昨年の五合目を大会新記録で優勝した五郎谷俊選手が今年は山頂の部で優勝しました。
(写真提供 コモディイイダ 会沢監督 以下の画像も同様のため省略)
昨年の記事も合わせてお読みください。
富士登山競走5合目コース 五郎谷選手優勝(大会記録34年ぶり更新)
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五郎谷選手は山頂の部初挑戦ながら、大会前から優勝候補に挙げられていましたが、2位の加藤聡選手に14分以上の差をつける圧巻の勝利でした。
スタート〜馬返し
区間タイム 42分18秒(昨年 42分56秒)
2位の加藤選手 46分25秒
会沢監督が撮影した序盤の動画を見ても、2位以下とスピード感がまるで違います。また昨年は五合目がゴールですが、今年はそこから過酷な山頂アタックになるのに、馬返しまでのタイムは大会新記録を出した昨年より38秒速く入りました。
昨年の記事で紹介していますが、五郎谷選手は昨年1月の箱根駅伝は東洋大の選手として、山登り区間の五区を走り3位に入ったランナーですから、ロードの上りで五郎谷選手に喰い下がれる選手はそうはいません。
馬返し〜五合目
区間タイム 33分45秒(昨年 34分09秒)
スタートから1時間16分03秒(昨年 1時間17分05秒)
五合目の部と山頂の部は計測場所が違いますが参考にはなります。
トレイル区間でも昨年より速く五合目まで1分以上速い通過となりました。
2位の加藤選手 37分21秒(スタートから1時間23分46秒)
加藤選手はじめ今回上位入賞した選手は、トレイルや山岳レースで経験豊富な選手ですが、五郎谷選手は馬返しからも差を広げました。
私はロード区間から五合目を目指して登っていき、選手が来たら道をあけて応援していましたが、五郎谷選手を応援したのは3.5合目辺りでしたが、2位の選手は4.5合目辺りでの応援になりました。
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五合目〜本八合目
区間タイム 56分08秒
スタートから2時間12分11秒
2位の加藤選手 1時間00分35秒(スタートから2時間24分21秒)
山岳区間の経験は少ない五郎谷選手ですが、大会記録保持者の宮原徹選手と試走に行きアドバイスを受けたことを本番に生かして、この区間でも2位以下に差を広げて行きました。
本八合目〜山頂
区間タイム 19分23秒
スタートから2時間31分34秒
2位の加藤選手 21分18秒(スタートから2時間45分39秒)
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加藤選手のタイムは下記の通り、2013年から2015年の優勝タイムを上回っております。加藤選手は2011年に2時間41分11秒の好タイムで走っていますが、宮原徹選手に次ぐ2位でゴールしました。
- 2016年 五合目打ち切り
- 2015年 松本 翔選手 2時間46分56秒
- 2014年 松本 大選手 2時間47分45秒
- 2013年 松本 大選手 2時間49分40秒
この記事をまとめていて、加藤聡選手の抜群の安定感を知りました。
- 2017年 2位
- 2016年 2位(五合目打ち切り)
- 2015年 優勝(五合目)
- 2014年 2位
- 2013年 2位
- 2012年 3位
- 2011年 2位
- 2010年 優勝(五合目)
安定した加藤聡選手の走りです。
8年間で山頂ゴールのレースが5回で2位4回、3位1回、五合目ゴールのレースが3回で優勝2回、2位1回、合わせて優勝2回、2位5回、3位1回とは驚きです。
また富士登山競走関連記事は順次こちらに掲載していきます。