男性のsub3は3.1%だが、50代は1.2%

先日発売した月間ランナーズ別冊付録の全日本マラソンランキングは各年齢の100位までの名前やタイムが掲載されていますが、101位以降であってもwebで自分の順位を確認できます。

□全日本マラソンランキング

発表日からしばらくは、私のFacebook画面は友人の投稿で溢れかえりましたが、そのくらいランナーにとって興味ある話題なのです。

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私は昨年51歳で初めて100位にランクインしましたが、今年はタイムが少し伸びたこともあり82位にアップしました。

52歳の1位、2位は2時間35分以内の福岡国際ランナーなので圧倒的な差がありますが、毎年少しづつでもタイムを伸ばしていきたいと思います。

さて、この別冊付録には全体像が見える資料が掲載されており、その数値をもとに再集計してみました。

こちらは男子の年代別sub3率です。

男子のsub3は3%前後と言われ、今回の結果は3.1%ですから、ヴェイパーフライ4%などカーボンプレート入りのシューズに話題が集まった1年でしたが、この結果を見る限り、メリットを享受した人はいるにしても、全体にはさほど大きな影響は与えていないと言えるでしょう。

今回この集計をして感じたのは、やはり年をとるごとにsub3は厳しくなるということです。

20代ではフルマラソン完走者の5.2%もsub3ランナーがいるのに、50代は1.2%と20代の達成率より▲77%も減少しているのです。さらに60代以上では0.1%と1,000人に1人しかいないのです。

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次に、1歳きざみでsub3率を折れ線グラフにしてみました。

多少デコボコはありますが、60歳にかけて右下がりで落ち続けています。

1歳刻みで見ていくと、sub3率は40代後半から3%を下回るようになり、50歳を過ぎると2%程度になり、50代中盤で1%になります。このように年齢とともにsub3のハードルは高くなることは数値が示しています。

ただ、50歳になってからsub3ランナーを目指すのは無理かと言えばそんなことはありません。ウルプロにもランニング歴10年ほどのメンバーが50歳になって初めてsub3したケースはありますし、知り合いのランナーにも50歳を超えてから自己ベストを出す方は少なくありません。

ただ、ランニング歴が短いランナーを除けば、毎年同じことをしていれば、加齢とともにほとんどのランナーはタイムはジリジリと落としていくでしょう。

加齢に負けずにタイムを伸ばしていくためには、毎年同じことをしていてはダメだということです。

さまざなアプローチがあるので、一つ一つ試して行ったら良いと思います。

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私自身、現在53歳ですが、この1年間で5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンで自己ベストを出しました。1年少し前ですが1500mの自己ベストも出しましたし、過去最長距離のウルトラマラソンも完走しました。

それは、自分の強みや弱みなどを考えて、何をしたらよくなるかを考え実行しているからです。

今でも様々な点で改善の余地はあるし、現時点試してないこともたくさんあります。まだまだ伸びる余地はたっぷり残っているのです。

ただ、そのいわゆる、「伸びしろ」の中で、当面というか、ずっと使いたくないと思うのが、走行距離や練習時間を増やすことです。

短期的には大きな効果があると思いますが、故障リスクの増大だけではなく、それで出した自己ベストを更新するには、さらに練習時間を増やさねばならないという状況になると感じてます。

今年フルマラソンで自己ベストを出した直前3ヶ月の月間走行距離は200km程度ですが、この練習量のままで、いかに走力を上げていくかを当面は追求していきます。

今の私は練習時間を作りやすい環境にありますが、同世代のビジネスマンが捻出可能な時間に効率よく練習することを意識しています。

こちらは3月にフルマラソンで自己ベストを出した時に書いた記事です。

今回の自己ベストは神宮外苑24時間走のラスト30分から始まった。前編〜50代・7年4ヶ月ぶりの自己ベスト①〜



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