12個の金メダルはもちろんスゴイけど、私は世界最強の中国人選手に勝った卓球や、アメリカなど強豪国に勝った男子100×4リレーに、それ以上の感動をもらいました。そして驚きました。。
特に短距離でアメリカなどの黒人選手に勝てる日が来るとは思いませんでした。
昔から
持って生まれたモノが違うのだから、筋肉が違うから、爆発力が違うから。
絶対に勝てっこないと言われていました。
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もちろん今でも10秒を切れないのだから個人種目では勝てないでしょう。
でも鳥肌が立つくらい、何度も何度も繰り返し見たくなるくらい美しい4人の走り。1人が走り続けているかのように加速していきました。
バトンパスの素晴らしさだけではなく、4人とも大会中に大きく成長したかのような走りでした。
自分達の走りをすれば勝てるはずと、自信を持って走っているように見えました。
そのリレーを見たあとだから余計に残念に感じましたが、男子マラソンも他の長距離同様、持っている力を出すことなく終わりました。
長距離はケニア人選手、エチオピア選手などアフリカの選手とは、身体が違うから日本人選手が勝てる訳ないと、短距離同様言われていますが、マラソンは古くから日本人選手が得意としている種目です。
私が幼い頃、マラソンの世界記録はデレク・クレイトンが1969年に出した2時間8分33秒がしばらく破れず不滅の記録と言われていました。
しかし、瀬古選手や宗兄弟、中山選手が活躍する頃は世界記録には届かなかったけど間違いなく世界最強のマラソン国でした。
あの頃、日本には2時間8分前半で走るランナーが何人もいました。
30年以上前のことです。
その後、ケニア人選手の台頭により世界記録は2時間2分57秒まで上がり、日本は完全に置いていかれました。
30年前と比べたら、栄養管理やトレーニング方法、シューズなど格段に進歩しているはずです。
また、市民ランナーの増加により競技人口は格段に増え、2時間30分を切る市民ランナー数も昔では考えられないくらい増えたでしょう。
長距離で世界を目指す才能ある子どもも増え、2015年に開催された箱根駅伝予選会では16人が60分を切りました。シード校を含めたらどのくらい60分切りする選手がいるのか考えるとゾクゾクします。
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今回ゴール映像を見ていて、ケニアやエチオピアなどアフリカ勢だけではなく、アメリカ、カナダ、ドイツなど多くの国の選手が先着しました。
テレビではしきりに、アフリカ勢の上げ下げに付いていけなかったというけど、アフリカ勢の走りやすいペースに合わせる必要ないのにって毎回感じています。
男子10000mだって、持ちタイムを考えたらアフリカ勢には勝てません。でも自己ベストのタイムで走れば9位に入っているし、周回遅れにはなりません。
なぜ上げ下げに付いていく必要があるのか?
アフリカ勢のペースに付き合うことなく、遅いと思ったら前に出て、速いと思ったら後ろに下がる。1周66秒をひたすら刻むとか、日本人同士でペースメイクするなど、何か手をうって欲しかったです。体力で劣る部分を技術や戦略で補うのは日本人の得意な分野ですから。
同様に感じている方は多いでしょうが、4年後にこの記事をまた読みたいと思います。
4年後どう変わっているのか?
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