富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 前編〜

(画像提供:上原将男さん)

富士登山競走の渋滞時間に関する90秒アンケート

7月27日にアップした上記記事に関しまして、229人の方がアンケートに回答していただきました。

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まず山頂の部と五合目を切り分ける作業をしてから順次こちらのページにて紹介していきます。

まずは、『渋滞発生について気づいた点(任意)』について書いていただいた山頂の部(五合目打ち切り)のランナーの回答をそのままの言葉で紹介します。明らかな誤字などは修正しましたが基本そのままです。

馬返し通過タイムごとに並べたところ、その時の状況が見えてくるかのようでした。

52:00〜53:59

・前日の雨で地面の土や石が晴れてる時と比べて滑りやすかった。

・渋滞にハマらない様に速く走ればいいだけの事です。

54:00〜55:59

・シングルトラックなので、私の走った渋滞していない時間帯でも、もしペースダウンしている方がいたら、小さな渋滞が発生したかもしれません。

56:00〜56:59

・この写真は、シングルになってますが、そのうち、斜面を走るランナーが出てきて、3〜4人程度横並びで走ってます。

57:00〜57:59

・参加者の制限、もしくは時間差スタートが必要

・去年はなかった

58:00〜58:59

・日本人は丁寧に並ぶのが好き。写真を見る限り、シングルトラックではあるけれど、2列になって抜いて行くぐらいがちょうどいいと思う。馬返しは58分過ぎに通過したが、写真の辺りで抜いたり抜かれたりした。

・かなりペースダウンした方がいるのはいつもの事ですが、ぬかるんだ道に足をとられて、滑る方が多く、そのたびに前が詰まった気がします。馬返しから2合目までが一番混んでいました。アンケートありがとうございます。

・特に例年と変わらなかった。

59:00〜59:59

・たぶん、一部2人並べない場所があったので、私より遅い人は引っかかっていると思います。

・山道に入りかなり角度のきついV字のシングルトラックになり抜きどころが無く渋滞の流れに乗ってしまった。

1:00:00〜1:00:59

・0から1合目までコースが谷状となり、一列で進まざるを得ない部分が出来ていた。倒木を撤去したり、道路工事の影響で、形状が変わってしまったのではないか。

・5合目打ち切りになり、全体的にペースアップになったことによって、渋滞が発生したのでは?数年前も5合目打ち切りになったが、その時はどうだったんでしょう?私の記憶では前回は止まっても5秒程度でしたが、今回もそれほど変わらないと感じましたが回数が多かったように感じました。ちなみに前回と比べて馬返し通過タイムは1秒遅く、ゴールは20秒ほど遅い程度でした。

・シングルトラックになり休んでゆっくりになり50分切りできませんでした。

・五号目打ちきりでみんな馬返しまでのペースが速かったんだと思っていた。ペースの割りにそこまでのロードも周りの人が多く感じていた。

・2〜3度歩き渋滞、1回完全停止でした。

・コース外に出る人も居た

・詰まったりしたものの、ここまでひどくなかった
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1:01:00〜1:01:59

・出走ランナーの走力が一昔前より上がってきてる(?)のも原因の一つでは。

・写真の箇所よりも前、馬返しの給水所(少し広くなっている所)で、完全に足を止めて休憩をされてる方が多数いました。この方々が馬返し1時間10分前後のボリュームゾーンに呑み込まれて渋滞が酷くなったのではないでしょうか。馬返しで休憩をなさっているという事は既にスタミナの限界だったと思われます。また、写真の箇所辺りで、完全に脚が上がってしまっているランナーがかなりいらしたのですが、マナーの良いランナーは、脚が上がったランナーの後ろへ辛抱して待っているようでした。これも渋滞が伸びた一因と思われます。1名、「どいてくれないとAブロックには入れないじゃないか!」と大声で怒鳴りながら登山道を外れて抜いて行く大バカ者がいましたが、これは言語道断です。渋滞の仕組みは、高速道路の登り坂で起きる渋滞と全く同じです。前を走る車(人)のスピードが急に落ちる事で後続との間隔が狭まり、思うようにスピードを出せずに次々と車(人)が詰まって行きます。もし、可能であるなら、スタッフの方がペースアップを促す声掛け、又は脚が上がったランナーには道を譲るような声掛けをなされば多少改善される筈です。登り坂のトンネルでの渋滞回避に、『登り坂速度上げろ』『速度低下注意』と書いてあるのと同じです。私は渋滞が発生するのを存じておりましたので、今回も馬返しまでのスピード練習に重点を置きました(それでも多少の渋滞に嵌りました)。そのお陰で五号目までのベストタイムを出す事ができました。勿論、山頂まで開催されていたらどうなっていたかは分かりません。

