8時間耐久レースin戸田・彩湖〜1位は107.8km〜

7月4日に開催された8時間耐久レースin戸田・彩湖は断続的に雨が降る中で開催されました。

ウルプロからも何人かエントリーしているメンバーがいたので、金曜日に雨天により練習会を中止にした代わりにオンラインレッスンでウルトラマラソン対策・雨対策を伝えました。

大会に参加しないメンバーも、参加するとしたら、どのような準備をして、どのような点を気をつけて考えてもらってからレッスンに入ってもらいました。事前に掲示したのは天気予報のキャプチャと大会要項のリンクのみ。

先々ウルトラを走るかもしれないからちょっと話を聞いておこうくらいの気持ちで参加するのと、自分が2日後に大会を走るものとして想像を膨らませて参加するのでは、得るものが全く異なります。

この2年間、チャレンジ富士五湖や、野辺山ウルトラ、サロマ湖ウルトラなど参加人数の多い大会が中止になったため、それまで会議室を借りて定期的に開催していたウルトラセミナーは中断していますが、オンラインでウルプロメンバーを対象に不定期で開催しています。

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さて、当日は数時間でしたが、戸田・彩湖に行ってきました。

1時間ごとの記録が掲載されていたので、何回かFacebookページにアップしました。

まずNPO法人スポーツエイド・ジャパンのページに発表された大会結果の中から上位選手を紹介します。

総合トップは7時間52分27秒で107.8kmを走った小野喜之選手です。このタイムの平均ペースは4分22秒96/kmですから、単純計算でフルマラソン3時間04分台のペースになります。また100kmの通過タイムは知りませんが、平均ペースで計算すると7時間18分15秒となります。周回する中で自分より遅いランナーを何回も抜いていくのですからペース感覚を保つのは難しいと思いますが、その中で素晴らしい記録です。

小野選手の100kmベストは2016年サロマの7時間11分29秒で、2019年のサロマは7時間12分05秒です。

コース的には彩湖は1周4.9kmにつき何箇所か登りがあることから、サロマよりタイムが出しにくいコースであると私は感じています。またサロマなら小野選手が走るくらいのペースで集団ができます。それを考えると、コロナ禍前より力がついているのでしょう。

女子1位は楠瀬祐子選手(アスリチューン・アグレッシブデザインサポートランナー)で、7時間44分22秒で98km走りました。平均ペースは4分44秒31/kmです。このペースで100km走ると7時間53分台となります。

レース後に、そのことをメッセージで聞くと、「目標の98㎞を目指すだけでなく、ラストはそこ(100㎞でサブ8)を意識して走りました。」と返ってきました。予定通りのレース展開だったようです。

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男子総合

総合順位氏名記録通過時間年代別順位
1位小野 喜之107.8km7:52:27男子18~44歳1位
2位大竹 基之102.9km7:40:07男子45~54歳1位
3位松尾 真嗣98.0km7:32:15男子45~54歳2位
4位宮本 護98.0km7:42:09男子18~44歳2位
5位柳田 尚皓98.0km7:57:56男子18~44歳3位
6位荒井 秀次98.0km7:58:32男子45~54歳3位

女子総合

総合順位氏名記録通過時間年代別順位
1位楠瀬 祐子98.0km7:44:22女子18~49歳1位
2位結城 真希子93.1km7:39:40女子18~49歳2位
3位弓削田 眞理子93.1km7:46:43女子50歳以上1位
4位安藤 弘子88.2km7:42:41女子50歳以上2位
5位兼安 由美子88.2km7:58:31女子18~49歳3位
6位吉田 里美83.3km7:32:36女子18~49歳4位

さて、昨年来、さまざまな大会が中止になっていますが、スポーツエイドジャパンの大会もいくつか中止になりました。

中止になった大会は、中止にせざるを得ない理由があります。一番は開催会場が自治体などの判断により使用できず、物理的に開催できなくなること。そして開催地の住民感情の悪化でしょう。

今回の大会は、地元自治体の理解を得て開催をすることができましたが、それでも開催するには平時と比べて難しい判断があったと思われます。

エイドステーションに入る前には手指を消毒をして、マスクをして飲食物を受け取ります。またトイレの出入り時にもスタッフが除菌対応をしていたりと、この辺り徹底されていました。

こちらは昨年の大会後に書いた記事です。

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さて、雨が降っていたので、私は普段はあまり使わない帽子をかぶり、アールエルのレインウェアを着て、同じくアールエルの速乾性のあるパンツ、さらには濡れても気にならないアールエルの和紙素材のソックスを履きました。

応援にきていたウルプロメンバーと写真を撮る時にはマスクを外しましたが、これにマスクをしているのだから、私に気づかないウルプロメンバーもいました。

今回、面白いと感じたのは、人を認識する時に、どこの部位を見て判断するのかは人それぞれだと言うことです。

例えば、私が帽子を被って、マスクをしていても気づく人はいます。さらにサングラスをかけていても気づく人はいるでしょう。

今回優勝した、小野選手とあったのは3年ぶりですし、岡山県の小野選手が参加することも知りませんでした。私が大会会場について、手を振るでもなくただ突っ立っていたのに、遠くから気付いて反応してくれました。

逆に私も小野選手はすぐに分かりましたし、顔をネックウォーマーで覆っていても、誰だか分かる人はいます。なんで分かるかと言えば、ランニングフォームだったり、体型だったり、その人が醸し出す雰囲気ってやっぱりあるのです。

不思議だな。って思いました

参考までに今回のエントリー者は500人で、実際に走ったランナーは450人とのことです。コロナ禍以前もエントリー者の15%程度は不参加者がいたようなので、今回の悪天候の中での出走率90%は非常に高い参加率だと主催者は話していました。それだけ選手にとっては大切な大会だったのでしょう。

最後になりますが、織田フィールドが使えた頃は、たくさんのランナーと会って近況など話すことができましたが、織田が使えなくなり、そのような機会は激減しました。その意味では、今回応援に行って、久々にあう方々が元気に走っているのをみたり、少し話すことができたのは嬉しかったです。

やっぱり、大会って良いですね。

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