マスクやバフ(ネックウオーマー)をしましょう。〜東京都の週ごと感染者数をみて感じたこと〜

(近所の河川敷周辺です。)
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3月25日に小池都知事から出された週末外出自粛要請や平日夜間自粛要請の会見がありましたが、そろそろ4週間が経ちます。ちなみに東京マラソンの一般の部が中止になったのは2月17日です。

それ以前も以降も、テレビニュースで、東京都や全国の感染者数を日々報じていますが、現時点においては1日単位の数値にどれだけの意味があるのは疑問です。今日は過去最高人数の◯人の陽性が確認されました。は、まだしも、昨日より増加した時は、新規感染者数は昨日の◯人より増加し◯人になりました。逆に減少した時は昨日より減少したとは言わずに、◯日間連続して100人を超えました。など言い方を工夫しています。安心させないためには良いと思いますが、同じ客観的事実でも色々言い方はあると言うことは知っておいた方が良いでしょう。

客観的事実が同じであってもタイトルや文章により全く違う内容になります。

例えば4月17日から20日までの東京都の感染者数の推移は201人→181人→107人→102人です。

この数値に対して、以下の2つはどちらも誤ってはいませんが、このような見出しのニュースを見たらどう思うでしょう。

①東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数は3日間続けて減少し半減しました。

②東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数は連日100人を超える高水準となっています。

同じ事実であっても伝え方で全く変わってしますのです。

そのような時は、自分で数字を見てトレンドを追いかけてください。

また、PCR検査は検査物持ち込み後の翌日に検査結果が出るようですが、持ち込む時間など様々な理由により翌々日になることもあるでしょう。当然ながら検査数が多ければ陽性者は増えます。それは、現時点では疑わしい人や、検査を受けたい人、全員を検査しているわけではないからです。念のために書いておくと、PCR検査を増やすかどうかについては、様々な事情があるので、海外はどうだとかによらず、政府や行政、自治体がその時々の状況により増減したら良いと思ってます。

その数値を見るにしても日々追うのではなく、日曜日は検査機関の稼働が落ち、月曜日には減ることは分かっているのだから、私は1週間単位で見たほうがより実態に即していると思います。

(5日間という人もいますが、私は上記理由から1週間単位が良いと思ってます。)

東京都の公表値を一覧にして、それを1週間単位にしてみました。この表の期間に掲載した日から遡ること1週間です。

東京都が週末外出自粛を呼びかけた3月25日が含まれる3月23日から3月29日に一気に増えたのがよく分かります。

前の週の6倍になったのです。当時は次の週は更に6倍などというような指数関数的に増えてしまうと話してる方もいました。そしてこの週から検査数が一気に増えました。

その翌週は約2倍の602人ですが、検査数も2倍です。

その翌週は感染者数1.7倍の1,035人になりましたが、検査数も1.8倍になりました。

私が着目したのは先週は1,015人と、その前週と比較するとほぼ横ばいになったことです。

検査数は最近更新が遅れているので、1週間単位では分かりませんが、1日単位で見ると前週とほぼ変わっていません。

グラフにするとこのようになります。


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また、月曜日は1週間で一番少ない日ですが、102人と前日より減りました。

3月中旬から感染者数を曜日別にまとめてみました。

この表をどう読み取りますか?

非常事態宣言の効果で感染者数が落ち着いてきたと読み取る方もいるでしょうが、私は直近の検査数が分からないので、なんとも言えませんが、病床数の不足や医療関係者のマンパワーが限界に近づき、検査数を増やせない可能性もあると思ってます。

陽性患者のうち、軽症者や無症状者をホテルなどに順次移しているようですが、対策病床使用率を見ると、病院はもう手一杯なのがよくわかります。

 

(綺麗な花や光景があると立ち止まって撮影しています。)

 

さて、このような状況ですが、都内の公園や河川敷は、散歩にする人や、ランニングをする人で、歩行者天国のようだとテレビニュースやネットニュースは流れ、実際に走ったランナーからも混雑していると言う話は聞いています。

ランナーの中には、走ることをやめている人もいますが、健康のために最近走り始めた人が結構増えているようなのです。ランニングショップではエナジージェルなどは売れないけど、シューズは結構売れてるようです。

「不要不急の外出は控える。」に、健康維持のための散歩やランニングは含まれません。

ただ、密集した中を走ったり、密接して走ることは感染防止のためには控えねばなりません。

時間帯や、場所を選べば、人混みを避けることはできますが、都内に住んでると全く人がいないところを走ることは結構難しいと思います。

では夜中に走れば良いかと言えば、それはそれで犯罪に巻き込まれたり、転倒リスクが高まるので、別の備えが必要になってきます。

(私のランニングコースでは首に巻いたままですが、人がたくさんいるなら口や鼻を覆ってください。)
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ランナーや歩行者が多い中を走らざるを得ない、もしくは予想に反してランナーが多い場面に出くわすことはあります。その時には、少なくとも自分が吐く息が周りに飛び散らないようにマスクやネックウォーマーなどで、口や鼻を覆ってください。

