安曇樹香 ニュージーランドに住んで思うこと

私のページでも何度か活躍を紹介している安曇樹香(アスリチューン・アグレッシブデザイン サポートアスリート)は、男子の強豪選手にも先着するウルトラランナーであり、トライアスリートです。

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印象深いのは、2019年3月に開催された茨城100k(100.9km)は北浦の周りを走るコースのため台風のような季節風が吹く中で開催されました。それも前半はほぼ風はなく、先頭が折り返した頃から逆風が強くなるというタイムを狙いにくいレースでした。

私も参加しましたが、後半はずっと強い向かい風に苦しみ、自己ベストより1時間以上遅い9時間33分39秒でフィニッシュしました。その状況の中で、安曇は距離が100.9kmと少し長いので100km自己ベストには届きませんでしたが、7時間49分24秒という男子含めて7人しかいないサブ8でフィニッシュしました。

その時のことはこちらに書きましたが、安曇の内面の強さなどお伝えできたと思っています。逆境になればなるほど、その困難を力に変えることができる選手なのです。

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そして安曇は、自らの活躍の場を広げるために、安定した仕事を辞めて、ニュージーランドに移り住み、新たな生活を始めましたが、少しして世界はコロナ禍となり現在に至っています。

その中で、モチベーションとトレーニングを落とすことなく、一人100kmを走り自己ベスト更新したり、100kmトレイルレースで序盤に酷い転倒をしつつも10時間11分で優勝しています。

その安曇は、先月参加予定だった200kmのトレランレースに向けてトレーニングを重ねましたが、ロックダウンになってしまい中止になりました。その大会でトレーニングの成果は発揮できませんでしたが、安曇がどのような練習をしたのか聞いてみました。

200kmトレランに向けた練習

大体一日30kmくらい。特に補強などはしていませんが、オークランドは起伏に富んでいるので日々鍛えられています。週末は森へ行ったり、海外沿いをのんびりロングランしたり。不整地を走ることが多いです。
今回のレースの難しいところは、開催場所が標高2000mであること。そして季節は冬。南島は寒く、年によっては雪が降ったり夜間には氷点下10度まで下がったりすると聞いていたので、起こりうる状況を考え、事前に対策できること(寒さ対策など)はしっかり準備しておこうと思いました。
またナイトランがあまり得意ではないので、夜間練習を取り入れて走り方や補給のタイミングなどを考えました。
ロックダウンのため大会は延期になってしまいましたが今できることに集中し、次に向けてまた頑張りたいと思います。 

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また、アスリートとしてニュージーランドで生活して良かったこと、キツイことなど聞いてみました。

大自然の中を走れること。Regional parkもたくさんあるので毎日緑に囲まれた中を走っています。まだまだ走ったことのないトレランコースが沢山あるのでこれからが楽しみです。
アウトドアを思い切り楽しむニュージーランドのスポーツ文化に触れられたこと。早朝から仕事終わりの夕方まで、沢山の人がランニングやサイクリング、オーシャンスイムを楽しんでいます。週末にはいろいろなランニングイベントがあり、当日でも気軽にエントリーできるのがうれしいです。

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コロナ下でのトレーニングについて聞いてみると

ニュージーランドの規制は迅速かつ厳しいです。ロックダウンの中では思い立って少し遠くの森へ行ったりすることもできません。散歩やエクササイズは認められていますが、必ずバブルの中で、人との距離は2m以上空けなくてはいけません。定期的に更新されるコロナのLocations of interestをチェックしたり、ランニング中もContact tracingを使ったり..。この一年でそうした小さな行動が日常の当たり前になっていると感じます。一人ひとりがルールを守っているからこそ安心できる日々が保たれていると思います。

ニュージーランドに行って間もないタイミングで、コロナが拡大してしまったことについて質問すると、このように答えてくれました。

スポーツのことから、日常生活のことまで、日本の様子も俯瞰して見られるようになりました。あのタイミングで海外へ来られてよかったです。

今回の質問への回答にもありますが、自分にコントロールできないことを不安に思ったり、それを言い訳にすることなく、自分の目標に向けて何が必要なのか?何ができるのか?を考え、さらに出来ることの中に楽しみを見つけていく安曇の姿が目に浮かびます。

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最後に、アグレッシブデザインの製品について聞いてみました。

冬でも紫外線が強いので日焼け止め(ファイター)は必需品です。特にアグレッシブデザインの製品の中で重宝しているのはスキンケアクリーム「ウルス」です。疲労回復効果もあるのでふくらはぎなどランニングで疲れた箇所によく使っています。また、コンパクトで持ち運びしやすいのも気に入っています。

2017年IAU24時間走世界選手権やスパルタスロンなどで優勝している、石川佳彦選手も「ウルス」で同じような使い方をしています。私自身も使っていますが、張りが強い部位に使うと結構違いを感じます。本来顔を中心とした美容液として販売している商品ですが、ウルプロの女性メンバーが以前使用した時の感想はこちらです。

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