3年3ヶ月ぶりのサブ3達成!その6〜走行距離に縛られない・身体は消耗品だ!〜

日々書く記事があり中々手を付けられませんが、参考になる方もいると思うので少しづつ書いて行きます。

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3年3ヶ月ぶりのサブ3達成!その5〜レース終盤失速しないために〜前編

3年3ヶ月ぶりのサブ3達成!その5〜レース終盤失速しないために〜 はこのように終わりました。

なぜ、その練習をするのか?そもそも自分に足りないことは何か?それはどうすればうまるか?など考えて行けば、現在やってる練習量は削ぎ落とせます。その上で必要な練習を足したらよいのです。

今までやっていることを続けた上で、新しいことを足そうとするから、無理が生じてくるのです。練習に使う時間がないなら、まずは不要な練習を削ぎ落とすことが必要です。

次回は最近考えもしなくなった月間走行距離について、SUUNTOムーブスカウントのデータから拾って私がどのくらい走っているのか書きます。

 

実際に拾ってみました。

SUUNTOムーブスカウントのデータですから、練習中のリカバリーなど歩行や、ウルプロ練習会で、メンバーのフォーム撮影をする際に、トラック内のフィールドを往復した距離など、本来月間走行距離として含まないものまで加算されています。また低酸素トレーニングをトレッドミルで走った距離やレースの距離はもちろん含まれています。

それでもこんな感じです。

2017年12月 210km

2018年 1月 210km

2018年 2月 150km

リカバリー時の歩行やフォーム撮影時の移動などを除くと少なくとも1割は減りますが、それらを除かなくても3ヶ月の月間アベレージは190kmです。歩行などを除いたら平均180km程度でしょう。

たまに書き漏れのあるウルプロ練習会はありますが、ほぼ書いて公開しているので、記事を遡っていただけたら練習内容は分かります。またこの180kmの走行距離の大半はウルプロ練習会でメンバーのサポートとして走った距離です。

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サブ3するには月間走行距離300km以上は必要だ。と言う言葉をたまに聞きますが、実際は200kmに達しない練習量でも可能なのです。

それもランニングを始めたばかりの伸び盛りの時期ではなく、51歳。それも過去3年以上サブ3が出来ていなかったランナーがです。

月間走行距離の管理もしていない、気にもしていない私がなぜここに触れるかというと、サブ3を目指したいけど仕事が多忙で月間300kmどころか200kmも走る時間がとれない。と諦めてしまっているランナーは少なからずいると思うからです。

また、目標達成出来ないと、月間走行距離が足りなかった。など月間走行距離に縛られ過ぎのランナーが多いと感じているからです。

練習出来たか出来なかったのかの目安として月間走行距離は分かりやすいと思いますが、目標達成のために必要なことは月間走行距離を達成するためではなく、目標達成のために必要な力を付けることです。

目標達成のために必要な力を付けるための練習を積み重ねていった結果、月間走行距離が200kmになる方もいれば、400kmになる方もいます。

ただサブ3するために、月間走行距離300kmを目指そうというのは少し違うと思います。

もちろんアプローチは様々ですし、そのアプローチを決めていくことも面白さなので、月間走行距離目標を決めて、そこに向かって頑張ることもアプローチの一つです。

ただ月間走行距離を目標としたアプローチの場合に気を付けて欲しいのが、距離合わせ、距離稼ぎのためのランニングはしないことです。

月末に距離が足りないからと休息日に走ってしまうとか、本来練習予定だったスピード走だと負荷が高く10kmしか走れないから、20km走るためにジョグにしてしまうとか、風邪気味なうえに冷たい雨が降っている時に予定通り走ってしまうとかは月間走行距離を目標とする弊害です。

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私も、フルマラソンシーズンからウルトラマラソンシーズンに変わる時など、スピードから距離へ意識を少し移行するために距離は増えますが、それでも月間走行距離目標は決めません。理由は距離に縛られると故障しやすくなるからです。悪化しそうな状況ならまずは普通に戻すことが大事なのに、悪化させてしまう方は多いです。

その5までに書きましたが、市民ランナーの伸びしろはたくさんあります。月間走行距離だけではありません。

月間走行距離が目標達成の指針になってしまうと、目標達成できないと距離を増やす。それでも達成出来ないと更に距離を増やす。それで目標達成できるとさらなる高い目標達成に向けて距離を増やす。気付いたらとんでもない走行距離になっていたりします。もちろんそれだけ走行距離を増やせる環境にあったとしても、そのように距離を増やしていくランナーが行き着く先はだいたい故障です。

自動車だって自転車だって走行距離が増えれば磨耗・劣化で故障しやすくなります。人間の身体も一緒です。さらに自動車などは磨耗したパーツを交換すれば良いけど人間の場合はそうはいきません。

私は長くランニングを楽しみたいので、走行距離を増やしてタイムを縮めるのではなく、走行距離を増やさずに(ケチって)タイムを縮めたいと思ってます。

そのために効率的なランニングフォームを模索したり、効率的に高められるトレーニングを試したりしています。

特に私と同世代のランナーには大事なことだと思います。

今後も月間走行距離は意識しないで走っていこうと思いますが、走りすぎないよう管理する意味でムーブスカウントの直近1ヶ月の距離などは参考にして行きます。

もちろんアプローチは様々ですから、『走った距離は裏切らない』と距離を追いかけることが即座に悪いとは言いません。ランナーそれぞれ身体の強さも違います。ただ故障するような練習は悪い練習です。目標達成のためには故障するかしないかのギリギリの練習が必要だ。と言う方もいますが、故障するリスクは可能な限り排除すべきです。故障によっては元に戻すのに時間がかかると言う程度の話ではなく、もう走れなくなるようなこともあるのです。

3年3ヶ月ぶりのサブ3達成!その7 に続く

3年3ヶ月ぶりのサブ3達成!その7〜身体のバランスを整える〜



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