GTT1000mの800m通過で現状打破!〜自分の成長を感じたら楽しい〜

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先日、M高史さんが主催する、ランニング関連の仕事をしている方々が自らの現状打破に向けて真剣に走る第4回GTT1000mに参加しました。

以前から誘われていて参加したいと思うも日程が合わず初参加です。第3回の動画を見るとトップは2分30秒を切っていて、3分だとほぼ最後尾となるハイレベルな集まりで参加者はみな若い。でも、そんな場に誘ってもらったのだから何かしら掴んでこようと思っていました。

圧倒的に引き離されてビリになったとしても、それはそれで得るものはあります。本心では興味あるのに、怖気付いたり、カッコ悪さを見せたくないとか、見栄をはったりして、やらないと先々後悔することもあります。

終わったことを、長々と後悔することはあまりないけど、あの時、なんでやらなかったのだろう?って、やらない選択をしたことを思い出すことはあります。

たまに思い出すのは中学生時代のことで、私は陸上部ではなかったけど、地域の学校対抗駅伝に出ないかと、陸上部の友人に誘われたのに断ったことです。本心では出たかったのに、誘われたのはCチームでBチームには自分より遅い人がいるのにといった変なプライドが邪魔をしたのです。断った後でやっぱり受けておけばよかったと思いつつも友人には切り出せなかった。その後、登下校の時だったか、駅伝はAが優勝で、Bが6位入賞、Cは7位だったと友人から教わり、その友人から、「新澤が入っていればBに勝てたのに」って言われたのを覚えています。なんでそんなことを覚えているかと言えば、自分がしたいことをしなかったからです。素直じゃなかったからです。

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話が本題からズレて行くので戻していくと、今までの人生の中で、やりたいと思ったことはやった方が後々後悔しないと経験的に学んでいます。

今回少し躊躇したのは、ウルプロ練習会で日曜日に久々に30kmを走ったことで身体に張りがでていましたが、GTT走れるかの確認を含めて、火曜日の練習会前に300mを51秒程度で2本流したところ横脛辺りに嫌な張りが出てしまったからです。朝になっても張りが残っていれば、見学やサポートだけにしようと思い行くことにしました。

前夜自宅に帰ってからストレッチをするもイマイチ改善しなかったのが、当日朝、自宅を出る前に最近活用しているスキンケアクリームで張りがある部位をマッサージすると、張りの正体というかシコリのようなモノが分かり、そこを丁寧にほぐすと張りがスッと抜けました。張りの原因みたいなのは、夜にマッサージした時はわからなかったのでクリームの効果で表面の筋肉が柔らかくなったのでしょう。

これなら、いきなり故障するようなことはないと走ることは決定。ただどう走ろうか?を電車の中でアレコレ考えました。10月下旬の東日本マスターズ陸上選手権で初めて400mを走るので、その練習として速いランナーについて1周400mだけ全力で走ってどれだけ走れるのかを試そうかという考えも浮かびましたが、全員1000m走るのに、初参加でそんな勝手なことはしてはいけないと1000m走ることにしました。

GTTは現状打破の場なので、本来なら自己ベストの2分59秒51を突破する走りがしたいけど、身体の状態を考えると流石に難しそう。ただ3分05秒とかで無難に走るなら参加する意味がないと思い、普段のレースではしないことをしました。

それはシンプルに、『突っ込んで粘る』

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今回は速い人の邪魔にならないように最後列からスタートしました。

動画を見るとスタート時、私の前に方々は全員身体を低くしてスタートダッシュの姿勢をとってるのに起きているのは、まずは周りの邪魔にならないよう接触しないよう全体の動きを見てから走ることにしたからです。

当然ながら1テンポ遅れてスタートしましたが、スタートすると余計なことが頭から消えて一気に加速していました。

20mくらいでスピードに乗ると、長くなった先頭集団の最後尾について走っていました。

ちょっと速いと思いつつリズム良く走ると200mは32秒か33秒。スタートで出遅れているから実際はそれより速い。流石に速すぎるけどこの時点ではキツくないからそのまま400mまでいくとタイム読みは68秒。

この辺りから、キツイくなってきたけどフォームを保ってとにかく地面を押した。600mくらいからヘロヘロになりつつも、800mのタイム読みを聞いても一杯一杯で瞬時にゴールタイムが計算できない。

