都知事、週末の外出自粛要請=感染爆発「重大局面」―新たに41人確認・新型コロナ
新型コロナの感染が急激に増加したことから、水曜日小池都知事が都民に対し今週末の外出自粛要請を行った。
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その報道により、昨日はスーパーマーケットの開店前から行列ができ、陳列棚から食料品がなくなり、その画像や映像をアップするマスメディアだけではなく、個人がSNSに投稿することで拡散し、不安を拡散拡大させてしまい、さらにスーパーに押し寄せるような状況になっています。
実際、今回は都市封鎖でもなければ外出禁止命令でもなく、週末の外出自粛要請です。なぜスーパーマーケットに開店前から並ぶのでしょう・・・。その店に並ぶ行為や、店内に一気に押し寄せる行動こそが感染拡大の引き金になりかねません。
大部分の方は冷静だと思いますが、それらの方を不安にさせるのは、その方々の友人や知人がアップする陳列棚が空っぽになった画像の投稿です。投稿している方は「冷静になろうよ!」とか「バカだねー」と言った珍しい光景、ウケる光景としてアップしているかもしれませんが、そのような画像がいくつもいくつもアップされると、冷静な方も、念の為とスーパーに向かいます。そして在庫がないと慌てて何軒も回ってしまうのです。スーパーマーケットが陳列しないのは在庫がないのではなく、並べる人手が足りないのかもしれないし、本日分がなくなっただけで、翌日には普通に陳列されるでしょう。
本人は全く悪気のない行為が、このような不安が渦巻く時には、大事な友人の気持ちを乱す行為であることを認識した方が良いです。
私の記事を読んでいる方は、ランナーやトライアスリートなど持久系アスリートが大半だと思いますが、自宅には大会で使う予定だったエナジージェルは結構あると思います。
私の家にも、しばらく生命を維持するのに十分な量のアスリチューンもあるし、マルチビタミンのCCもあるので、万が一スーパーマーケットなどで買い物ができない状況になった時でも命を繋ぐことはできます。
災害時の非常食として賞味期限が1年くらいあるアスリチューン・ポケットエナジーは秀逸です。現在少しお得に購入できる企画を開催中ですから、食料品が買えなくなるのが不安だと、無駄になるくらい食料品を買ってしまう方は、マラソン大会再開時には使えるエナジージェルを買っておいたら安心だと思います。
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少し話が逸れました。都知事の会見を見て、不要不急って何?と思った方は少なくないと思いますが、NHKのウエブページに分かりやすく掲載していました。
NHK 都が自粛求める“不要不急”とは
抜粋すると
この「不要不急の外出」について都の担当者は、スーパーや薬局などに食品や日用品、医薬品を買いに行くことや、病院への通院、仕事のため公共交通機関を使うこと、ランニングなど個人的な運動で公園を利用することなどを制限するものではないとしています。
ただ、特に用事がないのに外を出歩くことや、密閉された場所に出向くこと、それに人と接触するような行動や、大人数で集まったりすることは控えてほしいとしています。
今回の外出自粛は以下のことをしないでくださいということです。
・用事もないのに外を出歩く
・密閉した場所にいく
・人と接するような行動をする
・大人数で集まる
また厚労省が下記資料を作成しました。
『3つの密を避けましょう』
密閉空間・・・換気の悪い密閉空間
密集空間・・・多くの人が密集する場所
密接場面・・・近距離での密接した会話
これら3つの密が重なるところは感染リスクが高いということです。
東京都の週末外出自粛要請も結局は同じことなのです。
特に、先週さいたまアリーナで開催された屋内大規模イベントは、まさにこの3つの密が重なる状況であるので開催を自粛して欲しいと埼玉県だけではなく、政府も動きましたがそのまま開催されました。そして今週末は、同じ団体が後楽園ホールで屋内大規模イベント開催を予定していたので、東京オリンピックのホストタウンとしてそれを許してはいけないという思いが、感染者数が急激に増えていることと重なり今回の週末外出自粛要請になったのかと私は感じました。もちろん東京オリンピックが延期されたこともその要因の一つでしょう。(そのイベントは無観客試合になりました。)
しかし、この週末外出自粛要請により、3つの密を徹底的に排除し開催しようと準備していたトレラン大会や、マラソン大会が相次いで本日中止を発表しました。
政府の定めた3つの密を徹底的に排除した屋外イベントが自粛し、3つの密が重なり合っている屋内イベントが開催されたというのも、矛盾に感じています。でもそのようなことっていつでもあります。
何が正しくて、自分自身何をしたら良いか分からない。そもそも走ることは悪いこと?って感じている方もいるでしょうが、政府も東京都もランニングはダメとは言ってはいないのです。そもそもランニングは生活習慣病や、精神面の安定などにも非常に有用なことです。
