今年のチャレンジ富士五湖は暑くなりそうです。〜できる準備は全部する〜前編

それではチャレンジ富士五湖は完走できない②〜ウルトラマラソン前はたくさん食べるは危うい〜

前回は大会前日と当日朝の食事についての注意点を書きましたが、これらはチャレンジ富士五湖に限らずウルトラマラソン全般に言えることです。

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まだ5日あるのでどのように天気が変わるか分かりませんが、私が調べた現時点の予報だと最高気温26℃と相当厳しい天気になりそうです。

対策考えていますか?

天気は変えることはできませんが、準備次第で『相当厳しい』を『厳しい』に変えることはできます。

私がチャレンジ富士五湖に参加したのは2010年からですが、気象データや完走率など大会ページを遡ると2009年から調べることができたので一覧表にしてみました。

チャレンジ富士五湖は3つの距離がありますが、距離の変更がほぼない100kmで比較しました。(2015年からコース変更はあります。)

過去9年間の完走率は平均66.7%でした。(完走率を足して9で割るのではなく、9年間の出走者数と完走者数で比較しました。)

3人走って2人が完走し1人がリタイアというのが一般的なチャレンジ富士五湖100kmです。

1年、1年見て66.7%と大きくかけ離れているのは極寒のレースになった2013年だけです。

この年は気温が低いだけではなく雨が降り続いていたため私も身体が冷え切りました。ジェルの封を開けることも出来ずトイレでショートパンツのホックを留めることも出来ませんでした。

最高気温を見ると2011年が唯一20℃を超えていますが、もっと暑いと感じたことは何度もあったと記憶してますが、実際の気温はこんなものなのです。

それを考えると最高気温26℃の予報はかなり厳しいレースになると想像しています。

参考までに、昨年の野辺山ウルトラマラソン100kmは大会史上最悪の完走率49%になりましたが、最高気温は25.3℃でした。

2017年野辺山ウルトラマラソン完走率は40%台

私は71kmを走りましたが、大会速報に最高気温25.3℃と書いてあるのを見て目を疑いました。体感温度は30℃を遥かに超える猛烈な暑さだったのです。実際スントスパルタンウルトラの気温データを見ると35.9℃を示していました。特に日差しが強く直射日光を遮るものがない場所はこのくらいの気温になっていたのでしょう。

私の記事を読んでいる多くの方はもっと暑い中を走った経験はあると思います。7月・8月なら夜間でも26℃は珍しくなく、むしろ走りやすいと感じているかもしれません。

ただ、標高の高い場所を走るチャレンジ富士五湖や野辺山ウルトラは日差しが強く体感温度は上がります。また暑い中で生活している夏であれば26℃はさほど気にならなくても、まだ上着が必要な季節にいきなり26℃に上がると身体の調節機能が追いつきません。

昨年、一昨年の野辺山ウルトラマラソンがどのくらい暑かったかをイメージしやすいように昔の記事を調べると『・・・暑い時間帯はエイドで給水を取っても2kmもいかないうちに喉が渇いてくる・・・』とありました。

これは最高気温が21.9℃だった2016年の大会後に書いた表現です。この時期の高原は日差しが強いから20℃を超えると相当暑いということです。

さて、実際予報が変わるかもしれませんが、暑くなることを前提にできる準備をするかしないかでレース結果は全く違うものになってきます。

大会までにできることは色々あります。

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参考までに私が行う準備を少し紹介します。初めて使うアイテムなどは事前に確認してから使って欲しいので、参考程度にしていただければと思います。

【日焼け対策】

□日焼け止め

汗や水に落ちない日焼け止めを顔や腕など露出している場所ではなく、肩や背中などはウェアの下にもしっかり塗ることをオススメします。

私はアグレッシブデザインを使いますが、その理由は汗や水で簡単には落ちないからです。画像の白いボトルはクレンジングオイルですが、これを使わないと綺麗に落とせません。そのくらい落ちにくいと思ってください。

なぜこのくらい落ちにくい日焼け止めをオススメするかと言えば、汗だけではなく、日差しの強いレースでは体温を下げるために水をかぶることがありますが、それで流れ落ちてしまうような日焼け止めでは身体を日差しから守ってくれません。

日焼けは皮が剥けたり、黒くなったり、後々皮膚ガンのリスクが高まるなどレース後のトラブルに繋がるだけではなく、日焼けは疲労に繋がり、また痛みに繋がるのでパフォーマンスの低下に直結します。

ウェアにはUVカット加工をしてあるものもありますが、薄い生地だと、ウェアを通して日焼けします。

日焼け対策=疲労対策 と考えてください。

サハラ砂漠マラソンを走ったウルトラプロジェクトメンバーと、ウルトラセミナー参加者が、アグレッシブデザインを使いましたが、肌トラブルはなかったそうです。

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□帽子

頭皮も日焼けするだけではなく、チャレンジ富士五湖ではもらえませんが、大会によってはエイドステーションで氷を入手できるので、帽子に入れて走ると頭だけではなく、溶けて流れた水で首筋を冷やせます。またネックウォーマーなどは折り返しを下にすれば氷を挟めるので、首筋を冷やすことができます。

□サングラス

私自身、濃いカラーのレンズは好きではなく、普段はクリアか薄いピンクを使っていますが、今回は一番濃いカラーのレンズを使います。目から入る日差しの情報によっても体感温度は変わってきます。また目を大事にする意味からも必須でしょう。ただしスタート時は暗いので頭に乗せておき明るくなってきたら早めにかけるようにします。

今年のチャレンジ富士五湖は暑くなりそうです。〜できる準備は全部する〜後編 に続く

今年のチャレンジ富士五湖は暑くなりそうです。〜できる準備は全部する〜後編



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