四万十川ウルトラマラソン開催決定

2019年を最後に開催されなかった四万十川ウルトラマラソンが4年ぶりに開催決定したと大会ページに発表されました。

第29回四万十川ウルトラマラソンの開催決定について

私は2014年大会に出場し、サロマ以外で初めてサブ9した思い出深い大会で今後も続いて欲しい大会です。

開催日やコースなど詳細は今後大会ページで発表するとのことですので続報を待ちたいです。過去の開催日と同じような日程であれば10月15日(日)となります。東京レガシーハーフマラソンやMGCもその日に開催です。10月7-9日開催の全日本マスターズ陸上選手権大会に出場予定のため、仮に日程が前後しても出場することはありません。

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2022年は直前に中止決定

2022年は開催予定で募集も完了し、選手も3年ぶりの開催に向けて準備していましたが、9月末に急遽中止となりました。昨年の秋には各地で大規模な大会含めて開催されていたので中止発表には驚きました。ちなみに募集締め切りは7月29日でした。

大会中止に伴う参加料の返金、参加賞等の発送について

返金額は100kmの部は参加費20,000円(抗原検査キット代含む)から準備経費として使用した金額を差し引いた13,200円でした。直前の中止にしては多くの返金だったと思います。

また中止理由は大会ページには以下のように掲載されています。

要約すると

新型コロナウイルスのオミクロン株で高知県や四万十市でも新規感染者が増加し、依然として毎日、新規感染者が確認される状況が続いている。また、四万十市、四万十町では、ボランティアの方の高齢化が大きな問題となっていますが、コロナ禍で重症化しやすい高齢者の方の協力が得られにくい状況があり、ランナーの皆様にとって安心・安全な大会運営が困難であるとの判断に至り中止を決定した。

実際には、前半の部分より、後半の部分の問題が大きかったようです。

市長の中止についての説明

こちらは市長の発言についての読売新聞が記事にしたものです。

ウルトラマラソン 一転中止

一部抜粋要約すると

7月29日に締め切られた参加申込者数は定員を割り込んだ。中平市長は「応募倍率が3倍超の年もあり例年、定員を超える応募があった。新型コロナの影響が出ている」と分析する。

ボランティア不足も深刻で、当初見込より500人少なかった。両市町にまたがる四万十川沿いのコースは過疎、高齢化が進む山間部。「『新型コロナが怖い』『年を取り手伝えない』などの理由で、ボランティアが出せない集落が複数出てきた」と中平市長。「配置をやり繰りすれば可能なのかもしれないが、早めに結論を出すべきだと考えた」と説明。

また、記事の中に、来年度以降の開催についても現時点では「白紙」としており、大会自体の終了も選択肢の一つとなっていると書かれていた。

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そして、今年開催決定

昨年の中止判断は過疎・高齢化によるボランティア不足が大きな要因となったが、今年も過疎・高齢化が収まったわけではなくボランティア集めは以前厳しい状況でしょう。それでも開催発表をしたのは、必要とするボランティアを減らせる大会運営を見込めたのでしょう。

コースは変わるか?どのように変わるか?私だったらこんなコースを作る

これからの発表で明らかになるでしょうが、従来より少ないボランティアで運営するためにはコース変更が最も効果的なので周回コースまたは往復コースに変更される可能性はあるでしょう。

ただ、四万十川ウルトラマラソンの魅力を失ってランナーが離れてしまっては元も子もありません。私が主催者サイドにいたとして考えると、ポイントは3つで、どれも外せません。

①ボランティアスタッフを減らせる配置

②参加者の満足度を下げないコース

③開催地の魅力が伝わるコース

コース案)

フィニッシュ地点から逆走して、半沈下橋を越えた先の従来の50km地点付近を折り返し地点にすることで、終始四万十川沿いを走るコースになります。このコースにすることにより、エイドステーションや警備のスタッフを減らすことはできますし、序盤のキツい登りと下りがなくなるのでタイムも狙えるコースになります。サロマ湖ウルトラマラソンの人気がある理由はいくつかありますが、タイムが狙えるコースであり実際に世界記録が生まれたコースであることは大きな理由です。四万十川は季節的にも走りやすい時期なので、このようなコース変更があれば高速コースへ生まれ変わり、従来より参加希望者は増えるかもしれません。

そして60kmの部に関しては従来61.5kmのカヌー館から10kmほど逆走し、そこから折り返して多少距離調整する。そもそも60kmの部は100kmとは違い公認の部ではないので60kmにこだわる必要もありません。

以下公式大会ページのコース図のキャプチャーです。

4年ぶりの開催は、様々な難題があるかと思いますが、無事大会が開催されること、そして多くにランナーに感動を与えた大会の開催が続くこと願っています。

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