ズームXストリークフライは発売当時は品薄で手に入りにくい状況でしたが、需給が落ち着いてきたようで、先日購入しました。
弘前100km走って、その後大会実行委員をして月曜日に自宅に帰ると届いていました。
火曜日から練習会があったので、すぐにでも履きたい気持ちになりましたが、身体の張りの強い状態で履いたら悪いイメージが残るかもしれないし、気持ちよく走れたとしたら、身体に負荷をかけ過ぎてしまうかもしれないと100kmから1週間は封印することにしました。
金曜日のウルプロ練習会は400m×10本+2000m+動き作りだったので、練習会前に履いてみて、問題なければ400mでそのまま履くことにしました。
練習会は96秒を少し切るくらいのペースだったので、練習会が終わってから少しペースを上げて走ってみました。特に何秒とは決めず走ったところ78秒で、少し負荷を落として86秒でした。結果的に1周10秒づつくらいスピードを変えて試すことができました。
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メーカーページの文言
メーカーの商品ページにはこのような文言が書かれています。(引用します)
Nike史上最も軽いレースシューズのナイキ ズームX ストリークフライ。1マイル走から5km、10kmまで、さまざまな距離のレースに必要なスピードを追求します。 洗練されたディテールをあしらった薄型デザイン。裸足のような履き心地、路面と一体になったような感覚で、自己ベストを目指せます。ポップな明るいカラーを使用し、ゴールで人目を引く遊び心のあるスタイルに一新しました。
重量
イメージしやすいように他のシューズとの比較で書いていきます。
ズームXストリークフライは非常に軽量で、私が購入した25cmの片足重量は154gしかありません。その超軽量のシューズに反発力の高いズームXを使っているのだから凄いスペックのシューズです。
サイズ感
私は25cmを購入しましたが、このアルファフライやヴェイパーフライネクスト%2も同じサイズです。多少大きめなイメージもありますが、踵のホールドなども気に入っています。
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履いた感想
ただ、ズームXストリークフライは5K/10K向けのシューズのようですが、その距離ならアルファフライやヴェイパーフライネクスト%の方が私なら速く走れそうです。もちろん現時点のイメージで、履き比べたら感覚が変わるかもしれません。
その一番の理由は、アルファフライなどソールを曲げようとしてもフルレングスのカーボンプレートが入っているから容易には曲がりませんが、ストリークフライは母指球辺りからグニャと曲がります。ストリークフライにもカーボンプレートは入っていますが部分的なプレートになります。
そのため接地感はかなりよく指で路面を掴むような感覚は持ちやすく、コーナーは曲がりやすいと感じましたが、ペースを上げた時、指を使い過ぎてしまうのを感じました。逆に以前はこんな風に指を使っていたのに最近は使わなくなったんだな。なんてことも感じました。
フルレングスのカーボンプレートの反発を利用した方が速く走れると感じたので、大会ならストリークフライではなく、アルファフライなどを履きます。
では、ストリークフライをどのような場面で使いたいと感じたかというと、しっかり指先を使って最後の一蹴りをするような走りができるようトレーニング用として使いたいと感じました。なぜそんなことを感じたかと言うと、ナイキのスパイクで比較すると、ドラゴンフライは気持ちよくスピードに乗れるのに、同じ感覚でエアズームヴィクトリーを履くとスピードに乗れないのです。トラックレースに出ている仲間はドラゴンフライよりエアズームヴィクトリーの方が速く走れると話していたりしてなぜなんだろう?と考えていました。
もっと爪先寄りで接地しないとエアズームヴィクトリーはダメなのかな?なんてことも考えていましたが、今回ストリークフライを履いて、私は厚底カーボンプレートシューズを履くうちに、足の指を使う感覚が疎かになってきたのが原因だと気づきました。
もちろん小さい筋肉より大きな筋肉を使うことが前提ですが、大きな筋肉をメインに使いつつ、小さな筋肉が使えてくると走りは変わってくると思います。78秒で走ったとき、そんなこと感じました。
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薄底シューズではない
ちなみにナイキの薄底シューズと書かれていることありますが、決して薄底ではありません。そもそも厚いとか薄いとか主観的要素もありますし、アルファフライと比べたら薄いなど相対的な要素が強いです。その意味では客観的数値に基づくなら公認トラック競技でしようできるかどうかが分かりやすいです。
*800mから10000mまでの公認トラック競技は靴底の厚さは25mm以内
ストリークフライは、この規定に合致していません。
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楽しいシューズ
このシューズはミッドソールにズームXを使っているので、ポンポン跳ねます。これが結構楽しくてリズムよく走れます。合わせて、最近使えていなかった足指を鍛えることでスパイクの性能を生かせるような身体に変わっていったら、タイムも伸びるだろうし楽しみです。