東京マラソンの開催可否は9/17の理事会で決定するようですが、開催なら嬉しいし、中止でも主催者が熟慮した決定なので納得します。
どちらにしても東京マラソンの開催日にはフルマラソンをある程度のレベルで走れるように準備を始めました。もう1年半以上ハーフマラソンも走っていないので、ある程度戻しておかないと、フルマラソン走る感覚がなくなってしまうように感じるからです。
この1年は中距離に注力するとともに、体幹や脚を中心にトレーニングをしているので、年齢に逆行して瞬発的なスピードの高まりは実感しているので、5kmくらいまでなら自己ベストを出せる感覚はありますが、逆にある程度心拍数が上がった状態で長時間走れる感覚は全くありません。
今月は2回目のワクチン接種があり、特に接種後しばらくは負荷をかけて走れないので、走れる時に走っておこうと、ワクチン接種1回目と2回目の間の週末にポイント練習を組みました。
9月4日・5日は低酸素トレーニング+3000mタイムトライアルをアレンジした高負荷な練習をしました。
この週末は土曜日にガッツリスピード上げて、日曜日は起伏を使ってゆっくり長く走る練習をしました。
土曜日はペーサー付きのトラックレースを使って1500mで自己ベストを狙うくらい追い込んだ状態から、5000mで粘って走る予定でした。
しかし、前の週の3000mを使った練習で負荷をかけ過ぎたことから、強い張りが中々抜けず、これで1500m走ったら故障しかねないと、前夜にケッズすみだの予約をして、ケアしてもらうことにしました。ケアだけが目的ではなく、走って大丈夫なレベルかどうかの客観的な意見も聞くためです。
短時間のケアですので、良い状態とまでは言わないけど、故障は気にしないで走れる状態にしていただきました。感謝です。
さて、天気予報は日中でも30℃に届かないくらい。真夏に35℃を超える中で800mや1500mを走った経験から、1500mはさほど暑さを感じることなく走れると思ってましたが、舎人公園に向かう途中で、湿度が高いことや、寒暖差が激しく身体が低い気温に循化してしまったことから、暑くて全く走れる気がしません。
ウェアを水道の水で濡らしましたが、熱がこもる感じがして、全くテンションが上がらない。そんな中でも、練習だからと、徐々に気持ちを高めていきスタートラインに並ぶ。自己ベストを狙える状態ではないけど、川の道フットレース251kmから1ヶ月後に思いもよらず自己ベストを出したのだから、走ってみなければ分からない。
また、今回は1500mをしっかり走ってからの5000mに意味があるのだから、4分45秒(3’10/km)ペーサーが付いていく。
内側から三番目の位置からスタートで、このポジションは、直線的に走れずカーブを曲がりながら走る位置なのでインコースのランナーと接触しやすい場所です。その辺りを想定していたので、内側の方と軽い接触はありましたが、転倒しそうなほどではありません。
4分45秒をイーブンペースで走ると1周400mは76秒で、最初の300mは57秒です。
走り方はさまざまでしょうが、走り慣れた選手はスタート直後の早い段階でトップスピードに乗せるために加速して、そこからしばらくは力を使わずに走るので、その場合4分45秒狙いでも最初の300mは54-55秒くらいの通過になります。
私は、スタート直後の加速場面で接触がありスピードが乗れないタイミングで、私の前に入ったランナーが、150m辺りのカーブでペースを落とすので再び減速。。タイミングをみて加速して抜いてペーサーを追いかけるも、かなり差がついていました。
ペーサーは300mを53秒くらいで、私は57秒で通過。53秒なら良いリズムで走れていれば、さほど脚を使わずに走れるけど、今回は脚を使って57秒なので厳しいレースになることはほぼ確定。
その後もペーサーからジリジリ離され、5’00(3’20/km)ペーサーの声が後ろで聞こえる、ペーサーの真ん中で走る展開になりましたが、気持ちを切らさず走りました。
周回ごとのラップ計測はしてない大会なので、自分でとったラップはこんな感じでした。
57″3 – 78″5 – 80″2 – 77″0
タイムは4’53でした。
