ブレークラインって知ってます?〜OTTクラシック800m+1500m〜

Facebookページには投稿しましたが、5月13日世田谷陸上競技場で開催されたらOTTクラシックに参加しました。

OTTには珍しく800mが開催されたので、いつも走る1500mとともに800mにエントリーしました。

タイムスケジュール的に800mと1500mは時間が近いので800mはしっかり走って、1500mは心身ともに疲れた状態で走る練習です。

OTTは草レース宣言をしているので、非公認レースになります。800mに関しては今まで非公認は走ったことがないけど、どんなレースになるか楽しみでした。

スタートリストを見ると、1組人数が多いので、1レーンに2名入ってのスタートになるんだろうな。なんて思っていました。

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ブレークライン

800mを走ったことがない方や、テレビ中継などで注意深く見ていないと分からないと思いますが、1500mはスタートからオープンなので選手は一斉に内側に入り最短距離を走れるよう位置取りを始めますが、800mはスタートは1レーンに基本1人で、100m過ぎた辺りに引かれたブレークラインまでは自分のレーンを走り、レーンからはみだすと失格です。

1レーンより2レーンの方が外周が長いので、スタートはアウトレーンほど前からのスタートになります。

そのためアウトレーンからのスタートはコーナーのRは緩くスピードに乗りやすいが、周りの選手のスピードが分かりにくい、またインレーンはスタートからのコーナーのRはキツいが、他の選手を視界に入れてスタートすることができます。

外側が有利とされていますが、私は4レーン辺りが好きです。

そしてブレークラインを超えると、そこからはオープンレーンになるので、全選手が一斉にインレーンに入ってきます。この時、私はアウトレーンを走っていたなら、いきなりインレーンに向かうのではなく、そこから100m先辺りのコーナーを目標に直線を取り走っていきます。

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800mレース展開

私は4組目で、目標タイムは全員2分20秒です。ちなみに3組目は2分30秒で、5組目は2分10秒でした。

非公認なのでアルファフライなど履いても良いのですが、雨でタータンが濡れて滑りやすそうなのと、慣れもあるので、いつもマスターズ陸上で履いてるメタスピードLDで走りました。また4組目はほぼスパイクでした。

こんな感じで1レーン2人づつでスタートです。

スタートは加速していくが、50mほどで同じレーンを走る滝口さんが私を抜いてグングンスピードを上げていく。ブレークラインを過ぎると、大半の選手は前にいて結構ハイペースな展開になっていました。

2分20秒だと、だいたい1周目は68秒で2周目が72秒くらいのペースになり、私はそれよりやや速い感覚で走っていたのに200m通過はほぼビリ。

タイム読みが聞こえて200mは33秒と読み上げた直後でした。(先頭は31秒くらい)コーナー辺りから前のペースは落ちるが、300m辺りでも最後尾を走っている。

放送でこんな人数の800mは見たことないって話しているが、こんな感じでした。

ここだと私はまだ見えない。

ここでようやく顔が見える。

私は最後尾ですが、2’20ペーサーの後ろを走ってます。ちなみに目標2’20の組なのです 笑

この辺りで、前が遅れ始めるけどちょっと抜きにくかった記憶があります。終わってから動画を見るとこれだけいたら仕方がないです。200mから400mは後半に向けて力を温存してリズムを作りたい区間ですが、今回はそれができなかった。

400m通過は1分08秒と読み上げた直後。スタートから200mのペースを考えると遅いのにいつもより余裕がない。

後半次第で2分20秒は切れるが、500m辺りからペーサーが少しづつ遠くなる。全体的にペースダウンしている中でペースアップしていくのは難しい。スパートかけるどころか、そこからペースを落とさないのが精一杯でした。

後半400mで何人か前のランナーを抜いたけど、ラストの直前でも上げきれずに目標は未達。

2分21秒3

この大会は200mごとにラップ計測があったが、こんなラップでした。

公認競技だとこのような計測はないので、すごく参考になります。

33.4-35.4-36.2-36.3

ラップを見るとラスト200mを35秒で走れば2分20秒ジャストだったのだから、勿体無いレースでした。

キツいにはキツいけど、いつだって800mはキツい。理由を考えるとラスト力んでしまったような気がするのと、マスターズ陸上だと順位争いのために前を抜くことだけに集中するけど、その辺りの集中が足りなかった気がする。

これでも過去三番目のタイムになりますが、レース前にこのレースで自己ベストを出しちゃうと、公認ベストと非公認ベストを分けなきゃなんないなど面倒だな。なんて思っていたので、良かったのかもしれません。

走ってみて、800mはやっぱり8人程度で走りたいと感じました。1000mなら今回くらいいても問題ないのだけど。

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1500mレース展開

800mの時は雨は気にならなかったのだけど、それから1時間少し経ってからスタートの1500mは雨が強く気温が下がってきました。

800mと同じく、非公認ですが、公認大会の練習としてスパイクで走りました。アルファフライを持ってきましたが路面コンディションからスリップがちょっと怖い。計測ゴムマットが2ヶ所あるので、そこに乗ると滑りそうです。

