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小池都知事が不要不急の外出要請をした時に、NHKが東京都の担当者から聞いた内容を記事にしました。
NHK 都が自粛求める“不要不急”とは
東京都は今週末は不要不急の外出を控えることに加えて、平日はできるだけ自宅で仕事を行って夜間の外出は控えることなどを呼びかけていますが、この「不要不急の外出」について都の担当者は、スーパーや薬局などに食品や日用品、医薬品を買いに行くことや、病院への通院、仕事のため公共交通機関を使うこと、ランニングなど個人的な運動で公園を利用することなどを制限するものではないとしています。
ランニングなど個人的な運動を制限するものではないとしています。
対して、同じような記事が日テレのニュースではこのような紹介されています。
日テレニュース「不要不急の外出」とは?その意味と目安を解説します
”不要不急”の線引きについて、都の担当者に聞いたところ、都の担当者は、このように答えたという。
「どれが”不要不急”に該当するかということは、具体的にリスト化して、〇や×で判断するようなことできない。あくまでお願いであり、個人の事情に違いがあるので、各自がご判断いただきたい」
そして、その中で担当者が「控えてほしいこと」として以下の例を挙げています。
・近くの公園に花見(用事のない散歩)
・ジョギングなど屋外での運動
・飲み会、大人数での集まり
このニュースを目にされた方はいると思いますが、ランニング・ジョギングに関しては、報道内容が全く違うことに混乱していると思います。
そもそも回答した東京都の担当者が違うのか、それとも記者の聞き違いなのかは分かりませんが、この件だけではなく、同じ事象を伝える場合であっても、伝える側がどのように伝えたいか?で全く違う内容になることは多々あります。
一般にNHKは、視聴率やアクセス数を気にしなくてよいので、民放と比べて面白さやインパクトを求めるより正確な情報を発信しようとしているように感じています。
今回のように、正反対のニュースが流れていたら、まずはそのニュースソースを探してみてください。見つからなければ、なぜそのような報道がされたのかを考えてみてください。
東京都のページを見たらこのような内容の発信はないので、どちらにしても公式発表ではありません。
今回どちらが正しくて、どちら間違っているのではなく、私はどちらも正しい報道だと思ってます。その理由は下段に書きます。
それより大事なことは、日テレの記事で、東京都の担当者が話していたことです。
人それぞれ事情はあり、大事なことも、大事でないことも違うのです。
それは私の事情と、みなさんの事情は違いますし、あなたと仲の良い友人でも大事なことが全て同じなんて事はないでしょう。
それなのに、自分が正しいと思う事は、誰もが正しいと思っていると考えたり、そうすべきだと思ってしまうことは誰しも少なからずあるかと思います。そして自分の意に反した行動を目にするとイライラしてしまうのです。
私だってあります。
今回の自粛要請に対して、何をしてはいけない?と考える前に、なぜそのような外出自粛要請が出ているのか?を考えることが大事だと思います。
東京都で感染者数が急激に増えているのは、東京オリンピック延期までは感染者数を増やせないから検査をしていなかったが、その歯止めがなくなったから増えたと言う方もいますが、今はそのような話をする時期ではなく、現実に増えているのだから感染拡大を食い止めねばなりません。
そして、その感染拡大が続くとどうなってしまうのかをリアルに考え、他人事ではなく、自分ごととして考える時期だと思います。
予言は出来ませんが、過去のデータから予測はできます。
東京都の感染拡大はかなり深刻だということです。また自粛要請をするにあたっては理由があるということです。
今週末の自粛要請と、平日夜間の自粛要請は危険と考えている対象が違うと感じました。もちろん正しいかどうかは分かりません。
まず、今週末の自粛要請は、後楽園ホールで開催予定の民間イベントの開催をやめてもらうことと、そして花見客によって濃厚接触者が増えると予測したのでしょう。花見に関しては、自粛を呼びかけたのに、多くの方がブルーシートは敷かないまでもお酒を飲みながら花見をする人の映像がテレビニュースなどで映し出されていました。
平日夜の自粛要請は、以下の記事にあるように繁華街の夜間営業の飲食店での感染を危惧したのでしょう。
都内の繁華街で集団感染の疑いも
国の対策班は、都内の繁華街にある夜間営業中心の飲食店でクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生している疑いがあり、今後も感染者の急増が続く可能性があると分析しているということです。
感染リスクが非常に高いと思っても特定の業種の営業をとめるには、法的根拠が必要なので平日夜間の自粛を打ち出したのだと感じました。
ただ、夜間営業中心の飲食店と言っても様々な業態があります。宴会中心の大人数で利用する店、家族や親しい友人など少人数で利用する店、お客同士の間隔が広い店もあるし、混雑した中でバカでかい声を張り上げないと会話が聞こえないような店、そもそも店のスタッフと密着することを目的とした店。ホント様々です。
ですから自粛要請なのです。
本来は自粛要請があろうがなかろうが、どのような状況に身を置くと感染リスクが高くなるかを考えて、飲食店に行くのか?行かないのか?行くならどんな店に誰と行くのか?を決めたら良いと思います。
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その感染リスクが高いか低いかの判断として、「3つの密」というキーワードが大事になってきます。
感染拡大は「3つの密」が重なるとリスクが高くなります。
密閉空間・・・換気の悪い密閉空間
密集空間・・・多くの人が密集する場所
密接場面・・・近距離での密接した会話
この3つの場面が重ならなくとも、換気の悪い密閉空間には極力入らないようにする。たくさんの人が集まる密集した場所にはいかないようにする。そして近距離で密接した状態で会話をしないようにする。1つでも該当するところには行かないのか、1つは許容するのかは、その人のリスク管理の感度にもよると思いますが、少なくとも政府は3つ重なるところには行かないようにしてください。と要請しているのです。
そして大事なことは、手洗いをする ことです。
この3つの危ない状態を避けるようにすれば、感染リスクは下がります。
何かの記事に書いてましたが、「自分自身が感染しているとして行動する」という言葉は私も同感ですし、そのように考えて行動している方は少なくないと思います。そもそも無症状の方が多いわけですから、自分自身が感染してないと断言できる方はほぼいません。一人一人が自分が感染していたとしても、周りの友人らを感染させないように行動したら感染拡大を防止できます。
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ランニングに関しても同様です。
冒頭、NHKと日テレの記事で違うことが書かれているけど、どちらも正しいと書きましたが、それについて私が感じていることをこちらです。
昨日このような記事を書きました。
この中でも、ランニング中に、感染リスクが高い「3つの密」が重なる場面もあれば、感染リスクの低い場面もあります。
練習などの合間に多くの方々が密集して話をしたり、接触するくらいの間隔で固まって話をしながら走るのもリスクは高いと思います。もちろん風通しの良い屋外を走っているのだから、密閉された空間と比べたらリスクは低いけど、それなりにリスクは高まります。
こちらは医師で研究者のウルプロメンバーが、判断に迷っているランナーに向けたコメントです。本人の許可を得たので紹介します。
マジレスすると、人の密集していないところを一人で淡々と走ることが感染拡大を招くとは考えられないので、大丈夫だと思います。一方、グループでペチャクチャ喋りながら買い食いマラニックなんてのは、同じランニングでも危険性が高いので、避けたほうが良いですよね。
花見の散歩については、雨に煙る桜を一人で散歩で観に行く分には構わないと思います。一方、宴会じゃないといいつつ、何人かで連れ立って、缶チューハイ片手に縁石に腰掛けて飲んでる人とか目にするのですが、それはアウトだと思います。
ガイドラインは大切ですが、「要請」である以上、感染拡大の危険性がどの程度あるかを個々人が判断するしかないですね。ちなみにマレーシアは外出「制限」のため、それに違反してランニングをした人が逮捕されたそうです。このあたりが要請と命令の違いでしょうか。
夜間営業の飲食店全てが危険(感染リスクが高い)なのではなく、感染リスクの低い飲食店もあります。逆に、ランニングは屋外を走るのだから感染リスクは低いと考えるのではなく、屋外であっても走り方によっては感染リスクが高まると考えてください。
仲間と走るにしても、一人で走るのと3つの密が変わらない程度まで、感染リスクを下げるよう気をつけたら良いと思います。そして仲間と話すにしても、近距離でお互いが向き合えばリスクは高いけど、飛沫が飛ばない程度離れたり、向き合わなければリスクを下げることができます。
心身の健康のためにはランニングは有意義なことですが、今は「3つの密」に細心の注意を払って欲しい。
それと、走ることは制限されていないのに、こんな時に自分だけ楽しんではいけない。とランニングだけではなく様々なことを自粛する方もいます。それはそれで構わないと思いますが、人それぞれ事情が違うので、自分と違う行動をとる友人にイライラしないことが大事だと思います。
今回は、長期戦になると思うので、運動することで心身を良い状態に保つことは大事ですし、自らどんどん自粛することを増やしていったら、心身に不調をきたしてしまうかもしれません。
今、自分の行動に対して、判断に迷ったら、「3つの密」に該当しないかどうかを考えて行動すれば大きく外すことはないと思います。
3つの密に注意を払ってのランニングは、ランニング中はOKだと思います。しかし、自宅から走るのではなくて、都内の桜の名所などに電車で行って走る(ランステなどを使って)ということになると、ランニングの前と後の行動も含めて3つの密を避けるのは難しいのでは。それからトレーニングで追い込んだ後、体の免疫力は一時的に下がって感染リスクが高くなるのではないでしょうか?
はじめまして。東京は平井大橋あたりの荒川河川敷をウロウロするランナーです。仕事もテレワークとなったので、通勤代わりの運動も兼ねてに毎日朝ランしておりますが、確かに三密を避け外出を自粛することと、そこそこの呼気吸気でランニングすることとの狭間で少し悩んでおりました。
荒川河川敷そのものは、きちんと気を使えばウォーキングのお年寄り、同業?の方々やロードバイクの方々と過剰に接近してしまうことはありませんが、唯一の問題は平井大橋の幅1メートルなにがしの歩道でしょうか。ここだけは一瞬のすれ違いとはいえ1メートル以内に接近してしまいます。鼻呼吸だけで走れる程度のスローペースに落としてはおりますが。
東京都国立市在住です。買い物に出かけていると、よくすれ違うのがジョギングしている男女。マスクもせず、息を「ハアハア」と吐きながら、すぐ横を追い抜いたり、すれちがったりしていきます。いったい何を考えているのでしょう?
この時期、私にとって外出するときの一番危険な人たちは彼らです。
通勤帰宅時、なるべくバスを使わずに歩いているのですが普通に狭い歩道をマスク無しでジョギングしてる人が何人も居ます。すれ違う時にもこちらが避ける感じで近くまで寄って来るので大変迷惑です。それもたくさん居ます。