10本目の金の鉛筆〜3年前の忘れ物が私の手元へ〜

金の鉛筆って、純金で出来た鉛筆でもなく、金箔を貼った鉛筆でもありません。

ただ金色の塗装がなされた鉛筆です。

すっかりこの鉛筆のことは記憶の底に埋もれていましたが、今日あることをキッカケで当時のことがいろいろ浮かんできました。

正確には3年2ヶ月ほど前のことです。その当時はまだ、ウルトラプロジェクトがなかったのだからなんだか不思議な気分です。

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金の鉛筆とは、宣伝会議コピーライター養成講座の受講生が、さまざまな講師から出された課題にチャレンジし、120人前後の受講生の中から上位10人弱の優秀者を選び渡される賞状のようなモノです。

半年40回の講義のうち課題は15回ほどですから、平均したら一人一本もらえるかどうかの金の鉛筆です。

宣伝・広告業界に就職する際、役員面接で何本もらいましたか?と聞かれるほど、その業界ではメジャーな鉛筆です。

優秀で柔軟性のあるクリエイティブな20代が数多く集まるこの講座で私はほぼ最年長でした。最初の頃はかなり場違い感がありましたが、最初の課題で1番を取ると若い方からいろいろ相談を受けるようになりました。講義の内容だけではなく、学生から就活についてや、若い社会人から上司についての相談などを受けたりしました。

開校式で10本取れたら一流だ。とその業界のメジャーなクリエイターが話していましたが、結果的に9本の金の鉛筆をもらうことができました。

その本数はクラスで最高の本数でしたが、10本に届かなかったことと、卒業課題で優秀作に選ばれなかったのが心残りでした。

当時のブログはこちらです。

宣伝会議コピーライター養成講座修了

3年が経ち、今日は半年間受講した宣伝会議 編集者・ライター養成講座の卒業課題講評と修了式でした。

この講座は100人以上の受講者が集まり、歴史のあるコピーライター養成講座とともに宣伝会議の看板講座です。

受講者は、プロのライターであったり、出版やメディア関係の会社で働いていたり、この業界に転職したいなど、とにかく書くことが好きな方ばかりが集まりました。

私はこのページに記事を書いていますが、文章を書くことについて体系的な学習をしたことなく、出版業界で働いたこともなく、本を読むのが大好きなわけでもありません。

実際、ここ数年で買った本のうち、最後まで読みきったのは3割程度しかない始末です。

そんな私がこの講座を受講した理由は、自分の書いた記事を読むにつれ、いろいろ足りないと感じたからです。読者も増え月間PVも20万に近づいてきたのだからもう少ししっかりした、分かりやすい文章を書きたいと思ったのです。

こちらは昨日書いて記事です。

誰かのために頑張れば、自分も成長できる。〜健康運動指導士認定証届いた〜

誰かのために頑張れば、自分も成長できる。

このような考えから受講しました。

また出版業界の内側についてほとんど知らなかったので、この講座面白そうと思ったのです。

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土曜日午後に2時間の講義を2コマづつ受けました。全部参加したかったけど、サロマ湖やみちのく津軽ジャーニーランなど参加する日は別の日にビデオ補講で勉強しました。

何回か提出した課題に関してはコピーライター養成講座とは違って優秀作を選ぶような方式ではありませんが、酷評されることもありましたし、受講生の提出物を読むとみんな優秀だなーって思っていました。

私にはこんな切り口は浮かばないし、表現も出来ない。かなりの実力差を感じました。

でも、自信をなくすような年齢ではないので、ガッカリすることもありませんでした。

なぜなら100人以上の優秀な受講生がいるけど、私にしか書けない文章だってたくさんあると思っていたからです。

そして卒業課題を提出した時に書いた記事がこちらです。

編集ライター講座卒業制作とつくばマラソン

多くの受講生は提出1ヶ月以上前からコツコツと書いているようでしたが、私は中国行ったり、神宮外苑24時間チャレンジに出たり、またさまざまな記事を書く中で、文章を書くのに少々疲れ、卒業課題に中々手がつかず、提出日の数日前から集中して一気に書き上げました。

今日は提出された卒業課題に対して、二人の講師がそれぞれ良い点、悪い点などアドバイスをしてから、休憩を挟んで優秀作8点と最優秀作2点の発表がありました。

自分の書いた記事に関しては、ある程度自信はありましたが、優秀な受講生ばかりなので優秀作品に選ばれるのは難しいと考えていましたが、講師の講評ではかなり高い評価をしてくれたのでまさか最優秀作か?

なんて夢を見ましたが、それはやはり夢でした。。

ただ、優秀作に選んでいただきました。

優秀作と最優秀作に選ばれた10人に金の鉛筆が渡されましたが、これを見た時にコピーライター養成講座のことを思い出したのです。

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3年前、10本目が取れず心残りでしたが、それは今日この日への布石だったのではないか?なんて思いました。

また、私は何をしても一流(一番)にはなれないなーなんて思いましたが、それが私なのかもしれません。

そんな自分が嫌いではありません。

今回も素敵な方々と知り合うことが出来ましたし土曜の午後を潰すという思い切った決断をしたのは正解でした。

また、著名な編集者の方々に私の作品を選んでいただいたことを自信にして、より読者の心に届く記事を書いていきたい。

卒業制作で書いた記事についてはいずれ紹介しますのでお待ちください。ランナーだけではなくランナー以外にも意味のあることをお伝えした記事です。



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