水分補給より意識すべきこと


この画像は野辺山ウルトラマラソン(71キロ)のゴール手前で一人に抜かれ入賞を逃す総合7位でフィニッシュした時のものです。

近日ご紹介する記事は、特にウルトラマラソンやトレイルを走るランナーには認識して欲しいと思うことです。

水分補給より大事なこと。

って少し大袈裟ですが、意識しないと出来ないことで、ミスるとレースが終わることです。

もちろん水分補給も大事ですが、エイドがあるレースなら水分補給が足りないケースは少ない。稀にエイドの間隔が広くソフトフラスクなど持参した方が良いレースはありますが。。

何が大事か?

エネルギー補給は大事ですが、私の記事を読んでる方は、この辺りは当たり前のように分かっていると思います。

今回、皆さんに認識して欲しいのは塩分補給です。特に発汗量の多い時期には必須です。

その辺りについて飲料メーカーなどのサイトで触れてる記事もありますが、その内容は日常生活や、フルマラソンまでの短い時間で終わるモノを対象に書いてあるように思えます。

現在作成中なので、完成後に一気に読んで欲しいのですが、今回なぜこの記事を作ろうと思ったかを紹介します。

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それは、7月開催のおんたけウルトラマラソンを走った時に、序盤から低ナトリウム血症の状態になり、走れなくなり終盤まで耐えるレースになりました。状態が悪くなってからは無理に走らず、塩分補給をしながら復活を信じて先に進んだので、70キロくらいからは徐々に走れるようになり13時間ちょいでゴール出来ました。

そのレース序盤に、頭が少しボーとしていたのかもしれませんが、なんだかどこがで同じような光景をみたような気がしました。


おんたけウルトラは、夢に出るくらい同じような光景が何回も何回も現れてきますが、そういう話ではないのです。

何が見えたらかというと、おんたけで苦しんだ時に、スパルタスロンの光景が重なって見えてきたのです。

実際は全く違う光景なのに、なぜスパルタスロンの光景が浮かんだのが不思議でした。

スパルタスロンで学んだことで書きましたが、様々なトラブルがこれでもかというくらい襲ってきて、始めてゴールまで辿り着けないレースになりました。

その時の脱水症状の原因は、塩分補給の対策をとっていたから、塩分が足りなかったのではなく、塩分取り過ぎで気持ち悪くなったのだと考えていましたが、やはり塩分が足りなかったのだと今は思ってます。

塩分補給をとる対策をしていたようで、実際はゲイターなども真っ白になるくらい塩を吹いていたのだから、全く足りていなかったのでしょう。

それを思い出して、塩分が足りていないと、塩分補給を始めたのです。その結果、おんたけは結果的には大撃沈というほどのタイムではなくゴールしましたが、スパルタスロンや、その他、過去苦しい展開となったレースを思い浮かべると共通点が見えてきました。

それは、エイドにスポーツドリンクがなかったことです。

スパルタスロンのエイドは水やコーラ、ジュースなどでスポーツドリンクはあまりなかった。おんたけは水のみ。

100キロウルトラマラソンなどで、水は飲まずにスポーツドリンク中心に飲んだ時には、低ナトリウム血症による脱水にはならずに走れています。

今月の北海道マラソンも、厳しい暑さになるでしょう。また、9月からはUTMFや、信越五岳、上州武尊などなどウルトラトレイル、そして四万十川などウルトラマラソンが始まります。

それらの参加者が少しでも参考になるように、なぜそのような状態になるかだけではなく、対処方法などを記事にまとめます。

もちろん私の経験だけで作るつもりはありません。医療関係者のアドバイスを受けつつ作成します。

公開は来週以降になりますがお待ちください。

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スパルタスロンで学んだことは、リタイア直後の記憶が鮮明な頃から書き始めました。初めてのリタイアであったし、自分の走りが全くできないまま終わった悔しいレースでした。終わったことは忘れて次頑張ろうって思う方もいるでしょうが、私はリタイアしたことを無駄にしたくなかったのです。完走できなかったのは、完走する力がなかっただけです。トラブルがなければ完走できたなんて言い訳をするつもりはまったくなく、トラブルに対処できなかったことだけなのです。

ただ、どのような現象が起こったのか?そのトラブルがなぜ発生したか?どのようにすれば良かったのか?などを考えることで経験になります。それは自分だけではなく、この記事を読んだランナーの経験にもなると考えたのです。

おんたけウルトラの塩分補給対策は不十分であり、過去の経験を生かしていないのは明白ですが、トラブル対応に関してはスパルタスロン後に悔しい気持ちを抑えつつ記事を書いたことで脳裏に焼きついたのだと思います。

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