極寒の2013年チャレンジ富士五湖を思い出して装備を考える②

 

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さらにレース翌々日の2013年4月23日に、私はどのような装備で走ったが、このような装備だったらもっとパフォーマンスを発揮できたかを振り返っています。雪が降るような寒さのレースではどのような装備で走れば良いのかを投稿しています。

二日前のこの時間は極寒の富士五湖を走っていました。これは非日常の出来事。ただ今日は昨日と同じく通勤電車に揺られています。昨日から日常なんです。普通に出勤して普通に仕事して普通に食事して普通に帰宅する。周りの誰もが極寒の富士五湖100キロを走ったことなんて知らない。しかし本当に走ったのだろうか?なんか富士五湖走ったのが夢の出来事のように感じます。

そんな風に感じるのも心身のダメージが少ないからでしょう。

今回のアイテム等にも反省はありますが 助けられたこともあります。

 

このように平穏だが多忙な日常生活に戻った時に、生命に危機が及ぶかもしれないようなレースを走っていたことが、夢の出来事のように感じることは多々あります。

参考までに今回のアイテムを上から下まですべて書きます。

・ネックウォーマー

→頭に巻いて耳を保護した。

・サングラス(イエローレンズ)

→雨粒で視界が悪くなってしまったのでほとんど使わなかった。

・ネックウォーマー

→首に巻いて冷気を遮断した。

・ファイントラックアンダーシャツ

→Tシャツの下に着た。地肌に濡れたTシャツが貼り付くことはなかったが、これを着てなかったら大変だったと思う。

・普通のランニング用Tシャツ

・アームカバー

→保温タイプを使いました。

・普通の手袋

→防水タイプでないので雨に濡れて指先が悴む原因となってしまったので30キロくらいで外した。

・撥水フードジャケット

→2000円台とは思えない撥水性能だった。しかも軽い。ただSサイズでもランニングに使うには少し大きい。大きいと感じた方はレディースサイズがいいかも。

・ユニクロのボクサーパンツ

→普段から愛用してますが、熱さにも強いし、今回のような雨の時にもいいです。擦れにくくしかも安い。

・ハーフタイツ

→下ろしやすいのでトイレでは楽でした。

・ショートパンツ

→悴んだ指先でフックボタンが止められず苦労しました。。。

・R×Lsocksのカーフ

→前から気になっていたのだけど練習で使ってないので本番では使う気なかったのだけど、脹ら脛の張りが抜けないから前日の朝から夕方までつけて移動しました。そしたら脚が調子よくなったのでレースでも使いました。私がぶっつけ本番で新しいアイテムを使うのは極めて珍しいことです。結論から書くと締め付けがキツイと最初感じたけど気持ちよいテンションです。レース翌日の昨日に普通に生活出来たのもこのカーフのおかげだと思います。

・R×Lsocksメリノウールソックス

今回の完走の立役者はこのソックスです。72キロで上位に入った友達も私のブログを読んで前々日に購入しレースで使い、助けられたと言ってます。

何が素晴らしいかと言うとスタート直後は雪融けの冷たい水が道路を川のように流れてる中を走りました。出来るだけシューズを濡らさないように走りましたが何回もグチャって足首まで浸かりました。

普通のソックスなら濡れて足の末端神経から身体を冷やすとともに靴擦れを引き起こしたりします。何より気持ちが悪いです。

このソックスは足を冷水に突っ込んでしまった!!って思った時でも、直後に少し冷たいって思うけど身体を冷やすほどではありませんでした。お世辞抜きに走ってる時に大きなストレスを感じることはなかったです。

昔は指の間に血豆が必ず出来たし爪も死にました。足裏に豆が出来たこともあります。今回は足の皮膚にはダメージはまったくありません。あの雨の中を100キロ走って何もダメージがないって凄いことだと思います。

・アディゼロ匠ren

→通気性の良い素材なので水捌けもよいような??このくらいの計量シューズでゴアテックスは難しいと思うけどあったら欲しいです。しかし川のような道路を走る時は可能な限り接地時間を短くするように気を付けました。

書いてて思うけど、撥水フードジャケットはともかく、基本少し涼しい時のウェアです。とても今回の極寒の富士五湖を走るウェアではなかったです。大きなダメージがなく完走出来たのはラッキーだったと思います。

実際前夜に雪が降り始めた時はもう少ししっかりした装備も考えました。持参してるので着ようと思えば着ることはできました。

参考までにどうしようと思ったのかを書きます。

違うとこだけ書きます。

上着は下から

ファイントラック→【保温ロングスリーブ】→Tシャツ→【ノースフェイスアクティブシェル】。

手袋はフリース素材にキッチン手袋

ボトムは下は

ユニクロパンツ→【保温ロングタイツ】→ショートパンツ→【mont-bell超軽量防水パンツ】

これだったらもっと楽に走れたと思います。

 

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当時、どうすれば良いか書いていますが、今だったらどうすれば良いかを書いてみます。あまり変わりないかもしれませんが、このような感じで走ります。

【上半身はアンダーから】

ファイントラックアンダーウエア

保温ロングスリーブシャツ

終日気温が上がらない予報であれば保温性の高いロングスリーブは必要です。メリノウール素材などがオススメです。

Tシャツ

これはチームシャツなどです。

(インナーダウン)ジャケット・ベスト

インナーダウンを着て走るというと驚くかもしれませんが、保温性を高めるというのが寒いレースで最大のレースマネジメントです。仮に暖かくなれば荷物預けエイドやドロップバッグで置いていけば良いでしょう。非常に小さくなるダウンジャケットやダウンベストであればウエストポーチにいれておくだけでも安心です。

軽量防水ジャケット

身体が雨で濡れると体温を奪われますから、ゴアテックスなどのレインウエアも必要です。

ネックウォーマーや温かい帽子

手袋はフリース素材にキッチンビニール手袋

指先が冷えると気力が萎えてきます。重たいグローブはストレスになりますので軽量で暖かい防水・防寒グロープか、防寒グローブの上にをキッチンビニール手袋を重ねて雨に濡れないようにしたら快適です。

【下半身はアンダーから】

インナー

保温ロングタイツ

サポートタイツでなくても構いません。

(ショートパンツ)

防水パンツをレース中に脱ぐ可能性があるので収容部分のあるショートパンツを履きます。

軽量防水パンツ

身体が雨で濡れると体温を奪われますから、ゴアテックスなどのレインパンツも必要です。重たいのはストレスになりますが、軽量のモノもたくさんありますので、ストレスのないものを選んでください。

ソックスは五本指メリノウールソックス

このようになると思います。

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今回はウエアリングについて書いていますが、身体を温めるための保温クリームや、体内から温めるサプリメント、エイドで暖かいものがあれば手にする。など積み重ねも大事です。

また、そのレース直後にリタイアについて書いた記事を見つけました。今でも考え方は変わっていないので、少し加筆して投稿します。



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