川の道フットレース251キロ完走②〜レース後のリカバリー〜

結果はこちらに書きました。

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ゴール後は歩き始めがキツく電車の乗り継ぎなども大変でしたが、なんとか最寄駅につき、そこから数年ぶりにタクシーで自宅に帰りました。運転席との間に飛沫飛散防止シートがあって前が見えにくいから、自宅までの道を伝えにくいなんてことを知りました。

もちろん歩いて帰れないことはないけど、荷物が重く大きいので、痛い箇所をかばって無理に歩くより、先々のことを考えて、まずは早く自宅に帰って身体のケアをすることを優先しました。

胃腸の具合は全く問題ないので、ケアに関しては、まずはアイシングで足を冷やしました。

そしてたっぷり睡眠をとりました。起きて階段を降りる際に手摺りの有り難みを感じます。

改めて脚が浮腫んでいるのが分かります。

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体重を測ると、大会前より1キロ以上重いです。川の道を走った方はだいたい増えているでしょう。理由は身体が浮腫んでしまうのです。

今回のGarmin計測によると、消費カロリーは11,113kcalで、汗による推定損失は21,530mlです。

消費カロリーは、吉野家牛丼大盛り(846kcal)を13杯以上で、汗による推定損失21,530mlは500mlのペットボトルを43本分です。実際そこまで水分補給をしていないので、発汗量を抑えて動き続ける身体にはなっているのでしょう。

この数値が正しいかどうかは別にして、身体から大量の水分が排出されていることは間違いありません。そして身体は身体を守るために水分を体内に溜め込むように働き、それが浮腫みになるのでしょう。人間の身体ってほんと面白いです。

今回、長い距離で始めて使ったガーミン enduroはいろいろ凄いと感じましたが、その辺りは別に書きます。

さて、保冷剤を直接付けっぱなしにすると凍傷リスクがあるのでネックウォーマーなどに包んでからラップで固定したり、足で踏んだりしました。また短時間冷やす場合は保冷剤のまま直接皮膚に付けました。

身体が放出する熱が強いのか保冷剤はすぐに緩くなってしまいます。大会の賞品でもらった湿布などたくさんありますが、まずは熱をもった部位を冷やすことにしました。

寝起きの歩行速度は時速1kmくらいでしたが、今は普通の通行人くらいのスピードで歩けます。

そして身体をチェックすると、ピンポイントにここが張っているなど把握しやすい状態になってきました。

夜はウルプロOTSをしましたが、脚に負担のかかるトレーニングは声出しだけでしませんが、OTS前より身体がだいぶ解れてきました。

あと、靴擦れなど皮膚が損傷した箇所から雑菌が入ることがあります。普段なら身体の免疫で退治してくれるのでしょうが、疲労困憊な状態だと免疫力が低下するのか、そこから脚が腫れ上がったりすることがあるので、ちょっと腫れが酷いと思ったら、皮膚科と整形外科両方がある診療所などに行ってみてもらうと良いでしょう。

2018年は身体のダメージが酷くてしばらく歩くのにも苦労しましたが、今回は前回よりだいぶダメージは少なめです。

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こちら今回のデータです。

データを見ていくと、バッジというところに、狂気の沙汰というのがありました。。

1回で100マイル走るともらえるバッジのようですが、今回はそれよりフルマラソン2回以上長いのだから、超・狂気の沙汰なんでしょう。。

川の道のフルもハーフも参加した選手が、なぜエントリーして走ったかは一人一人違うのでしょう。多少なりとも身体を痛める可能性は高いし、事前準備を含めてお金も時間もかかる。

冷静に合理的に考えたら、まさに「狂気の沙汰」です。

でも、人間の行動ってそんなモノだと思います。危険な登山をする人もいれば、サーキットで少しの操作ミスで壁に突っ込んでしまうような限界のスピード域を走る人もいる。なぜ命を落とすかもしれないことにチャレンジするかと言えば、それはやりたいからでしょう。なぜやりたいかは一人一人違う。

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私が走った理由は、短い距離を走ることで得られる学びはあるし、長い距離を走ることでも学びがあります。そしてその振り幅が広ければ広いほど、さまざまな気付きがあります。自分自身の強いところ、弱いところも見えてきます。またさまざまなトラブル発生時に、これをどう切り抜けようかと試行錯誤することで得られる経験も大きいです。

私は現在ランニングコーチをしていますが、そのような気づきは非常に大きな経験になります。人間ってそんなに強くないって気づけますし、逆に人間って意外と強いものだって気づくこともあります。

私は暇さえあれば走っていたい。って思うほど走ることは好きではありませんが、この問題解決しながら先に進むゲーム性は大好きです。

なんの問題もなく簡単に終わってしまうゲームにはすぐに飽きてしまいますが、中々クリアするのが難しいゲームは飽きません。

クリアするのを難しくするには、距離を伸ばす、上り下りを増やす、気象条件の厳しい時期を選ぶ、制限時間を短くするなどいろいろありますが、川の道にはそのあたりがたくさん詰まっています。

そして、ゲームにはさまざまな決め事があります。川の道にもさまざまな決め事ががあります。決められたコースを走り、決められたチェックポイントを通過し、間違ったら自分の不注意にガッカリしつつ戻って、また先に進む。非常にシンプルです。

今回は道を間違えずに進みましたが、前回は何回か間違えてガッカリしましたが、それも良い思い出でした。

何が起こるか分からないからこそ面白い。確実にゴールできることが分かっているなら多分つまらない。

そして、自分自身の弱さに気づき、また強さにも気づく。

理不尽なこともあれば、自分自身の不注意さに心を乱されることもあります。

まさに人生そのものだと私は感じてます。

こちらは、今の足の状態ですが、ケアの効果からだいぶ浮腫みがおさまってきました。画像を見比べるとはっきり分かりますよね。

続きはこちら

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