お試しパーソナル 〜サブ3ランナーでも気づきはあります〜

<スポンサーリンク>


少し遅くなりましたが、板橋マラソン翌日の月曜日におこなったパーソナルレッスンについてご報告です。

Jさんのウルトラプロジェクトのメンバーではありませんが、体験パーソナルということで受けていただきました。

フルマラソンベストは2時間55分のサブ3ランナーです。陸上経験はありませんが、幼い頃から空手を続け、中高はバレーボールをしていたスポーツマンで、一見して運動神経の良さを感じました。

Jさんが今回パーソナルを受けた理由を下記のようにまとめていただきました。

【パーソナルレッスン受講の目的】

ランニングフォーム改善に向けた気づきを得ること。

なお、ランニングフォームを改善する必要があると考えた理由は下記の通り。

・走り始めてから脹脛が一向に細くならないため

⇒走り始める前から脹脛の筋肉が発達していることもあるが、ランニングで真に使うべき臀部やハムストリングスの筋肉が使えていないのではないと考えられる。

・右足が腸脛靭帯炎になったため

⇒ケガとはほぼ無縁であったが、距離信仰タイプでない、かつ、クロカンもある程度取り入れているにもかかわらず、ケガしたということは、やはりランニングフォームに問題があるのではないか、と考えた

【パーソナルレッスン受講の理由】

・新澤さんの見る目や伝え方が優れていると考えているため

⇒これは新澤さんのレッスンを受けたいと考えた理由ですが、過去のブログから、発想やモノの伝え方が優れているかつ素人にも分かりやすいと感じていた。

 

当日お会いしてから、昨年痛めた箇所の話など、聞いてからレッスンを開始しました。

身体の左右バランスや四肢の連動などをみるためにラダー上を大きく歩いてもらいました。

ある癖が分かったので、本人と動画を一緒にみました。本人は全く無自覚でした。

ラダー上を走ってもらいました。ラダーはほぼ初めてのようですが、さすがに前後バランスがよく接地でしっかり地面を押す感覚は身についています。

それから軽く広場を走ってもらい動画撮影をしてから動画を一緒に見ました。そしてJさんに“自分のフォームどう感じますか?” など質問をしました。

Jさんは、初めて自分のフォームを見たようですが、膝より先にシューズが出ているのに驚いていました。またストライドも狭く効率的なフォームに見えない。

と答えました。

ストライドが狭いのはスピードが遅いのも影響していますが、骨盤の動きが悪いのも要因だと思い、無意識に骨盤が動かすイメージを掴むために速いウォーキングを一緒にしました。

Jさんに速度を上げようとすると身体はどう動いたかを質問したところ、こう答えてくれました。

腕が前後に大きく動き、脚を前に大きく運ぶために骨盤が回ります。そして接地に素早く乗り込んでいくのを感じた。

 

次に膝や太ももを上に持ち上げるのでなく、前に出すことだけを意識して走ってもらいました。

すると上の画像と後脚の位置はほぼ同じですが、膝が前に出て身体の真下で接地しやすい体勢をとれるフォームに変わりました。

接地でスムーズに地面を押せるようになったと話してます。

膝を前に出すイメージを持つとスピードが面白いように上がると体感しました。

体重移動がスムーズになりました。非常に安定感の良いフォームです。

<スポンサーリンク>


次にウルプロサーキットトレーニングをしてもらいました。まず個別動作をして間違ったフォームにならないようにしてもらいました。

レッグレイズをしてもらうと、余裕かと思いきや、数回で厳しくなりました。本人に聞いたらほとんどやってないようです。

スクワットは以前からしているとのことですが、尻に効かせる方法が分からなかったようなので、いつものスクワットを少し深くしてもらったところ、かなり効くようになったようです。

スクワットはスタンスや深さを調整すれば効かせたい位置を変えることができます。

腕振りの練習もしました。1セットあたり100−200回です。

1325mを3つに分けて、それら3つのトレーニングを行ない、間を走ります。

スムーズに膝が出てます。

身体の使い方が楽になったと話していました。

レッグレイズ後は、腹筋部の動きがイメージしやすく、腕振り後はスムーズな腕振りができる。スクワット後は尻や太ももの動きが意識しやすいから、自分はいまどう動いているかイメージできます。

練習開始前に動画を見て本人も気づいたマイナス点は、スッカリ影を潜めました。

骨盤もシッカリ動いています。

Jさんは、今回も右腸頚靭帯辺りが気になるようで、テーピングを貼っていましたが、今回のように走れば全く痛みは出ないし、スピードも出やすく、気持ちよく走れるのを感じていただきました。

また、トレーニングを定期的にする大事さも分かっていただきました。

秋にはまた復活の走りをしてくれるでしょう。

Jさんから感想などをいただきました。

【パーソナルレッスンを受けてみて】

動画で自身のフォームを見れることは想像以上に効果がありましたが、あまりのカッコ悪さにショックを受けました・・。(それまでデニスキメットのフォームで走っているつもりでした。)