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ラスト100mくらいでタイム読みが聞こえて3分切りまで20秒くらいあったので行けるかもと思ったくらいで脚に力が入らなくなり、これは転倒すると感じそこから惰性で走ってゴールしました。

タイムは自己ベストには1秒少し届かない3分01秒1でしたが思ったより粘れました。

それでもゴール後は出し切った充実感に満たされました。とにかく今回自分が決めた、『突っ込んで粘る。』はできた。もちろん後半に行くほど落ちているけど、それは後半のことを考えずに前半走ったのだから当然のこと。

終わってから、今年大学を卒業したばかりの方と陸上の話しをしつつ駅まで帰りましたが、その時にふと気付いた。

今回ラスト400m、特にラスト200mがヘロヘロになって3分01秒ってことは、800mは自己ベストではないか?

ラップはとっていないが、動画を確認すれば分かる。私の800m自己ベストは2分23秒13だから間違いなく切れているように感じた。

その後、動画を見て800mのタイム読みをチェックすると、2分22秒で通過していました。

非公認ではあるけど800mで現状打破できました!また、疲労が蓄積してる状態でも1000m3分くらいで走れたことに成長を感じてます。

ラップは、200m通過は33秒くらい。その後は動画で確認した通過タイムで、400m68秒、800m2分22秒、そして1000mは3分01秒1でした。400-800mは74秒、脚に力が入らなくなり転倒しそうになった800-1000mは39秒だから、68-74-39だから思ったよりは落ちていない。

今回のラスト100mの脚が終わった感覚は、2月に開催された800mでラスト15mくらいで脚が動かなくなり転倒したけど、その時とほぼ同じ感覚でした。今回はラスト100mでそうなりましたが、そこから脚を使わず惰性で走るなど前回の経験が役に立ちました。このような状態は中距離ではよくあることのようです。

そして、今回800m通過は非公認ながらも800m自己ベストより速く走れましたが、800mで終わるなら2、3秒は上げて終われました。今回走ったことで800mの当面の目標である2分20秒切りの感覚も掴むことができました。次回公認800mでは自信をもって68秒-70秒くらいのレースをしてみます。

55歳でも、中距離の経験が短いから伸び代はまだまだあります。筋力が落ち始める年代ですから、そうならないようにトレーニングをしています。しなければドンドン落ちます。そして心肺能力を地道に伸ばす努力はしつつ、今は効率よく速く走れるフォームを模索してます。

今回のモーションセンサーのスコアです。最近記事にまとめましたが、下3つはいつもどおり高いスコアでまとめることができました。

私は学生時代に陸上競技の経験がなく、運動不足解消・肥満解消の流れから40歳でマラソンデビューしました。制限時間ギリギリの4時間56分とほろ苦いレースでしたが、諦めななければ何とかなるとその時学びましたが、ランニングフォームや動きなど全く分からないところからのスタートでした。

ランニング指導の場では、このように全くできないところから試行錯誤して積み上げてきた過程や経験は大きな財産になっています。コーチにとって出来ない人の気持ちが分かることは大事なスキルです。

また、イチランナーとしても陸上経験がないから、55歳になっても自己ベストを出せる伸び代が残っているのです。

私がこれから1000mを2分30秒とか40秒で走れることはないでしょうが、過去の自分を超えていくことはできます。

価値観はさまざまだけど、私は自分自身の成長を楽しみたい。これはランニングに限った話ではありません。もちろん成長しなくてはならないなんて強迫観念はありませんし、過度に周りとの比較もしないようにしてます。

『自分自身の軸を保つ』なんて大上段に構えるつもりはないけど、自分はどんな時にポジティブな感情を持つのか?ネガティブな感情を持つのか?が分かっていれば、自分がすべき行動は決まってくると思ってます。

そんなことを改めて考えるきっかけにGTTはなりました。M高史さんお誘いありがとうございます。またサポートに回っていただき動画撮影やタイム読みなどしていただいた大角さんらに感謝するとともに、走れない時はサポートとして参加しようと思います。

こちらは昨年書いた記事ですが、私が過去の自己ベストを書くのは、過去の自分がライバルで、現在目指すべき水準だからです。全て思い出に残るレースではあるのでタイムを見れば色々思い出し懐かしむ気持ちもありますが、過去がどうだったかよりこれからどうなるかの方が大事なことです。

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