今週一週間はたくさんのインプットをするべく朝から晩までセミナーを受けています。
溜め込むだけのインプットは意味がないと思っていますが、良いアウトプットをするためには、常に新たな気付きが必要だと思います。
そのセミナー前日の日曜日に3人のウルトラプロジェクトメンバーへのパーソナルレッスンをしてきました。
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メンバー以外の方からパーソナルレッスンについてのお問い合わせがありますが、ウルトラプロジェクトメンバーに限って実施させていただいています。
ウルトラプロジェクトメンバーに関してはこちらをご参照ください。
さて、日曜日にパーソナルを行なったSさんは、9月にビジター会員として入会しました。フルマラソンのベストタイムはネットで3時間59分45秒です。また脚の故障や痛みに悩まされています。
Sさんも他のメンバー同様仕事が忙しく、参加できる日程は限らせていますが、参加した際はいろいろ掴んでいます。
今回の60分パーソナルは、脚の故障や痛みに繋がる走りを少しづつ変えていくきっかけにするために行いました。
Sさんの走りを練習会で見て、気になる部分をアドバイスしていたので、本人も意識して、今回だいぶ改善されていましたが、身体は後傾気味ながら、接地は爪先から入って踵をつくことが出来ないフォームでした。ちょっとイメージしにくいと思います。
だいぶ改善していますが、パーソナルレッスン前の動画をカットしたものです。
接地はフォアフットを意識して踵を付かないのではなく、踵が付けないと以前話していました。
そのため前スネと足の甲を緊張させた状態で接地せざるを得ないので脚が常に張っている状態です。
この脚の張りが故障にも繋がっているので、もっと楽に走れるフォームをパーソナルで見つけていくことにしました。
ラダーでの手脚の連動や身体の切返しなど上手にこなします。また敏捷性もあります。
膝下を前に投げ出すようなフォームになっています。普通はこのように足を前に投げ出すと踵接地になりますが、Sさんは足の甲に力を入れているのか、爪先接地になるのです。
少しペースを上げてレースペースくらいで走ってもらいました。
普段のレースペースはこんな速いペースではないと思いますが、癖がよく分かります。
足首の前側がかなり緊張した状態であることがわかります。
このくらいスピードが出ていると、接地時には上体も追いつき、地面を押すことが出来ます。
しかし、今のSさんがこのスピードで走れるのは1km未満でしょう・・・。
動画を見てもらい、Sさんと問題点と改善点を共有しました。その後、いきなりアドバイスやドリルをするのではなく、Sさんに感じたままを言葉にしてもらいました。
中々、上手く言葉に出来ないとは思いますが、言葉にしようとして考えることが大事なのと、言葉にしてもらうことで、私と共有している認識のギャップをうめることが出来るのです。
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その後、ドリルをしてから、外苑外周をゆっくり一緒に走りました。
後ろから少し距離をあけてフォームをチェックすると、特に右足の接地はかなり爪先が外側に広がるのと、軸がぶれています。
この辺りについても動画を見ながら共有しました。
身体の真下で、しかも付けなかった踵がしっかりついた接地になりました。
目線が高いですが、それは次回注意すれば良いので、その場では伝えていません。
右脚の接地が押せていなかったのは、故障してからかばっていたのを本人も気づいたので、庇わずに左右対称に走ってもらっています。
再びスピードを落として走ってもらいましたが、しっかりシューズ全体で地面を押すイメージを掴みました。
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短時間でしたが、いろいろ気付いていただきました。また自宅での補強トレーニングや、練習する際に行って欲しいことなど宿題を出してレッスンは終了です。
パーソナルトレーニングでもアスリチューン・エナゲインとスピードキュアを提供しています。限られた時間ですから可能な限り良い状態で練習して欲しいからです。
こんなメッセージをいただきました。
『カット写真ありがとうございます!最初との変化がすごく良く分かります。目線は確かに終始上側を向いていますね。手前を見るのも明日やってみます。本日は足の調子が良くなってきたのでジョグから再開しましたが、フォームに気をつけたら足の痛みも出ずすごく快適に走れました。またスピードが出しやすい感じがしました。今日はキロ6の速めのジョグでしたが、明日は20秒くらいあげてフォーム維持できるかやってみます!』
もともと身体の動きは良いので、パーソナルで掴んだフォームで走れるようになれば、効率よく、体への負担も小さく、速く走れるようになるでしょう。
ウルトラプロジェクトの練習会日程や、入会方法、メンバーの活躍、ウルトラセミナー、チームウエアなどこちらをご参照ください。