10年前に1000m3分切りしたいと思っていた。

10年前の投稿を見て、記憶の底に埋もれていたことが浮かび上がってきました。

もう限界だってところから粘って粘って出したタイムも忘れていました。ただ、横を走ってくれた安西アルトウさん(1000m日本歴代2位)は、必死に走る私とは対照的にジョギングのようなゆったりしたリズムで走っていたのは今でも覚えています。

こちらがその投稿

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その頃の自分

当時の私は46歳。損害保険会社に勤務していた。

この5年前の2007年に初めてチャレンジしたフルマラソンのハーフ手前から両脚が攣り走れないながらも必死に歩いた。歩いたら5時間の制限時間に間に合わないと分かっていても走れば攣って転倒するのだから、とにかく奇跡を信じて前に向かうしかないと歩いた。後半になると攣る前の予兆を掴むことができ、その瞬間に走るのを止めれば攣らない技術を取得し、なんとか4時間56分でゴールした。

その4年半後の2011年11月にサブ3を達成したので、この投稿はその半年後。

思い返すと2012年は第1回UTMFを完走し、そして6月のサロマで初めて8時間台で走った。そして秋には24時間走で初めて200kmを超えた、ある意味伸びている時。

インターバル1本だけでもと練習会に向かった

ただ、この頃は仕事が忙しくて、練習会に行こうとシューズなど持って自宅を出ても、結局練習会に間に合わないなんてことが続いていたが、この日は1000m5本の練習会で、遅刻しながらも1本でも走りたいと練習場所に向かった。結果3本目がスタートするタイミングで到着したので準備をして追いつくように走った。

そしてフリーの5本目にアルトウさんに引っ張ってもらい3分14秒の当時の自己ベストを出した。

練習とは言え、自己ベストはとても嬉しかった。

この時、仕事で練習会に間に合わないとやめずに1本でも良いから走ろうという気持ちがあったから集中できたような気もする。

投稿には、秋に2分台を出したいと書いてあるけど、3分14秒から2分台って、今読むとかなり無茶なこと書いてると思うけど、1000m2分台を出したいと初めて思ったのは多分この時。

ちなみにこの頃は1500mも何回か走っていたが5分を切れていない。1km3分14秒が目一杯なのだからそんなもんです。

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9年経って念願の2分台

それから9年後の、昨年3月に2分台を出した。コロナ禍で大会が中止になる中でできるチャレンジをしようと試行錯誤する中で出すことができた。

そのチャレンジを通じてスピードを出せるフォームを追求したところ、50代後半になって800m2分21秒、1500m4分42秒までタイムを伸ばすことができた。一般に50代になれば筋力や瞬発力は落ちていく。それをトレーニングで補い、地面に力を伝えるためにどうしたら良いかを試行錯誤したことが力になっている。

また、練習会とは言え、自己ベストを更新すれば嬉しいし自信になる。自分自身が成長していることは誰だって嬉しい。

そのような思いから、ウルプロ練習会で5分間走や10分間走をする時に、限界突破チャレンジ(ゲンチャレ)として1000mタイムトライアルを希望するメンバーがいれば、ペースメイクをしていて、自己ベスト更新率はかなり高い。日曜日の練習会でも3分33秒から自己ベスト更新を狙ったメンバーが3分30秒で走った。

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タイムが伸びない、落ちるには理由がある

もう5年以上、フルマラソンやハーフマラソンで自己ベストどころか、タイムは落ち続けている。なんとかもう1回自己ベストを狙いたいと、ウルプロに入会したり、パーソナルレッスンを受ける方は少なくありません。そして自己ベスト更新している方も少なくありません。

タイムが伸びないどころか、落ちていくのには必ず理由があります。

もちろん加齢もその一つだけど、その一言で片付けても自分自身が納得できるなら、それでも構わない。

ただ、大半のランナーはその他に理由がいくつもあります。

コーチの役割って、それらを気づいてもらい導くことだと思ってます。

ウルプロには50代、60代でも自己ベストを出すメンバーは珍しくありません。それも入会するまでは自己ベストどころか故障続きで満足に走ることもできなかったメンバーが数年ぶりの自己ベストを出したり、大会で優勝・入賞するほど伸びることもよくあります。

その理由はシンプルで、自分自身どのように走れば良いのか解像度を高め練習をしているからです。

ウルプロ練習会に参加したいが、仕事が終わる時間が遅いので参加できないという方に向けて、パーソナルレッスン中心のプランを作りました。Facebookページのメッセージにてお問い合わせください。

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