1500m(非公認)自己ベストは、昨年この大会でアルファフライを履いて出した4’42.8です。今回は800m走った後なので目標タイムを4’50にしてエントリーしました。

感覚的には、キロ3分より遅いスピードだとスパイクよりアルファフライなど厚底カーボンシューズの方が速く走れると思います。1500mなら4分30秒を切れるかどうかが境界線になりそうです。

今回はアルファフライでなくスパイクなのと、800mの疲労が抜けてないので4’50を切れたら満足なレースでしたが全く走れず。

スタートはいつも通り無理ない範囲で加速して入ったので、そのまま300mまで行ったら良かったのだけど、少し緩めたらそこからペースは全く上がらず。大失速はしないだけのレースになりました。レース中は心肺的にもちろんキツいのだけど、データを見ると全く上がってない。

気持ちが入ってなかったのかラスト400m上げようと思ってもたいして上がらない。

次の組で走った知り合いに聞いても心拍数が上がらなかったみたいなので、やはり寒さから身体の動きが悪いだけではなく集中できなかったみたいです。

中距離は時間が短いので集中できないと、そのまま終わってしまいます。

4分55秒6

ラップ

18.2-39.9-38.9-39.3-39.9-40.9-39.9-38.6

58.1-2’16.3-3’37.1-4’55.6

長距離は暑いよりは寒い方がタイムが出しやすいけど、中距離は寒いより暑いくらいの方がタイム出しやすいです。

2週続けて800mと1500mを走ったけど、公認、非公認、それぞれ面白さがあります。

2本目の種目はキツいけど、良い練習になると思ってます。そしてレース間に可能な限りリカバリーしようと試みますが、それも経験になります。

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モーションセンサー

最初の800mはモーションセンサーをつけて走りました。

詳細データを見て、気になる数値がいくつかありました。

  • 上下動 7cm程度・・・ストライドは大きいのにこの数値はOK
  • 骨盤の左右傾き 1°未満・・・普段の練習だと2°くらいなので安定感よく走れた
  • 骨盤の引き上げ 9.9°・・・通常4°を超えたら私的には結構大きいので相当引き上がっている
  • 骨盤の回転 15°程度・・・通常通り
  • 骨盤回転タイミング 16程度・・・私の場合はスピードが上がると大きくなります。

心拍数とスタミナ

こちらは心拍数データとリアルタイムスタミナです。

800m

レース中の最大心拍数172は少し低めです。ラストスパートして前の選手を追いかける展開だともう少し上がります。

1500m

こちらは低すぎです。168は閾値レベルなので1500mではほぼない数値です。それでもキツく感じたのは気温が低かったのと精神的疲労でしょう。

リアルタイムスタミナは昨年のガーミン955では全く使えない機能でしたが、1年以上経ちデータが蓄積されてきたのか、今年購入したガーミン965ではかなり正確なデータになってきました。

これを見ると1500mスタート時にスタミナが回復していないのが分かりますが、まさに感覚通りです。

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2023年の結果(すべてグロスタイム)

今年の参加大会を一覧にしてみましたが、既に20レースに出場しました。今年は4年ぶりにサロマ湖ウルトラが開催されるので、中距離シーズンが中断される期間がありますが、全日本マスターズ陸上選手権での入賞を目標にしつつ、短い距離から長い距離まで過去の自分を超えていきます。

開催日大会名種目タイム備考
1/9ハイテクハーフマラソンハーフ1時間22分53秒PB
2/5別府大分毎日マラソンマラソン2時間59分47秒
2/19青梅マラソン30km2時間11分12秒
2/23M×Kディスタンス(非公認)3000m10分32秒0PB
2/26ふかやシティーハーフマラソン10km39分35秒
3/5東京マラソンマラソン2時間57分39秒PB
3/11神宮外苑ウルトラマラソン12時間走116.561km3位
3/30M×Kディスタンス(公認)1500m4分53秒14
4/2OTTセンゴ(非公認)1500m4分57秒7
4/9M×Kディスタンス(非公認)1500m4分48秒5
4/9M×Kディスタンス(非公認)5000m18分47秒0
4/16パワーブリーズカップ(非公認)1000m3分01秒2
4/16パワーブリーズカップ(非公認)3000m10分49秒5
4/30M×Kディスタンス(公認)1500m4分51秒08
5/5埼玉マスターズ陸上記録会(公認)800m2分20秒78PB
5/5埼玉マスターズ陸上記録会(公認)100m14秒23PBタイ
5/5埼玉マスターズ陸上記録会(公認)1500m4分55秒23
5/5埼玉マスターズ陸上記録会(公認)100m14秒05PB
5/13OTTクラシック(非公認)800m2分21秒3
5/13OTTクラシック(非公認)1500m4分55秒6

2022年の記録はこちら

また翌日に21km走をしましたが、その理由などについて書きました。

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