板垣辰矢選手  川内優輝選手の大会記録を破って千歳JAL国際マラソン優勝

6月4日に開催された千歳JAL国際マラソンで、アスリチューンサポートランナーの板垣辰矢選手が、2013年に川内優輝(埼玉県庁)が出した2時間18分29秒を上回る2時間17分19秒の大会記録で優勝しました。(2014年にゲスト出場した時の2時間15分57秒には届かず。)

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千歳JAL国際マラソンは高低差が約155mあり、また未舗装路の林道区間があることからタイムが狙いにくいコースと言われていますが、板垣選手は自己ベスト(今回は非公認記録)を更新したのです。

従来の自己ベスト    2時間18分56秒

過去の上位入賞者

2017年

  1. 2:17:19        板垣辰矢
  2. 2:20:54        森貴樹
  3. 2:23:12        仲間孝大

2016年

  1. 2:21:40  牧野 冴希
  2. 2:25:11  山内 英昭
  3. 2:34:49  児玉 雄介

2015年

  1. 2:26:36  牧野 冴希
  2. 2:31:10  小山 真一
  3. 2:33:50  高橋 謙介

2014年

  1. 2:15:57  川内 優輝 [ゲスト]
  2. 2:23:50  松本 翔
  3. 2:26:52  仲間 孝大

川内優輝選手は別格としても、松本翔選手や牧野冴希ら市民トップレベルの選手や、2016年IAU100km世界選手権で6時間18分台のタイムで優勝した山内選手らが歴代上位に名を連ねています。そのタイムと比べても今回の2時間17分19秒というタイムには本人も驚いていました。

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レース前にどのくらいのタイムを考えていたか?

(女子総合2位の藤沢舞選手と)

5月の北海道インカレが終わってから3週目と4週目にしっかり走り込んだので疲れも残り、状態としては8割くらいだったので、2時間23〜25分でまとめようと思ってました。サロマに合わせるため、万全じゃないのも予定通りですし、サロマに向けた最後の走り込みの位置付けでした。

レース展開


(ゲストの谷川真理さんと)

レース展開としては、5キロまでは自分が引っ張り、その段階で先頭は自分を含めて4人でした。その後も4人で引っ張り合いながら3’20/kmを切るくらいで推移してました。

17キロ辺りで、持ちタイムが一番速い2連覇中の牧野さんが離れかけたタイミングで仕掛け、そこからは一人旅でした。

22キロまで登り、折り返してから下りなので後半はしっかりペースアップできました。

10kmごとラップ

32’58 - 32’57 - 31’53 - 32’28 - 07’02

アスリチューン使ったポイント

アスリチューンの摂取タイミングは、スタート40分前にエナゲイン、12km、24kmでポケットエナジー、ゴール後30分にスピードキュアを取りました。大学で栄養の勉強もしていて、ポケットエナジーの摂取タイミングを少し早めました。

サロマの目標と豊富


(2015年IAU100km世界選手権)

今の状態の良さは確認できたので、サロマは気象条件次第です。

今日のような10度前後の曇りか小雨(去年のサロマの条件)で無風か西風の場合は6時間12分(世界記録)狙いです。

逆に20度超えたら、確実に優勝を狙います。

→世界記録は1998年に砂田さんがサロマ湖ウルトラマラソンで出した6時間13分33秒ですから、20年近く破られていない記録に挑みます。また2016年大会は6時間37分05秒で優勝しましたが、気象コンディション次第では、そのタイムを一気に25分短縮するタイムを狙っているのです。ちなみに25分はキロ15秒速いペースです。

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ウルトラはじめてフルが速くなってますが、その辺りについて

ウルトラを始めてからはフルで後半落ちることは減ったと思います。

3’20/km前後なら後半に余力を残しつつ、レースの組み立てや駆け引きができるようになったのもウルトラのおかげだと思います。

今後のフルマラソンでは課題は序盤からハイペースな展開になった時の走りです。

板垣選手が2015年にサロマ湖ウルトラマラソンにチャレンジする前後のベストタイムはフルもハーフも伸びています。

ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなるという方もいますが、練習次第でフルマラソンも速くなります。

フル    2:18’56→2:17’19

ハーフ    1:04’38→1:04’08

こちらは以前書いた記事です。

ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなる??(前編)

自分自身がウルトラマラソン走りたいと思ったら、周りがなんと言おうとチャレンジしたら良いと思います。

走りたいか?走りたくないか?だと思います。

最後に板垣選手は、2016年12月のホノルルマラソンでケニア、エチオピア選手と争いながら2時間19分24秒で5位入賞したり、2017年4月のチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン71kmで2位に1時間近い差をつけて大会記録で優勝しました。そのタイムは4時間31分04秒(ave.3’49/km)とアップダウンや信号待ちのあるコースでは驚きのタイムです。非常に調子が上がっているので、コンディション次第では100kmの世界記録更新も期待されます。

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