今日の身体の状態と、蒸し暑さを考えたら5分ギリギリくらいになる覚悟もしていたので、この状態でもこのくらいで走れたのは良かったです。
かなり負荷の高いレースになりましたが、軽くダウンジョグをしてからしばらく身体を休めていると、久々に会う知り合いやウルプロメンバーから声をかけられ、一緒にジョグをすると、徐々に5000mを走る気力が湧いてきました。
先週3000mを走った感覚だと18分くらいでは走れそうな感じでしたが、なにぶん5000mもしばらく走ってないので3000mから4000mのキツさを身体が忘れています。目標タイムを18’30(3’42/kmペース)にしてエントリーしましたが、実際どのくらいで走れるか分かりません。
1500mのスタート時の失敗から、5000mはスタートから出て先頭に立ち、ペーサーが抜くまではそのまま自分のペースで走ることにしましたが、150mくらいでペーサーが前に出てくれました。
18’30は1周89秒弱ですが、ペーサーはやや遅く入って徐々に上げてくペースメイクなので最初は遅く感じました。中距離では落ちた時でも1周80秒で走っているので90秒ペースだと、ペーサーに詰まってしまうのです。脚が交差するような場面はありませんが、無理にペースを落としているように感じました。前に出る選択もありましたが、これも練習と思ってこのペースに馴染ませました。
45″0 – 89″0 – 89″5
1000m通過は18’30イーブンペースよりやや遅い。
そこから少しペースが上りました。
1000mから3000mのラップはこちら
87″1 – 88″4 – 87″3 – 87″1 – 89″7
前週の感覚だと3000mまでは、このペースなら楽に通過できるはずが、2500mくらいからキツくなりました。後で撮影してもらった写真や動画を見ると序盤からペーサーに詰まってしまわないように身体が少し起き上がっていました。ただ疲れた状態で走っているのだからこれが現時点の実力です。
また、最近はしばらくしていないトラックでの1000mインターバルで、3’40/ペースだと前に詰まってしまい楽に走れないのが、3’30/kmペースだと楽になったことを思い出しました。もちろん今回3’30ペースで入って走り切れるとは思いません。
3000mから5000mラップ
93″8 – 96″6 – 96″6 – 94″2 – 81″5
ラストは、最後200mくらいから上げる余力があったのだから途中落ち過ぎです。
タイムは18分46秒
画像は、流石に18分台ではゴールしなければとラスト1周ペースアップした時のキャプチャーです。
今回は1500m+5000mのセット練習と考えていたので、タイムは気にしませんが、5000mを久々に走ったことでいろいろ思い出しました。特に3000mからのキツさを思い出せたのは良かったです。
そして日曜日は、奥武蔵グリーンラインの起伏を使って、ウルプロシャトルランをしながら走りました。先頭を走ったり、最後尾もメンバーと走ったり歩いたりしながらの28km。
今回、あえて途中でアスリチューンなど補給食をとらず、スポーツドリンクだけで走っていましたが、終盤になって少しガス欠を感じたので、ポケットエナジーをとったら、いつの間にかその感覚は消えていました。
さて、日曜日は自動車は少なかったのですが、オートバイが多かったです。オートバイは排気音が大きいので遠くから近づいてくるのが分かるのですが、自動車はハイブリット車が増えてきて、近くに来ないと音が聞こえません。今回メンバーと驚いたのは、後ろから自動車が近づいてきたので、端に寄って抜いてもらう時に、想像以上に大きな自動車だったのです。グリーンラインはこれから紅葉の時期まで気持ちよく走れるコースですが、見通しの悪いコーナーが多いので気をつけてください。
マラソンペースでの、ペース走なども、しばらくしていないので、再開する過程でいろいろ気づきはあるでしょう。
土曜日のスピード練習と、日曜日の長時間の練習をセットにしたことで、かなり疲れましたが、やって良かったです。
以前よりついたスピードを生かしつつ、ある程度のペースで走るための課題はいろいろありますが、チャレンジ中の中距離と両立していきます。その前提は故障しないことと、体調不良にならないことです。