<気づき>

①右足が外から巻き込むように動く癖があること

⇒極度のO脚であるが、脚は真っ直ぐ動き接地が外側からなのかな、と思っていた。しかし、付け根が既に外側から動いているとは全く思っていなかった。

②接地の際に思った以上に膝が伸びていること

⇒接地にはあまり意識を置いていないのですが、強いて言うと脚を置きにいく位の感覚をもっていた。しかし、修正しないといけない癖と感じた。

③思った以上に体幹の筋肉が使えていないこと

⇒サーキットトレーニング+ランニングのセットを実施してみて、自分が体幹の筋肉を使えていないことに気づかされた。腹筋とスクワットで音を上げそうになった位なので…(※この点については後にもう少し話を広げます)

<気づきを受けて>

・気づき①に対し

⇒普通に右脚を動かすと外側から入ってしまうので、気持ち内側から入るようにしています。これが正しいのかどうかまだわからないのですが、今度動画を撮り、検証してみたいと思います。
今のところ違和感はないですし、変な筋肉痛も出ないので正しいと信じているのですが…

加えて、レッスンで教えていただいた『膝を前に出す意識』を持ちながら走ることで、脚が真っ直ぐ出るよう動きが改善されていると考えています。

・気づき②に対し

⇒これは修正できている感覚がまだありません。
ただし、おそらく『膝を前に出す動き』が正しくに出来ていれば改善されるはずです。なぜなら、膝が前に出て、膝下は膝より前に出ず、結果としてある程度膝が曲がって接地するはずであるためです。

しかし、それが出来ている感覚が持てない(特にジョグで)ということはまだまだ『膝を前に出す』動きが上手くできていないのだと考えています。

また、ケガをしてから、人体を学ぶようになり、ランニングフォームの本も読むようになり、少しは、走る際の力の働く方向が分かるようになりました。得た知識を整理すると、『骨盤が前に出る時に同じ側の脚は後ろに流れる(力の向きは前)』はずですが、これと『膝を前に出す意識』を上手くマッチさせていきたいです。
※左膝が前に出切った時点では右の骨盤が前に出始めるはずなので。

・気づき③に対し

⇒教えていただいたサーキットトレーニングを普段のジョグに取り入れるようになりました。やはりまだまだ体幹の弱さを感じますが、体が慣れてくれるまで続けるのみかと考えています。

ただし、ここで疑問を覚えることがあります。
平坦の道では脹脛偏重型+体幹の筋肉をあまり使えていない実感があるのですが、それなりに傾斜のある登りを走ると臀部とハムストリングスに張りを感じ、脹脛にはあまり張りを感じません。
登りではある程度上手く体幹を使えているのだと思います。また、登りである以上当然ですが、接地のタイミングが平坦のそれより速くなるため、必然的に膝が曲がって接地できるいるとも思います。

登りも下りも下手ですが、強いて言えば登りの方がマシだと感じるられるのはここら辺が理由なのかな、と考えています。

<総括>

自分が意識を置かないといけないポイントが明確になったので、とても意味のある90分のレッスンでした。
ただし、あれもこれも意識するとランニングフォームが崩れる恐れがあるので、一回の練習で意識するポイントは一つか二つ程度にしていますが、レッスン以降の練習は上手くいっている感覚があります。脹脛の張りがなくなるには至っていませんが、今までよりは臀部にも張りを感じるようになったためです。

教えていただいたことを継続していき、また、練習会等にも参加し、
・上記記載の疑問事項の解消や得た知識の正当性の確認
・第三者視点でのチェックを受け、動きの改善が図られているかの確認を行っていくことで、少しでも効率的なフォームを得られるようになっていきたいです。

<スポンサーリンク>


パーソナルレッスンはウルトラプロジェクトメンバー限定ですが、今回のようなお試しパーソナルレッスンは日程次第では可能です。特に平日午後に出来る方であれば受けやすいので、ご希望の方はFacebookページのメッセージにてご連絡ください。

レギュラーメンバーは60分6000円ですが、お試しパーソナルレッスンは90分10000円です。

今回のパーソナルに近い内容は、ウルトラプロジェクト午後練で行なっていますが、こちらも参加費2000円で1回のみ体験参加いただけます。

速くなる、効率的に走るために大事な第一歩は、自分自身がどう動いているかを認識することです。

課題が明確にならねば、何をしたら良いのか分かりません。逆に課題が明確になれば一気に上達することもあります。

Jさんはサブ3ランナーですが、ウルトラプロジェクトメンバーへのパーソナルは4時間台のランナーまで行なっていますし、むしろ初心者向けのレッスンが一番得意な気もします。

レベルによっても変えないスタンスがありますが、それは教えるのではなく、一緒に気づいていく。課題を見つけていくことです。教わったことはすぐに忘れますが、自分自身が気付いたことは再現性があります。

ウルトラプロジェクト練習会日程はこちらです。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA