久々にランナーズを購入しました。今月号には1歳刻みの年齢別全国ランキング(以下 別冊付録)が付録として掲載されているのです。
これは、同級生ランナーの中で自分はどのくらいに位置しているのかを客観的に知る良い指標だと思います。
サブ4したら◯位に上がる。サブ3したら100位に入れるなど、目標がより具体的になってきます。また、頑張ってもタイムが落ちてくる年代になった時に、タイムが落ちるのは仕方がないけど、順位は上げていきたい。と、この企画をモチベーションにしているランナーもいるでしょう。
その冊子には100位までの名前とタイムなどランキングだけではなく、大会ごとの完走率やさまざまなタイム指標など掲載されているので、資料としてもかなり使えます。
<スポンサーリンク>
さて、男子のサブ3は上位3%と言われてますが、以前皇居ランナーを対象にアンケートをとったところ、私のこのページの読者はかなり速いランナーが多いことが分かりました。
なんと21.1%だったのです。n数も166件ですからそこそこの統計値です。
そしてサブ3.5まで含めると約半分になります。かなりハイレベルな方々に読んでいただいていることは嬉しいし励みになります。
<スポンサーリンク>
別冊付録に話を戻します。
日本の平均的なランナー像を掴もうと統計値をいくつかの視点から捉えてみて感じたことはいくつかありますが、ふとあることが脳裏に浮かびました。
フルマラソン完走者って意外と少ない。
ということです。
毎年完走者数は増加しているし、街中でジョギングする人を見かけることは増えたけど、フルマラソンまで走るランナーって意外と少ないのです。
そのために少し面倒でしたが、調べてみました。
別冊付録の年齢ごとの完走者数と日本全体の年齢別人口と比較したのです。
分子は別冊付録の数値で、分母は総務省統計局の数値を使いました。あいにく平成29年10月の統計資料が見つからなかったので、1年前の平成28年10月の人口推計を使い、その年齢を1歳上げて比較しました。
平成28年10月に50歳だった人の大半は、平成29年10月には51歳になっています。もちろんその1年間に亡くなってしまった方や、国外に出てしまった流出人口や、逆に国内に入ってきた流入人口もありますが、それは高齢者層でなければ無視できる数値でしょう。
<スポンサーリンク>
まず私が調べた数値を見る前に想像してみてください。
あなたの年齢・性別で1,000人あたり、この1年間で何人の方がフルマラソンを完走しているでしょうか?
ウルプロの練習会で聞いたところ、男性メンバーは「私の周りには多いけど、実際は5%(50人)くらいですか?」と答え、女性メンバーは「意外と少なく、3%(30人)くらいだと思います。」
調べた数値はこちらです。その2に続く