1:02:00〜1:02:59

・走って上れなくもない傾斜でしたが、走力がない人、突っ込みすぎで疲れ果ててる人が歩いた事、上りの最後が階段になっているため、さらに渋滞が発生。

・シングルトラック化して、ボトルネックになったのは間違いありません。誰か一人でも歩かれてしまったら渋滞になってしまう状況だったと思います。

・山頂コース初だったので、やはり五合目コースと違い走力の近い人が多いなと思い、馬返しまでのタイムが最重要と聞いていたのを体感できた、という感想です。

・通常Uの字に掘れている登山道が、雪解け水の影響かVの字に掘れていたので、例年2~3名で通れる場所が1名のみに限定されていた事が理由。

・五合目打ち切りになったことでみんなが突っ込んで走った

・アンケートの通り、シングルトラックになっており、2人併走すらできない状態だった。自然が相手なのでしょうがないが、周りを恫喝する人や、譲り合いをする人など、いろいろと人間性が出ると感じた。

・脇から抜かしてる人を並んでるだろと言って肩パンチしてる人がいました。特に並ばないといけないと言うルールは無いと思うんだけど。その他罵声が沢山飛んでいて異様な光景でした。

1:03:00〜1:03:59

・試走の段階から、例年に比べこの付近のトレイルがかなりせまくなっているのは認識していたが、ここまでの渋滞は予測で出来なかった。

・シングルトラックと横から割り込むマナーの悪いランナー達

・「早く行け」の怒号が聞こえたり、我先に行こうとするランナーがいました。もしみんながどんどん突っ込んでいたら、道が崩れていたかもしれません。

・雨で削られたV字谷の部分に30cm程盛り土をすれば良かったのにと思います。世界遺産だから手を付けてはいけないというのはお門違いだと思います。それを言ったら階段、浸透枡、石畳すべて補修したらダメじゃないですか。6合目から上は鎖場ありますが、登山者が沢山来るのに支点が緩んだ鎖そのままにしますか(当然整備するでしょ)?って思いました。

・シングルトラックの部分でキャパオーバーになるので、大人数の山頂コースはせめてウェーブスタートを是非採用してほしい。

・1.5合目でいきなり急登のシングルトラックになったことと、5合目打ち切りになり、前半飛ばしたランナーが多かったのが原因だと思います?

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1:04:00〜1:04:59

・渋滞が発生したあの場所は雨の影響でV字にえぐれていたようでシングルトラックの横から強引に進むことも難しい状態でした。周囲がイライラしてそうだったので「今日は山頂に行けないんだから補給しながらゆっくり待とうぜ!」みたいなことを言いました。5合目打ち切りも含めて仕方ないと思います。

・大会の前に直せれば渋滞はないと思いました

・ある意味人災。山頂行けず、みんなイラつき、走りながら小競り合い、罵り合い、渋滞地点は怒声とそれを鎮めようとする声が入り混じる。給水地点も人混みを強引に掻き分けるクズランナー。フルを20回以上走っているが、こんなクズランナー達はフルの大会にはいない

・Bブロックスタートです。いつもよりロードがんばったつもりでしたが、ロードで抜かれる感が例年よりもありました。(がんばった割には馬返しまでの山頂に行ってる時とタイムは変わりませんでしたが)そのせいか馬返し以降の人が多かったような気もします。渋滞は2合目の手前でした。そこまで広かったコースが崩落というよりも横の斜面が雨なので深いV字谷になり底の登山道部分が1人しか通れないシングルトラックになってたのが原因ではないかと思います。私が渋滞にあったのはそこだけでしたが、1分半から2分は止まってたと思います。

・人が倒れているのかと思うくらいの大渋滞。5分近く停滞して進めるようになる頃には、写真の右側から以外にも左側から歩く列、はたまたV字の谷を歩く列のパターンが発生し出していました。

・トレイルが削れて狭くなっていたことでしょう。以前は、1人しか通過できないような箇所はなかったと思う。この箇所も2人無理してならべは通過できた幅はあったとは思うが、とにかく以前より狭くなっていたのは間違いない。V字のような状態を以前のような状態に戻すことは問題ないと思うのだが。それも自然のままでということなのだろうか。それが自然愛護なのだろうか。よくわからない。

