アールエル部長のブログに掲載されてました。
両大会にエントリーしたことは聞いていましたが、公表されたので私の予測などを少し加えて紹介します。
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ハセツネ30K
ロードとトレイルは違うから吉田香織選手も苦戦するのではないか?と思う方も多いでしょうが、私は男子含めてもかなり上位で走ると思います。
それは、足場の悪いガレたハセツネ本戦ではなく、ロード区間が半分以上あるハセツネ30Kだからです。
ロード区間では、フルマラソン2時間28分の走力を存分に発揮をすれば男子選手でも付いていけるのはほんの一握りだと思います。特にスタートから10キロほどの登りロード区間は男子含めて先頭集団に近いところで走ると思います。
テクニックが必要になるトレイル下り区間を安全に走っても吉田香織さんの前を走れる選手は男子でも少ないと思います。
また、吉田香織選手のトレイル登りはかなり速いです。トレイルで吉田香織選手の疲労抜きジョグに同行したことがありますが、もうエンジンが違いました。
さらに、吉田香織選手は高校時代はクロカンの世界大会に日本代表として走ってますし、不整地への苦手意識はないと思います。
本格的にトレイルに参戦するわけではなく、しばらくはマラソンを中心に活動するでしょうが、トレイルレースに出ることで、マラソンにも良い影響が出たら良いと思ってます。
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参考までに吉田香織選手が走るハセツネ30Kについて、昨年私が走った時のガーミンデータを使って簡単に紹介します。ウルトラマラソン前の脚作りとして走っているので転倒などには気をつけて無理せず走りました。
【スタート〜北沢峠】
ロードが続きますが基本ずっと登りです。タイムや順位を狙うランナーはこの10キロでレースが終わるくらいのペースで走り、北沢峠からの狭いトレイルをリカバリー区間にする方もいます。理由は登山口まで長い渋滞になるからです。
私のタイムです。
ロード 9.85km 52’35
渋滞 0.10km 2’29
【北沢峠〜醍醐丸】
私の辺りでも渋滞は結構あり、あまり走れませんでした。北沢峠まで50分切るとかなりスムーズに行けるようです。私はここはかなり休んでしまい68分以上かけました。
トレイル 6.52km 68’38
【醍醐丸からロードまでの下り】
醍醐丸からの下りのトレイルは走りやすいと思います。私がランシューで安全に走って7’09でした。
トレイル 1.06km 07’09
【ロード区間下り】
このロードはもう少し上げたいとこでしたが、平均キロ5でした。
ロード 5.27km 25’22
【ロード区間上り】
この登りは頑張らねばならない箇所ですが、キツイ傾斜で歩いたりで15’27もかかりました。
ロード 1.71km 15’27
【入山峠〜今熊山】
この登りはキツイです。ほぼ歩きでした。ここを走れるランナーはトップランナーでしょう。また私くらいの通過タイムだと渋滞になります。
トレイル 1.59km 23’01
【今熊山からの下りトレイル】
この下りトレイルは走りやすく気持ちよく走れる箇所ですが、私の辺りは混雑していました。
トレイル 5.02km 36’11
【ラストロード】
ここは思ったより短いので、トレイルが終わったらゴールはすぐと思ってください。安全に走っても4時間は切れると思っていたので、今熊山の下りは焦りましたが、混雑してるから仕方がないし、ラストロードは短過ぎました。特に上りのロードをもう少し頑張らないとダメですね。
ロード 0.76km 03’07
31.88キロ 4時間03分57秒
吉田香織選手ならどのくらいのペースで走れるかを区間ごとにイメージして合算したら3時間以内でゴールしそうです。区間タイムイメージはここには書きませんが、区間ごとの積み上げです。昨年は男子でも3時間を切っているのは20人ですが、ハセツネ本戦はともかく、ハセツネ30Kはロードのスピードが直結すると思います。
どんな走りをするか楽しみです。私は今年は走らないので応援にいきます。
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サロマ湖ウルトラ
サロマ湖ウルトラに関しては簡単に書きます。女子で2時間30分切ってる現役選手がエントリーしたのは世界記録保持者の安部選手を含めて少数でしょう。100キロへの適性はタイムにはもちろん影響しますが、100キロマラソンはフルマラソンのタイムにかなり連動するので好タイムが期待されます。
昨年の女子上位選手はフルマラソンタイムのだいたい2.7倍で走ってます。一般女子ランナーは2.85倍程度です。
吉田香織さんのフルマラソンの力は2時間25分以内と思いますが、2時間28分で計算するとこんな数値になります。
2.7倍 6時間39分54秒
2.85倍 7時間01分48秒
女子で久々に6時間台が出るかもしれませんね。
サロマ湖はスタートからびわ湖ランナーがキロ4切って走っていきますが、吉田香織選手にとってもキロ4弱は苦しいペースではなく、また吉田香織選手と一緒に練習しているランナーが、この集団にはたくさんいるのも初挑戦の100キロを走る上で力になると思います。
まずは名古屋ウィメンズマラソンですが、マラソンのシーズンオフにトレイルやウルトラなど走った吉田香織選手が秋以降どのようなランナーになるか楽しみです。