ランニングで【違和感】と言う言葉を使う場面としては、故障の前触れだったりしますが、今回書く違和感は全く違うことです。
それは昨年私も走った人気レースの阿蘇ラウンドトレイルの追加募集の規模(人数)に違和感を感じたのです。
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私はエントリーしないので、どうでも良い話ですが、なんで受付開始早々にエントリーが終了する、先着順の人気大会でこれほどのキャンセルが出るのかが不思議で仕方がないのです。
阿蘇ラウンドトレイル(ART)の募集人数はフル700人、ハーフ500人の合わせて1,200人です。前年ボランティアスタッフをした方の優先エントリーや、エントリー権がセットになったツアーの人数がこの内枠か外枠かは分かりませんが、おそらく内枠でしょうから、一般エントリーはこれより少ない人数になります。実際のところはわかりませんが1,000人くらいではないかと感じています。
その開催規模の大会の追加募集人数が、フル130人、ハーフ60人の合わせて190人。1,000人中190人が未入金と考えるだけでも違和感を感じます。未入金率19%。仮に優先エントリーなどが外枠だったとしても15.8%です。(190÷1,200)
比較として、2019年UTMFについて調べたところ、募集定員は2,400人でエントリー者が定員を上回ったので抽選になりました。そして2次募集は300人でしたから、当選者のうち300人が入金しなかったとすると未入金率は12.5%となります。
UTMFの12.5%に対して19%もしくは15.8%とするとさほど高くはないように感じるかもしれませんが、かなり高いのです。
それは、UTMFはエントリー締め切りから抽選結果発表まで時間があるのと、当選するか分からないから同時期開催の他の大会にエントリーしてしまうこと、または結果発表までにケガをしたり、出張や転勤など参加できなくなる理由が発生すること、そもそも当選してから考えるという不届きな方もいる中で未入金率は12.5%なのです。
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それに対してARTは先着順ですからエントリーする段階で上記UTMFのような走れなくなる理由がないのです。
また、カード決済なら即決済になりますから、今回の追加募集人数に相当するキャンセル人数は、コンビニ払いを選んだ方になります。私は大会エントリーの大半はカード決済で、クリック競争になるようなレースではカード利用によるマイルが貯まらないなどのマイナスはあってもコンビニ決済にすることはあります。
仮に全員コンビニ決済だったとしても、19%もしくは15.8%の未入金率は非常に高く、コンビニ決済とカード決済が半々だとすると未入金率は38%もしくは31.6%という異常値になるのです。
実際は、コンビニ決済の未入金者だけではなく、ツアー枠の余りなども含めて190人の追加募集なのしょうが、心拍数が上がるくらいの緊張感をもって走りたい人がクリック競争に参加してるのだから、出る気のない人がエントリーするのは非常に迷惑な行為だと感じています。
そもそも後払いになるコンビニ決済は大会主催者にとってリスクだと感じました。エントリーはするけど決済しない人が想定を大きく超える事態になりえます。クレジットカードを持っていない人がエントリーできるようにするためのコンビニ決済ですが、ネットショッピングでPayPay残高などで決済できることから、エントリーシステムにもこれらを導入すれば即時決済のみにすることも可能です。
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私のARTは序盤に足首を捻るトラブルから完走を目指すレースになりましたが、素晴らしい景色の中楽しませてもらいました。
追加募集でエントリーする方は楽しんできてください。
こちらは大会中にランナーを追っかけていた子猫です。凄く可愛かったです。