・右の登りやすいところだけを登っていて渋滞が起きていた。左も使い2列になればもっと緩和されたと思う。実際自分は左から追い抜いて登ったが何ら問題なく登れた。

・結局トレイルの弱い人が増えすぎた。渋滞に文句言ってる人ほど走れる場所でも走らないし、抜ける場所でも歩いてる。ロードで潰れてる人が多すぎる。私としては渋滞は休憩ぐらいにしか思わない。

1:05:00〜1:05:59

・五合目打ち切りになったことで、馬返しまでのランナーのペースが少し速くなって早い時間帯から渋滞が発生していたと思われます。でも、ランナー全員が落ち着いて登っていたのが、印象的でした。

・馬返しでジェルの袋を開けるために20〜30秒ほどかかってしまったが、30秒の間にも列が長くなったと思うと、さっさと諦めて前に進んでいれば少しは違ったのかもと思う。

・渋滞発生箇所のすぐ後ろで止まったので.幅が急にV字になって5人くらいの幅からシングルになったというのはわかりました。通過してみても何でここで渋滞⁇って皆で話してたくらいです。横斜面を無理にいこうとして全体に小走りから歩きにならざるを得なくて渋滞になったようです

・狭い道を横から抜こうとして滑り落ちたことがさらに渋滞を悪化させた

・試走のときからこの辺りは渋滞するな。と感じてて、本場も変わらなければ不味いな…と思ってました。やっぱり完全に2.3分動けず止まりました。

・恐らく山頂ゴールだったとしても、これに近い渋滞があったと思います。完走を目指すランナーにとって、この渋滞は致命的であり、大会本部には改善を強く望みます。

・渋滞して止まったが渋滞を抜けると割と空いていたように思います。

・ウェーブスタートを導入してほしい!

・頑張り次第では隙間を縫って前に行くこともできたが割とみなさんお行儀も良く、過去の大会に比べ焦っている人が少なかったように思います。

・渋滞になっても想定内ということで、休みを入れるチャンスとみなさん割り切っていたと思う。この写真を撮った人は分かりませんが、スマホ持ち歩いて時間内完走できなかった人で渋滞を理由に挙げて写真を公開する人がいますが、レースに集中せずにスマホを持ち歩いている時点で、精神面のビハインドがあることに気づくべきだと思う。渋滞はあるものなのでそれを踏まえてレースプランを考えるべきだと思います。馬返しまで1時間10分くらい、そこから1時間5分くらいでギリギリ完走なんて考える人は考えていないも同じ。ギリギリ完走の人なら休憩時間も渋滞時間もレースプランに入れるべき。

・途中1人しか通れない場所があった

・初の山頂コースチャレンジだったので、毎回こんなものなのかと思っていたが、ゴール後の周りのザワつきで渋滞がひどかったと知る。確かにトレイル序盤で止まってしまうのであれば、馬返しまでもっと突っ込んでもよかったと後悔している。

1:06:00〜1:06:59

・同じ走力の人が、来年のスタート権利確保に突っ込んで走ったので、ある特定の時間帯に人が集中した。トレイルも崩れていて、シングルトラックが長く続いたのも要因かと。

・渋滞を早く抜けたい一部の人が横の道ではない所を走り、結果的に渋滞が助長されていた気がします。

・山頂コースに一度でも出たことある人で、今年試走した人であれば、ここで絶対渋滞するとわかってたポイントでした。私は試走時にも写真を撮り、本番もほとんど同じ写真を撮っています。私で馬返し1時間6分(馬返し~五合目1時間4分)、私のラン仲間は馬返し1時間3分(馬返し~5合目まで57分)で渋滞発生、馬返しまで56分だと渋滞は発生せず、だったそうです。Aブロック基準と言われている1時間50分で走るには、馬返しまでのロードを55分~58分、馬返しから先の山パートを52分~55分程度で走る人がギリギリラインかと考えています。今回の場合、ロードを1時間、山パートを50分と考えていた人がいると、Aブロック基準を達成できなかった可能性がありますね。Bブロックでいいと思った人がいる、はAブロック達成基準を満たせなかった理由にはほとんどならないと思います。

・キャパオーバー

・シングルトラックと言っても2列で通過可能だったと思います。たぶん渋滞発生時すぐの写真かと思います。少しして多少は流れるようになりました。こんなとかで渋滞しなくてもと思いました。

・試走時に「渋滞になる」と思った通りだった

・確かに道が細くなってる

・この渋滞以外にも小規模の渋滞が数回ありました。渋滞はシングルトラックが最大の原因と思いますが、ボリュームゾーンのランナーが多すぎたと思います。

富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 後編〜 に続く

富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 後編〜



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