メタスピードLD、ニューバランス MD-X、ドラゴンフライ、エアズームヴィクトリー、ストリークフライを履き比べ

昨日のパーソナルレッスンの前後に、マスターズ陸上の800mや1500mで履くために購入したスパイクを試してみました。

既に5月のマスターズ陸上でも履いていますが、スパイクを履き替えてどう感じるかとか、タイムはどうなのかとか、モーションセンサーの数値はどうなるか?など比較したら面白いかな。と思ったからです。

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試したスパイクはこちら

  • アシックス メタスピードLD
  • ナイキ ドラゴンフライ
  • ナイキ エアズームヴィクトリー
  • ニューバランス MD-X

その前に比較として、こちらの2足で計測しました。

  • On クラウドストラトス
  • ナイキ ストリークフライ

自宅から、Onクラウドストラトスを履き、5足はバックパックに入れたが、それぞれ軽量なのでバックパックも重たくはならなかった。

テスト方法

一気に6足を履き比べる予定が、アップをしてたら時間がなくなったので、パーソナルレッスン前に3足、パーソナルレッスン後に3足試しました。

履く順番によって、疲労度などから身体の動きは変わってくるので、タイムは参考程度にしてください。

計測はカーブを減らしたいので、100m走のスタート位置からの300mにしました。またペースは全力で300mではなく、800mの大会をイメージした入りの300mの感覚で走りました。

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テスト結果や感想

On クラウドストラトス

58″(3’13/km)

重量感あるシューズだけど意外と速く走れた。もちろんトラックでの公認競技会では使えません。

ナイキ ストリークフライ

54″(3’00/km)

カーボンプレートは一部しか入っていないモデルだけど、クラウドストラトスよりかなり軽量なため、明らかに足が軽く動く。反発はカーボンプレートによるバネ的なものではなく、ミッドソールに使われたZOOM-X素材によるが、小気味良く身体を前に運んでくれる。こちらもトラックでの公認競技会では使えません。

アシックス メタスピードLD

52″(2’53/km)

メタスピードLDは金属製のピンを使わないスパイクレスですが、ソールの大小散りばめられた突起がタータンを掴んでくれる。スパイクピンがタータンに刺さって抜けるという過程がないことが影響しているのか、接地した瞬間に反発するような感覚があり、接地時間が短くなるように感じた。そのことから接地が少し硬く感じたが、これは好みや慣れの要素が強いでしょう。

タイムはストリークフライと変わらないかと思ったが2秒速かった。300mの2秒はかなり大きい。

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まさかのバッテリー切れと対応策

ここで、パーソナルレッスンのため中断。

そして、あろうことかガーミンエンデューロがパーソナルレッスン中にバッテリー切れ。自宅を出た時はまだバッテリー残は何回か使えるくらいあったのに突然落ちたのには困った。パーソナルレッスンでは私は走らないので問題ないが、あとの3足どうしようって展開になってしまった。

(自宅に戻ってエンディーロに充電しようとケーブルに繋いですぐに起動したので、確認するとバッテリーは残っていた。)

スマホのアプリでも計測できるけど、ペースが速いから流石に手に持って走ったり、スタート・ストップボタンを操作するわけにもいかない。

どうしようか考えると、ある対応策を思いついた。

それはカシオ・モーションセンサーを1回の計測ごとに起動・保存を繰り返しているが、その間の走行中のタイム計測はできる。ただし、300mをキロ3で走ってピタッと止まるわけにもいかないから、ゴールしてから止まるまでのタイムは計測してしまう。

ただ、そのオーバーランの時間はこれまで測った3回の計測データを見るとだいたい4秒ほどだったので、計測データの走行時間から4秒引いたら、近似値的なタイムは分かる。

元々自分が走るスピード感にしても主観的なモノだから、そのタイムで十分だと気持ちを切り替える。そして、残り3本は極力同じようなルーティンでゴール後に止まるようにした。

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ナイキ ドラゴンフライ

54″(3’00/km)

パーソナルレッスンで間隔が空いてしまったこと。そして昨シーズンのマスターズ陸上や、練習でも結構使ったスパイクなので多少劣化している。ただ履き慣れたスパイクなので気持ちよく走れたが、踵がやや浅いのでフォールド感はあまり良くない。

ナイキ エアズームヴィクトリー

53″(2’56/km)

こちらは購入して初めて履いた時に、接地のタイミングが合わず、また路面を押す感覚もイマイチ掴めずスピードに乗れず、このスパイクは難しいと感じていました。そのことはストリークフライを初めて履いた時に書きましたが、指先を使えていなかったので接地時に最後の一蹴りができていなかったのが原因だと思います。

それが昨日履いた時は、そこまでタイミングが合わないことはなく、結構走りやすいかも?って感じました。ストリークフライを何回か履く中で、指先を使う感覚が戻ってきたのかもしれません。

タイムはドラゴンフライより1秒速いけど、今回の測定法を考えたら誤差程度です。

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ニューバランス MD-X

51″(2’50/km)

300mとは言え、数10m歩いてシューズを履き替えるくらいの繋ぎで、キロ3分切って走っているのだから結構疲れてきました。

最後に履いたのは、5月のマスターズ陸上でも使ったニューバランス MD-Xです。このスパイクは田中希実選手が履いているモデルですが、気に入っている最大の理由は紐を結ばなくても問題なく走れるくらいフィット感です。もちろん紐は結ぶけど、そんな強く結び必要がないからストレスもないし、足にフィットしているから接地時のブレやズレによるロスがない感じがしてます。

ミッドソール素材やカーボンプレートなどの反発に関しては、エアズームヴィクトリーの方が強いかもしれないけど、私はこちらが走りやすい。ただ、ミッドソールにズームXを使ったドラゴンフライより接地感は硬めなので、私の脚力・筋力だと5000mはキツイかなと感じています。

まとめ

モーションセンサーのスコアはスパイク4足に関しては86から88と大差はないが、6つの項目を見ていくと興味深い。この項目のベースになっている主要数値などを一覧にして並べたのを時間のある時に作ってみます。

今回のテストはかなりアバウトな内容になりましたが、タイムだけではなくモーションセンサーでの計測もしたことで、主観と客観的数値を擦り合わせることができました。

現時点で、マスターズ陸上の800mや1500mはニューバランスMD-Xを選ぶことになりそうです。

理由は感覚的も速く走れていたが実際のタイムも速かったこと。なぜ速く走れたかといえば足にフィットしているからロスが少ないからです。これは疲労軽減や故障防止にも繋がります。もちろん私はニューバランスMD-Xが最もフィット感が良かったけど、人によってはドラゴンフライがぴったりくるかもしれません。それぞれ人気スパイクのため中々試すことも難しいですが足入れできる機会があれば試してみてください。

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