私が【ゾーン】に入った時に共通していること

文春オンラインに掲載された、”平凡な人間でも「ゾーン」に入れる 室伏広治が教える集中力の高め方” を読んでいろいろ感じることがありました。

(画像は神宮外苑24時間チャレンジでウルプロメンバーが撮影)

<スポンサーリンク>

頭だけで考えないで身体を動かすと見えてくることがあるとありますが、ウルプロ午後練では頭も身体も動かし、集中していろいろ感じ取ってもらってます。教わるのではなく自分で気付く。感じ取ることは凄く大事です。定着がまるで変わりますし、自ら気付くことを体験した方は、その後いろいろ悩みが出てきても修正しやすくなります。

『ゾーン』に関しては私も何回か経験あります。今年の神宮外苑は自己ベストですが、ゾーンに入った感覚はありません。動きに気付きその場で修正をすることは何度かありましたが、最初から最後まで意識は大きくブレなかったレースです。

ブレなかったからゾーンに入った感覚がなかったのだと思っています。

(岡山の境内まで非常に急傾斜の階段の上から撮影)

ZONEに入った時の共通項

私が、ゾーンに入る時に共通していることを記憶から読み解くといくつか見えてきます。

・思い通りの展開ではなかった。

・身体は限界で気持ちは諦めの方向に向かっていた。

・ネガティブな感情を振り切り今できることをした。

・その瞬間に身体はフッと軽くなり加速した。

・その感覚を楽しみ徐々に気持ちよくなった。

・気づくと限界と感じた身体は動くし、いくらでもペースを上げれる感覚を感じた。

室伏さんが記事で、まずは自分自身の持ってる力を出し切ることが大事と書いていますが、まさしく自分の経験と重なります。

尾道千光寺の鎖山(くさり山)より

生死ギリギリの場面

近い感覚として、生死のギリギリの場面に遭遇した時に、ほんの一瞬なのに死の淵から転げ落ちないように瞬時に様々なことを考え行動をしたことがあります。

今考えても危なかったことが何度かあります。オートバイであったり、車であったり、自転車であったり、今考えても背筋が凍ります。かなり鮮明に覚えています。

20歳になる前に峠道をオートバイで走っていてコーナーを曲がりきれなくてガードレールに突っ込みそうになった時も、ほんの一瞬なのにオートバイをコントロールし衝突を避けました。しかしバイクから投げ出された私は空中を飛びながらどうすれば最小のダメージでこの場を回避できるか考え、咄嗟にヘッドスライディングの形で滑り込む形を作りグローブの掌と胸から滑りほとんど無傷で危険から回避しましたが、地面に触れる身体の順やタイミングなどもしっかり考えそのように行動していました。一瞬のことですが、その時はスロー動画のように時間の経過は驚くほどゆっくりで、考える時間も行動する時間もあったのです。

自分の細胞レベルで、それぞれの細胞がその瞬間にできることを行ったと書くと大袈裟ですが、それに近い感覚でした。

一流のプロ野球選手がピッチャーの投げる球が止まって見える。と感じることがあったようですが、そのくらい集中していたのだと思います。

人間の集中力は凄いです。

そして、室伏さんの書いてるタイトルのとおり、私はまさしく平凡な人間です。

その私が感じることが出来るのですから多くの方が経験できることだと思います。

<スポンサーリンク>

レース中、諦める前にやってみて欲しいこと

明後日のつくばマラソンや大阪マラソンを走る際に、予定通りのレース運びが出来たらそれは最高です。

まずはスタートラインに並んだ時点で今日は調子いいぞ!と感じるよう疲労など抜き、体調よくして迎えてください。

もし中盤から終盤にかけてキツくなりペースを保てなくなり貯金も底をつき絶対達成したい目標が厳しくなりかけ、今日は無理と諦めかける前に、思い出して欲しいことがあります。

それは、

自分を抜いてくランナーを追いかけ、追い抜いてみてください。

追い付いたら、そのままつくのではなく、追い抜くのです。その時は目標タイムとかペースとか考えずにとにかく自分を抜いてく、もしくは前にいるランナーに追いつき、追い抜くことだけに集中する。

あと10km保たないとか、ペースとかそんなことは考えずに、この一瞬を大事にしてください。

(*自分自身が納得できる目標修正できる時は、その修正した目標に向け頑張りましょう。)

追いかけ、追い抜いたら、また追いかける。今できる自分のベストを尽くし諦めない。そんな時にゾーンに入ることはあります。

もちろん、ゾーンに入らずに、そのまま潰れてしまうこともあります。ただペースが落ち続け、目標達成は無理な状態で諦めて何もしなければ、目標達成は100%無理です。

その一瞬を頑張れない状況で、もっと疲れが溜まりネガティブな方向に向かう終盤に頑張れるはずもありません。

その一瞬を頑張れば流れが変わるかもしれません。

例えば3時間30分切りを目指し、25kmまでは多少速いペースで貯金を作るも、30km以降はキロ5が保てず数キロで貯金がなくなった。その時は5’15/kmペースになっているが、5’00/kmで行かねば間に合わない。その時は少なくとも5’00/kmに上げないと目標達成はどんどん厳しくなります。このペースで粘ってラスト5kmを23分で走れば間に合う。自分は5kmだけなら21分で走れるからなんて思っていると、ラスト5kmになっても、ラスト3kmキロ4で走れば間に合うと先送りしちゃいます。

私自身このパターンは経験あります。。

そもそもラスト5km23分にあげようと思ったなら、その瞬間から5km23分に上げて頑張ったら良いのです。5kmでレースが終わっても良いと考えても良いかもしれません。

まずは自分を抜いてくランナーが、3時間30分のラインと思ってそのラインに負けないように頑張ってください。見えなくなったらもう追いつけません。

過去のレースで自己ベストを出した時を思い浮かべると、思い描いた展開に近いレースはもちろんありますが、諦める寸前で何度も諦めずにその時、自分にできる走りをした時もあります。

<スポンサーリンク>

精神論だけではなく

ここで終わると諦めない根性とか、気持ちが大事という内容になってしまうので少し違う観点を付け加えます。

先ほど書いた、『自分を抜いてくランナーを追いかけ、追い抜いてみてください。』には技術的要素も含まれているのです。

それまで保っていたペースが保てなくなった原因は、筋力や体力が尽きてきた場合もありますが、合わせてフォームを保てなくなっている場合もあります。効率よく走れている時より少し後傾したり、腰が落ちたり、顔が上がっていてばペースは落ちます。

試しに、気持ちよくジョグをしている時に、少し目線を上げたり、腰の位置を落としたりしてみてください。ペースが落ちるのが分かります。

自分を抜いていくランナーは調子よく走っているランナーです。そのランナーを追いかけることで効率よく走っている時のフォームやリズムを思い出すこともあります。

それでフォームやリズムを取り戻したら、復活した自分に喜びを感じ高揚感は高まるでしょう。

頑張ってゴールしたらその後いくらでも休めます。

大阪マラソンには応援にいけませんが、つくばマラソンの応援にはいく予定です。

走られる方頑張ってください。

Catalyst ZONE発売 (2023.11.24追記)

6年前に書いた記事に追記します(2023.11.24)

先週発売開始したCatalyst ZONEは、まさにレース中にZONEに入ったかのような集中した状態になるよう開発者が思い描いて作った商品です。

過去の自分を超えるべく試行錯誤している方だけではなく、レースやロング走の後半になると走るのが飽きてきて嫌になってしまうような方も試してみてください。

製品のコンセプトや成分などこちらをご参照ください。

Catalyst Zoneマスター活用術

 

 

当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA