練習不足だった。根性なかった。で終わらせない。〜客観的にレースを振り返る〜 続編 ウルプロメンバーの実例①

練習不足だった。根性なかった。で終わらせない。〜客観的にレースを振り返る〜

昨日この記事をアップしましたが、『振り返り』は出来ても、『客観的に』が難しいかもしれません。

自分自身が正しいと思っていたり、それは常識と思っていたり、そもそも疑問にも思っていないことに失速の原因があるとしたら自分自身では中々気付けません。実際そのようなことは少なからずあります。

そんな時はコーチなどにありのまま伝えるなどして相談すると良いアドバイスが貰えると思います。

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またFacebookなどに投稿するのも良いと思います。客観的立場で友人が思いもしない視点でコメントくれるかもしれません。それが正解かどうかは分かりませんが、そこは自分自身で取捨選択すれば良い。

また頭で考えるだけだと、特に結果の伴わないレースでは、出来なかったことや、悪かった現象だけが頭に浮かんで、なぜそうなったのかが抜け落ちやすいけど、文章で整理していくことでいろいろ気づきます。

さらに投稿するとなると、状況を知らない友人の目にとまるわけですから、その方々に状況を伝えることができるよう一生懸命思い出して書くと思います。

仮に練習不足だった。根性がなかった。仕事が忙しくて練習出来ないし疲労が溜まっていた。それも含めて自分はダメだ。的な投稿だと、慰めのコメントか、叱咤激励のコメントしか返せないし、そもそもそれは自分で克服するしかないでしょう。

練習不足だったから次は頑張る。』で締めくくった方の中で、その後どれだけ練習量を増やせたかと言えば、多くはあまり変わっていないと思います。それはその方の置かれた環境が変わらないとそんなには変われません。仕事が忙しくて練習時間を確保するのに苦労している方など、どうやってさらなる練習量を生み出すのかを考えたら分かりやすいですよね。

また、『根性がなかった。が、次は頑張る。』で締めくくった方は、次のレースまでにどうやって根性を強くするのでしょう?根性ってそんな簡単につくものではありません。また何をもって根性がなかったかは人それぞれでしょうが、多くはキツくなった時にもう一踏ん張り出来ずにペースダウンした。もしくはスパート出来なかった。中にはレースをやめてしまったというケースもあるでしょう。

でも、頑張って頑張って凄く粘り、その先の頑張りが出来なかったというなら、それは正解だったかもしれません。そこで無理していたら命を落とすほどの重大事故になったかもしれません。

根性がありすぎる。のは身体の限界域に達しやすいので、死亡事故は滅多にないにしても故障には直結します。

ですから根性をつけるなんて、漠然としたことを思わないで、どうすればキツくなる地点を遅らせることが出来るか?とか、今走っているペースの余裕度をどうやって上げるか?などを具体的に考えた方がよいです。

また長くランニングを楽しむには根性をつけようなんて思わないことです。練習を一生懸命してなんとか目標を達成したいと思うレースではその気持ちが強ければ頑張れるものです。

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今回、3時間19分台の自己ベストから3時間15分切り、あわよくば3時間10分切りを狙っていたウルプロメンバーのKさんの振り返りは良い例でした。

練習や、直前の調整、レース前の調子などから始まり、食事やウェアリング、そしてレース中のタイムや気持ちの動き、補給などかなり細かく書いてくれました。

レース中のことも記憶を逃さないかのような長文が続きます。少し抜粋します。

少し飛ばして

そして

 

非常に長い文章ですが、読みはじめてすぐに本人が見落としてる問題点を見つけました。

私が読む前に何人かのウルプロメンバーがコメントしていて、①急な暑さに対応できなかった。②ガス欠③低ナトリウム血症ではないかなどアドバイスしていました。

低ナトリウム血症については以前ドクターランナーの佐藤さんに教えていただいたこちらの記事をお読みください。

話は逸れますが、佐藤さんは週末開催された小江戸・大江戸203kmを大会記録で優勝しました。おめでとうございます。

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話を戻して、終盤の状況をみればそれらの症状だとは思いますが、なぜ起こったのか?を考えると、もちろん気温が高かったのが影響したのは当然ですが、私が本人に伝えたのはこちらです。

練習不足だった。根性なかった。で終わらせない。〜客観的にレースを振り返る〜 続編 ウルプロメンバーの実例②に続く

練習不足だった。根性なかった。で終わらせない。〜客観的にレースを振り返る〜 続編 ウルプロメンバーの実例②

 



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