弘前のランナーとの交流〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜⑦

効率よく進むフォームは故障しにくいフォーム〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜⑥

効率よく進むフォームは故障しにくいフォーム〜2019みちのく津軽ジャーニーラン〜⑥ から続く

<スポンサーリンク>


昨年の完走記にこんな一文がありました。

CP7の金木町観光物産館は137km地点で太宰治の生まれ育った豪邸の前にあります。

スタート前の説明会で館山大会長は太宰治のことをいろいろと話していました。

私自身、太宰治の本を多少読んだことはあるけど、どのような人生を送った作家なのかはよく知らなかった。そこで説明会後に行われた津軽三味線演奏の心地よい音に包まれながらスマホで太宰治について書かれたことを読んでみました。

そのような非常に浅い知識ですが、太宰治の生まれ育った家を目にするといろいろなことが浮かんできました。

この時、私はこの大会に出るにあたって準備不足だったと感じました。

それは練習や装備といったものより、ジャーニーランなのだから、自分が走る地についてもっと勉強しておくべきだったと思ったのです。

そのような感動や心の震えは単調なコースにあってはすごく大事なことです。

もちろん自分に興味のないことを調べる必要はないけど、地元の参加ランナーと地元の大会について話したりしたけど、今回のコース付近で開催される大会のコースとか調べたり、青森県の年間の気象データの推移だとか、昔は釣りが好きだったのだから、この川、湖、海にはどんな魚がいるとか調べておいたら、また違った188kmになったと思います。

<スポンサーリンク>


昨年の反省を生かして、もっとこの地のことを知ろうと、今年は1日早く現地入りして、弘前のランナーと交流する時間を作りました。

歴史のことを知るのも良いけど、私自身興味があることは、この地のランナーは四季を通してどのようなランニングライフを送っているか?です。

大会スケジュールは土曜日午後から説明会があり、夕方263kmがスタートし、私の出る177kmは日曜日朝7時スタートです。

金曜日は弘前のランニングクラブの方々や、主催者のスポーツエイドジャパンの方々とランニング関連の話をしながら懇親を深めました。



そして土曜日の競技説明会前に、弘前のランニングスポットを案内してもらいました。

ウルプロ練習会でしていることなど教えて欲しいということなので、短時間グループレッスンをしました。

最初走ってもらうとこのような点が気になりました。

Sさん

Hさん

Mさん

3人は体型も違えばフォームも違いますが、共通していたのは、膝下の筋肉を使って地面を蹴り、ストライドを伸ばすように走っていました。

その動きをすると上下動が大きくなり、膝よりシューズの位置が前に出るキックするようなフォームになります。ペースを保てる時は接地して体重がかかる時点では上体が追いついてきますが、ペースが落ちてくると接地時に上体が追いつかずにブレーキがかかることもあります。

そこで上半身の使い方を中心にいくつか動き作りをしながら、意識する場所を変えることで、体感的(心拍)な負荷は変わらずタイムがどう変わるか?脚のキツさはどうか?など感じてもらいました。

Sさん

見た目でも一番変わったのはSさんで楽に速く走れると驚いていました。

Hさん

上体の後傾は改善したので同じような体感ペースで走っても楽にスピードが上がることを実感したと話していました。まだ接地が上体より前なので、ブレーキがかかり沈み込みが出ます。接地位置がもう少し手前になるともっと楽に走れます。まだまだ伸びしろたっぷりに感じました。

Mさん

Mさんは上体の使い方がよくなり、楽にスピードアップできただけではなく、脚への負担が小さいことを感じたと話していました。またピッチを楽に上げる方法をアドバイスしましたが、そのアドバイスをすぐに自分の走りにすることができるのだからセンスの良さを感じました。

こちらは動画です。

掲載した画像や動画の変化以上に実際に走った3人は違いを感じました。

また、Sさんのフォームは左右差が大きく、左は膝下が伸び切らない時点で接地出来てますが、右は伸び切っていました?


この原因は骨盤の動きが原因で、チェックすると左は動くけど右はほとんど動きません。それを本人にも体感してもらい、普段組み込んで欲しいトレーニングをアドバイスしました。

短い時間でしたが、変化を感じていただけてよかったです。

Sさんと、Mさんはサブ3を狙い、Hさんは大阪国際女子マラソンを狙うと話してますが実現を期待してます。

<スポンサーリンク>


そのあと、大会会場に移動するとアスリチューンのブースがあったので、新製品のコーヒーゼリー味やオレンジ味を試食してもらいました。

二人とも美味しいと気に入っていました。

今回、グループレッスンをした3人以外にも、弘前市や青森市など地元の多くのランナーとお話をすることができました。このように開催地の方々と多くの接点を持つことで、ジャーニーランはますます楽しくなります。

そして、ジャーニーランのスタートは競技スタート時間ではなく、自宅を出た時から始まり、ゴールをフィニッシュテープを切った時ではなく自宅に帰った時なのでしょう。そのように考え行動していくと楽しみは広がっていきます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA