100kmからの1500mも無難に。

週末に1500mを走ったので、感じたことなど残しておきます。

チャレンジ富士五湖から、マスターズ陸上で短距離・中距離走って、OTT1500mで自己ベスト更新し、その5日後に弘前100km走った理由などはこちらに書きました。

中距離とウルトラマラソン両方走る人は少ないと思いますが、間にきっちりリカバリーをとって故障に気をつけるなら、いろいろ得ることもあっておススメです。

ただ、タイムを狙うような走りをしたいのであれば、それぞれの時期は分けた方がよいです。

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前日に確認のための流しをした

さて、弘前100kmから2週間は負荷が高くなるポイント練習はやめて、ウルプロ練習会のペーサーで走るだけにしていましたが、金曜日の練習会前の時間を使って200m流しを4本しました。もちろん全力ではありませんが、スパイクに履き替えて接地のタイミングや身体の動きを確認しました。タイムは34″9(51)33″0(59)34″7(55)34″1と中距離のスタートの感覚です。

流しをした理由は、土曜日に1500m走をエントリーしていたので、どんな感じで走れるのか?を確認するためです。

この距離やスピードで、全く身体が動かなかったり、痛みが出たら走りません。その確認の意味もあります。その時の感覚は、5/15に出した自己ベスト(4’42)を狙えるような状態ではないけど、4’50前後では走れそうと感じました。

レース前に考えていたこと

私が走った組は控えめな申告タイムにしている方もいますが、ペーサーは4’40で走るようでした。

4’40は1周平均は1分14秒67ですから、800mくらいまでは今の状態でもさほど無理なく走れるが、そこからは脚が動かないだろうと感じていました。無理して故障しないは当然として、今回は大失速しないで走りたいので、もうちょい遅いペースでよいと思うも、入りはペーサーについて良いテンポで走ることにしました。

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リザルト(ラップ)

4分49秒

この大会はラップ計測がなく、私は中距離ではラップを取らないので、正確には分からないのだけど、通過時の計測表示版をみた記憶と、ウルプロメンバーが撮影してくれた動画に小さく写っている計測表示版のタイムを見るとこんな感じです。

1周目は300m

通過タイム  0’53-2’09-3’27-4’49

ラップ  0’53-1’16-1’18-1’22

感覚的にもこんな感じです。

4’42を出した時は、3周目、4周目も1’16だったので、そこまでは同じようなペースだったわけです。

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走った感想

中距離はスタートから加速して巡行スピードに早く乗せることが大事で、その加速中に他のランナーとの位置取りなどでブレーキがかかっちゃうと、それだけでタイムは落ちます。今回はスムーズに走れて良い位置に入れたけど、ちょっとペーサーは速めでした。ただ入りの300mを遅めに入ってもトータルタイムはさほど変わらなかったでしょう。

先頭を走るランナーは4’35くらいを狙う感じだから、無理に付かずに自分の感覚で走る。徐々に集団は長くなるけど、前のランナーから離れないように走る。1000mくらいで時計を見ると3’08くらいだったような記憶はある。5/15に出した4’42の平均ペースと同じだ。なんて無駄に脳のエネルギーを使った記憶もある。

今考えてみると、この時、時計を見なければ、もうちょっと頑張れた気もする。ここから上げなくては自己ベストは出ないけど、上げるのはかなり難しいって気持ちが前面に出てきてしまった気がする。

自己ベストを出した時は、なんかギリギリ自己ベスト行けるペースで走っているけど、とにかく今その時『一生懸命』走っていて、ゴール手前で電光掲示板が見えた時にこれは行けるって感じだった。

とにかく、心肺的にも筋力的にもキツイ限界域に近いところで走っているのだから、気持ちだけは常に強く持っていないと中距離ではタイム出せないと感じた。

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ランニングフォーム

メンバーが動画撮影してくれたので確認すると前半と終盤では出力は違うけど、フォーム自体はさほど崩れていない。単にイーブンペースで押していくパワーが足りなかっただけ。

600mあたり

1000mあたり

1400mあたり

2枚目と3枚目は、自分で見てもどっちが先で、どっちが後かよく分からないから、背景の人で確認しているレベルです。

最近は自然の位置と骨盤の前傾角度が馴染んできたので、楽にスピードが上がるようになってきました。腰が入るので張りは出てくるので、そこはスポーツマッサージだけではなく、RUCOERUNなどでセルフマッサージもしています。

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アルファフライは耐久性抜群

2021年6月のOTT1500m

昨年6月に4’46のPBを出したOTTで履いていたのはこのアルファフライ

そのアルファフライを履いて今年5月のOTTで4’42のPBを出した。

そして弘前100kmで60km過ぎまで走ったのも、このアルファフライ

もちろん、その間もそれなりに履いている。

調べたら昨年3月に1000mで3分切りした時も、このシューズを履いていた。同じカラーじゃなくて同じシューズ。

2021年3月の1000m

レーシングシューズはソールが減らなくてもミッドソールが劣化すれば反発力も落ちることを考えたら、昨年3月に自己ベスト更新したシューズで、今年5月に自己ベスト更新したのは驚きです。調べてもいないし、調べようもないけど、同じシューズで自己ベスト更新した回数は、この黄色のアルファフライが一番多いような気がする。

今回、スタート前に流しをすると、ちょっといつもと感覚が違う。レース中は特に違和感は感じなかったけど、中距離や、インターバル走などで履いている時の摩耗とは違った摩耗が100kmレースで走ってできたのか、購入して1年半経つから、カーボンプレートやミッドソールの劣化なのか、その両方なのか?

100kmでアルファフライを試してみたいと思いつつ、弘前のような大会でないと中々試すことができなかったけど、それなりに100kmの練習をして脚ができてくれば、私くらいのレベルのランナーでも100kmで自己ベストを狙えるシューズだと感じた。感覚的には終盤でもキロ5程度で巡航ができる程度の走力は必要。理由はキロ5が保てないのは脚の疲労だけじゃなくて、体幹部が保てなくなっているからで、体幹部が保てないとアルファフライは厳しい。

ウルトラ走るなら多少反発が弱くなった方が扱いやすいように感じるけど、1500mなど短い距離なら反発が強い新しいシューズの方が速く走れる。いま、新品を履いたら結構違いを感じるかもしれない。

また、今後は10kmやハーフマラソンなどロードレースでアルファフライを履けるように試していきます。

何より無難に再スタートできてホッとした

今回はタイムより、100km→中距離→100km→中距離という、ちょっとチャレンジングなことを試してみたので無難に走れたことでホッとしてます。タイム的にも、東京マラソン前に走った2月のOTT1500mでは4分51秒2かかっているので、それより速く走れているのだから色々噛み合ってきました。

自分自身で試してみることで自分ごとになります。その経験を積み上げていくことで自分の走力を高めるだけではなく、コーチとしての能力も高まっていきます。今回は無理なレース日程を故障しないようにするにはどうしたら良いかを最優先にしていたので、その辺りのノウハウも蓄積できました。

アスリチューン・ポケットエナジー再入荷

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