この画像はチャレンジ富士五湖71kmを完走して中2日の午後練に参加したM.Wさんです。
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フルマラソンベストタイムが4時間49分台でウルトラ走って3日後のランナーのフォームには見えないでしょう。
腰が高く、シューズを見ればここから接地になるのが分かりますが、真下で接地出来るように上体が追いついていくのがよく分かります。体重移動がスムーズになりました。
1月に入会した当時のフォームはこんな感じでした。
膝からではなく、爪先から前に出すイメージが強く、またシューズ部分が地面スレスレを通るので、爪先が地面に引っかからないように足首に力をいれて持ち上げています。これではスネが痛くなります。
また接地は上体の前方になり、ブレーキがかかるので、沈み込みます。この沈み込んだ状態から上の画像のように脹脛を使って身体を持ち上げるのだから脹脛にも負担がかかるフォームでした。
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そのM.Wさんがウルトラプロジェクトに入ったキッカケは11月28日開催のウルトラセミナー 〜チャレンジ富士五湖セミナー〜 に参加したことです。
チャレンジ富士五湖71kmにエントリーしたけど、完走は難しいとランニング仲間に言われ、なんとか完走したいとセミナーに申し込んだのです。
申込書に書かれたフルマラソンのタイムは4時間57分56秒でした。100kmだと厳しいけど、制限時間11時間の71kmなら上手に走れば大丈夫と話したのを記憶してます。
(ランナーズアップデートの画面コピーです。)
そのM.Wさんが制限時間に1時間以上残した9時間38分27秒でゴールしたのです。
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まだまだ余裕を残して競技場に入ってきました。
膝を前に出すことで、膝下に力が入ってないのが分かると思います。また腰の位置も高く保たれています。
フォームが変わり楽になったことをこう話しています。
フォームが変わる前に走った、南伊豆75と比べると、ゴール時点の疲労感が全く違いました。標高差がかなり違うので簡単には比べられませんが、富士五湖の時は、ゴール後ステラシアターまでもう一往復してこいと言われれば出来るなと思いました。
足の裏の疲労感(痛み)が全くなかったのもよかったです。
坂道など意図的に歩きましたが、それ以外はあまり「つい歩いてしまう」という状況にはなりませんでした。脚が運べている感覚があったので、精神的にも進んでいる実感があって楽でした。
翌日、筋肉痛で動けないということもなく(南伊豆の時は、手すりをつかんでも階段を降りるのに苦労しました)。ラストの下りは1.1キロで5’31″、その前の激坂を含む10キロは1時間21分で、その前のラップがトイレや大エイドを除くと大体1時間25分から6分程度なので、ペースが上がったと言えると思います。自分でも、まだまだ脚が残ってる感覚があって、負担が少ない走り方をしたのかなと思いました。
ゴール後に、南伊豆では「これじゃ100は無理だわ!」と思いましたが、今回は「(関門の問題はあれど)次は100だな!」と思いました。体が楽だったんだと思います。
かなり気持ちよく走れたようです。
60-70kmはダラダラ登りからの、139号線の長い信号待ち、最後の3.8キロの上り坂など、大半のランナーはペースダウンする10kmですが、そこでペースアップできたのだから素晴らしいです。
また、M.Wさんも、スマッシューウォーターを使用しました。
3日前から、水700mlに1包を溶かして摂取。
当日はショットワン(未発売)をレース中に3本とりました。
効果は以下の4点でした。
・結局1度しかトイレに行かないで済んだこと(キューピーエイドにて)。
・周りが暑い暑いと言う中、体温の上昇を全く感じなかったこと。
・普段は、汗が背中を伝う感覚がありますが、それもなく発汗が少なく感じたこと。
・脚が疲れても痙攣を起こしそうな感覚にはならなかったことです。
今回M.Wさんにとって思い通りのレースになりましたが、効率良いフォームとともに、効率よく走るためのレースマネジメントや、アイテムの重要性を実感できたレースになったと思います。
入会時の目標はサブ4.5でしたが、秋にはもっと上が狙えると思います。応援してます。