政府の指針は単純明快で3つの密を避けてくださいと言っているのだから、それを避けるよう気をつけたら良いのです。
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ランニングにおける3つの密を避ける
密閉空間・・・屋外スポーツのランニングは走行中は開放された空間を走ることができますが、気をつけて欲しいのは更衣室など密閉空間を使う時です。更衣室自体が危ないということではなく、密集したり、他の利用者と密接して会話すると感染リスクは大きくなります。
(対策)自宅を起点として不特定多数の人が使う更衣室を使わないようにする。もしくは更衣室ではマスクを着用し話をしない。着替えたらすぐに出るなど長時間いないようにする。更衣室内で仲間同士待ち合わせをしない。またウルプロのドクターランナーにアドバイスされたのは、とにかく流水で手洗いをしてくださいとのことです。
密集空間・・・一人で走る分には密集空間にはなりませんが、練習会などではグループランをする際は注意しないと密集空間になります。もちろん3要件が重なっていないので、密閉された室内と比べたらリスクは相対的に低くなりますが、密集状態を避ける努力は必要です。
(対策)対策はいくつもあるでしょうが、私がウルプロでしていることをいくつか紹介します。
・間隔をあける・・・グループ走の場合は、1列で走り、前のランナーとは身長分の間隔を開ける。そもそも身長分の間隔を開けることは、以前から接触防止のために行なっていました。以前は2列以内としていましたが、今は1列で走るよう伝えています。また1グループの人数が多くなると密集状態になりやすくなので、ウルプロ練習会では1グループが5、6人程度に収まるようグループ分けしています。
・時間走の活用・・・ウルプロ練習会でペーサーをつけてグループランをするのは水曜日夜の練習会だけで、その他の練習会ではインターバル走、テンポ走も時間走を活用してます。どのような練習かというと例えば8分間走×5本(リカバリー2分)であればキロ4で走れば2000m×5本、キロ5で走れば1600m×4本となり、自分でペースメイクをするのです。一人で走る訳ですから密集はしません。この練習のメリットは、密集しないことだけではなく、ペース感覚を身に付けることができる。また練習会であれば速いランナーも遅いランナーも同じ時間にスタートしたら、同じ時間に終了することができます。また、一人で走る時、近所の公園など距離が正確でない場所を走るときは、走練習の時間を5分、リカバリー60秒など時間で決めて走ってみてください。
密接場面・・・ウルプロ練習会でも密接状態を作りたくないので、メンバー通しの間隔を開けてもらっています。練習前後やリカバリー、動き作りの時など久しぶりにあったメンバー同士が話したい気持ちはよく分かりますが、話す際は間隔を開けて話してもらっています。結構うるさいかなっていうくらい注意することもあります。また近くで話すにしても向かいあわずに、お互いの息や飛沫が飛ばない方向に向かって話すなどお互いの意識で感染リスクを下げることができます。また以前は練習会後にウルプロの旗を持って密集した状態で集合写真を撮っていましたが、旗にウイルスが付着する可能性もゼロではないので、旗もやめて各メンバーが広がって写真をとるようにしてます。
個人的には、ちょっと間隔空いた集合写真はちょっとシュールな雰囲気あって好きです。
また、本来は、メンバー同士が支えあったりしてやりたい動き作りもありますが、現在は密接することなくできることに限定して行なって居ます。
これでも、感染リスクは、ゼロにはできないけど、ゼロに近づける努力はすべきだと思って居ます。ゼロでなくて良いの?と思う方もいるかもしれませんが、そもそも感染リスクは、自宅とスーパーマーケットの往復でもゼロにはなりません。
今回、あえてこのような記事を書いたのは、東京都知事の外出自粛要請が出ているから走ってはいけないのか?走っていると感染拡大の原因になってしまうのか?と悩んでいる方が多いと思ったからです。
私は東京都民ではありませんが、小池都知事が要請した今週末の不要不急の外出は控えて自宅でのんびりするつもりですが、NHKウエブニュースで紹介した通り、不要不急の外出自粛中であってもランニングをすることは問題ないと書いてあるのです。
まずは、政府方針の「3つの密」が重ならないというより、その1つ1つに注意して生活をし、その生活の一環として心身の健康のためにランニングを続けたら良いと思います。
あと、通常は私自身、雨天時でも練習はしています。もちろん大会前でコンディションを崩したくないときはしませんが、トレーニング期にはします。それはレースは雨でも開催されるからです。ただしこの時期は新型コロナウイルス 感染ではなく、風邪を引いて熱が出たり咳をするだけで普通の社会生活を送ることが困難になるので、風邪を引くリスクが高い天候でのランニング。そして疲労困憊になり免疫力低下を起こすくらいハードな練習は控えた方が良いと感じています。