自分の近くをマスクもしてないランナーがハァハァしながら向かってきたら、大半の方は嫌な気持ちになると思います。少なくともこれは避けて欲しいのです。

歩行者や他のランナーが不安に思うことはやめて、その範囲内で工夫して、自分の心身の健康のために走って欲しいのです。

(普段はこのように首に巻いています。)

私が走るコースではほぼ人とすれ違うことはありませんが、ネックウォーマーを首に巻いて、もし人混みがあれば鼻と口を覆います。そしてその場所は歩くようにしています。

こちらはウルプロメンバーの医師から教えてもらったことです。

感染症学会総会の学術講演での発表で、以下の事実が発表された。①COVID19は初期(ほとんど症状のない時期)からウィルス量が多い

②若者より高齢者にウィルス量が多いが、若者にもウィルス量が多い人がいる。

③咽頭、鼻腔とも多く、感染性が高い

④重症度とは関係なく咽頭に違和感がある程度でもウィルス量は多く、感染させてしまう

どういう事かといいうと、青壮年期の私達は、ランニングをする際には完全なソロランでなければ、感染拡大予防のためにはマスク・バフは必要という事です。周囲をおびやかさないためにもつけていたほうが良いと思いました。万が一、ランナーがスプレッダーになった場合、ランニング自体が自粛要請対象になる可能性も否定できません。

もし仲間と走るにしても、一人で走るのと同程度のリスクになるよう、同じコースであっても、別々に走ることです。

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そして今は特にケガをしてはダメです。いつもしてはいけないのですが、いつも以上にケガのリスクのあることは控えることです。と言うのも、東京都を中心に大都市圏の医療機関はギリギリのようです。転倒して怪我したり、交通事故にあった場合、平時のように病院で治療をしてもらえない可能性もあるのです。ですから、暗く転倒しやすい場所や、車の往来が多い箇所、そして不整地など足元の悪い箇所は走るのはやめた方がよいです。

お金を払って3密状態で濃厚接触をする性風俗店や、キャバクラなどに比べたら、カフェや居酒屋で仲間とお酒を飲むのは相対的にリスクは低いし、それより風通しの良い屋外で仲間とおしゃべりしながら走るのはリスクは低いけど、感染リスクはあるのだから、自分のため、家族のため、仲間のため、社会のため、避けることができるなら避けることです。

そのためには、何をしたら危ないのかを自分自身でしっかり把握することです。

どのような点に注意すべきかはこちらに書きました。読んでない方は是非読んでください。また読んでこれは初心者や気をつけていない友人がいたら是非教えてあげてください。

外出自粛でもランニングは可能。ただ感染しない・させない配慮が必要。(短縮版)

私の記事にこのようなコメントをしていただいた方がいます。ランナーなのかどうかは分かりませんが、このように不安に思っている方はいるのです。

東京都国立市在住です。買い物に出かけていると、よくすれ違うのがジョギングしている男女。マスクもせず、息を「ハアハア」と吐きながら、すぐ横を追い抜いたり、すれちがったりしていきます。いったい何を考えているのでしょう?この時期、私にとって外出するときの一番危険な人たちは彼らです。

 

通勤帰宅時、なるべくバスを使わずに歩いているのですが普通に狭い歩道をマスク無しでジョギングしてる人が何人も居ます。すれ違う時にもこちらが避ける感じで近くまで寄って来るので大変迷惑です。それもたくさん居ます。

危険と思う程度は人により様々ですが、このように近くをハアハアしながら走ったり、マスクをしないで近くまで寄ってきたら怖いと思うのが普通の感覚だと私は思います。

(今日の雨上がりにコンビニによるためにマスクをしましたが、そのまま走ってみました。ウレタンマスクだとさほど苦しくはありません。途中でコンビニなどに入るなら、ネックウオーマーで顔を覆うのは相当怪しいのでマスクを準備しましょう。)

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非常事態宣言が出る前の私の話ですが、ランチをする時に店の人がマスクもしないで料理を持ってきて私に話をするのは嫌でしたし、コンビニで無駄にでかい声を出してお客をレジに誘導している店員も嫌でした。なんで私の近くで話すのかなとか、そんなでかい声を出したら飛沫が飛ぶだろうって思ったものです。そのような危機感のない人はランナーであるかどうか無関係にたくさんいます。そのような観点からも走るときに、周りへの配慮とともに自衛のためにマスクやバフ・ネックウオーマーなど付けましょう。

 



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