、歩きばかりだと身体に負担がかかり、本当に走れなくなってしまうので、なんとか走れるようにしようと模索しました。

その時に、まずやったことは、SUUNTO9の区間平均ペースがキロ◯分を超えないように走ったり、歩いたりしました。その上で、ペースは遅くても良いからとにかく1km連続して走ることにしました。

しばらく走って半分くらいきたかと思ってSUUNTO9の距離表示を見ると、まだ300mも走ってないことを知りガッカリしたことも何度もあります。

ただ自分で決めたことだから、とにかく1km走りきりました。そこで200mほど早歩きをしてから、また1km走る。それを繰り返しているうちにCP3に到着しました。

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ここで走り続けることはできなくても、走る時間を増やせたことで、次のチェックポイントまでの27.9kmは気持ちよく走れました。

トラブルで気持ちを切らしてしまうと、ネガティブな思考になり、さらに走れなくなってしまうので、1kmは走り続けると決めて走り切るという小さな成功体験を重ねることで、その悪い流れを断ち切ることができました。

昨年は歩き続けた鰊御殿に向かう道を、今年は夕日を眺めながら走ることができた時、少し進歩した自分を感じることができました。

2019みちのく津軽ジャーニーラン⑤ に続く

昨年のトラブルを繰り返さないために〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜⑤



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