コロナ禍でも自己ベスト⑨〜力任せの走りからの脱却〜

前話で紹介したHさんに続き、今回は50代後半になっても成長を続けているHさんを紹介します。

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Hさん(50代男性)

□コロナ禍以前のPBと現在のタイム

5000m 23分15秒(2019年1月) → 22分39秒(2020年10月) 

過去のタイム推移

2018年 7月 24’45(ウルプロ 入会時)
2018年12月 23’40
2019年 1月 23’15
2020年 6月 22’56
2020年 7月 22’41
2020年10月 22’39

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□自己ベストが出た理由

・昨年1月に転倒し怪我をしてから、10月末に大腿筋膜張筋痛が発症するまで、故障が続いていたため、故障が癒えた今年2月末から、身体のブレを抑えるフォームを模索し、力任せに走るフォームからの脱却を計っています。
・上記故障対策のなかで、ランニングに必要な筋力と体幹の強化を取り組んでおり、そのタイミングでウルプロOTSが始まり習慣化できました。夕食の時間と重なるためOTSには参加できませんが、自主的にトレーニング&ストレッチを継続しています。開催日にはOTSの画像がアップされるので、それを見るとサボれなくなりました。
・フォームは、足を付く位置を身体の下として、踵をお尻方向に引きつけることを意識した結果、上体の力みが減ってスピードに乗れるようになった印象があります。
・夏のウルプロ練習会はタイムトライアルやインターバルといった従来あまり取り組まなかったメニューが増えた結果、スピードへの心理的な抵抗感がなくなりました。

□分岐点になったこと

4/15のウルプロ・オンラインレッスンで、自分の動画を見て、踵をお尻方向に向ける時に、膝より下を脱力するようにアドバイスをいただいた結果、足の引き上げが軽くなった印象があります。室内でiPhone経由のレッスンでしたが、力を入れずとも足が上がることに驚きました。 その気付きが、力任せの走りから、フォームをより意識できるようになって、同時に体のブレも抑えられたようです。 結果として故障対策にもつながっていると思います。

□自分にとって自己ベストとは?

5000mの記録更新は、フォームの改善や体幹強化が成果につながっていると体感できるバロメーターになっています。 特に、スピードに乗れてないな〜と思っていてもタイムが早くなっていて驚くことがあります。 力まないフォームを少しでも意識せずに実践できるようにして、フルマラソンやウルトラマラソンのPB更新につなげたいと思います。

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Hさんは、筋力があるランナーですが、昨年まで故障しがちであった理由は、その筋力に頼った走りをしていたからです。そこに気づいてからは徐々にフォームも変わってきました。そしてスピードもついてきました。さらに身体への負担も小さくなってきたようです。Hさんはウルトラマラソンも走りますが、筋肉や関節などに負担がかからないフォームに変わってきたのだから今後楽しみです。

また、力の入っているランナーに「力を抜いて」といった漠然としたアドバイスでは走りは変わりません。本人は力を抜いているつもりなのです。そこの伝え方を工夫して本人が気づくようにするのがコーチの役割だと思っています。

ウルプロには50代、60代で自己ベスト更新するメンバーは少なくありません。またタイムより、痛みなく長い距離を走りたいとか、10年後も元気で走りたいと入会するメンバーもいます。様々なレベルのメンバーがいますが、それぞれの目標に向けてお手伝いができるようアドバイスしてます。

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