小川壮太さんのエクストリームシリーズ報告会に行ってきました。①から続く
それは生への強い執着がなしえる凄まじく集中した状態だったと思います。大袈裟にいうなら身体の細胞一つ一つが生き残るために必死に活動している。
小川壮太さんはレース中の危険な箇所では常にそのような集中した状態なのでしょう。
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また、普段の練習に関して、プロランナーになったことで、教員をしていた時より、練習する時間を確保できなくなったと話しています。ただし長い距離、長い時間を走れば良いものではなく工夫次第だと話していました。
このあたりは、私が毎週書いている
週2時間、週25キロで目標達成する練習
に通じる話だと思います。
例えば長い時間走れないときは、まず全力で走ることでヘロヘロの状態を作り出してから本練習のロングジョグをしたりして高負荷な状態を作り出す努力をしていると話していました。
また、参加者から補給についての質問があり、こう答えていました。
もともとは、本に書いてあるような一般的な情報を鵜呑みにしていたが、何度も失敗をして、今ではそれは本当に自分に合うのか?を考え試すようになったと話していました。
なぜ必要かを考える。何となく続けてることは止めた方が良いかも。
で書きましたが、本当にそれは必要なのか?自分に合っているのか?を考えて試すことは大事です。実際は効果があることでも、止めることで、効果を感じることもある。と私も考えているので、壮太さんの話は腑に落ちました。
また、この方は、何度も失敗しているな〜。と思いました。だからこそ伝えることができるのです。
人間失敗して苦労することで、たくさんのことに気付いたり、感じたり、身につけたりするチャンスがもらえると思ってます。それを生かすも殺すも本人次第ですが、小川壮太さんは、それを生かしてきたのでしょう。
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補給に関しては、レース前にグリセリンローディングをすることで、保水力が高まり、また胃が揺れなくなったと話していました。
おそらくスカイランナーの多くが使っているスマッシュウォーターを使っているのでしょう。
私も最近使いはじめましたが、もう少し使ったらその使用感や適している場面など感じていることを記事にしようと思います。
また、小川壮太さんは、
『レース中の補給に関して、ガツンと効くやつと、繋ぎを使い分けるようになった。』
と話していました。
ガツンと効かせたい時はパワージェル。
そして、繋ぎではアスリチューンを使っている。と話していました。
そして、レース中に塩分サプリをとるのをやめたとのこと。理由は、そもそもパワージェルに大量の塩分が入っているから塩分サプリを取ることで、塩分過剰になり、それが原因で気持ち悪くなっていたようです。
しばらく、パワージェルは使っていないので、パッケージを見て驚きました。
なんとナトリウムが200mgも入っているのです。(画像参照)
参考までに最近人気のある下記3銘柄のナトリウム量を調べたら以下の通りでした。
Mag-on ウメやグレープフルーツ 55mg
メダリストジェル アップル 81.9mg
アスリチューン ポケットエナジー 61.1mg(画像参照)
2倍どころか4倍近いナトリウムが入っているのです。
ナトリウムの必要量は暑さなどによる発汗量や、体質や体重などにもよりますが、取る必要がないものを止めれば摂取の手間も省けるのです。
もちろん塩分タブレットを併用しないと足りない方もいるでしょう。
だから、それは本当に自分に合うのか?を考え試す必要があるのです。
塩分補給の必要性については下記にまとめていますが、摂りすぎると間違いなく気持ち悪くなります。
『喉が乾く前に水を飲め』は危ない 〜運動関連低ナトリウム血症にご注意を〜
エナジージェルに関しても、使い分けが有効な場面は多々あります。実際に使い分けをしている方もいるでしょう。
ベースはカフェインの入っていないアスリチューン ポケットエナジーなどのジェルを使い、終盤にカフェイン入りのジェルを使う方は結構います。カフェインは胃に負担をかけるので飲み過ぎることなく、ここ一番で使った方がいいです。また気分を変えるために、味をいろいろ変えてみるとか、自分に合うパターンを見つけたら良いと思います。
答えはひとつではないのです。
そして、答えを見つけるのはあなた自身です。
40歳でマラソンにチャレンジした頃はランニング仲間なんてほとんどいませんでしたが、今回、一人で参加しましたが、会場に行けばたくさんの知り合いの方とお会い出来るようになりました。
素晴らしい出会いにも感謝です。
主催者の方、お世話になりました。
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