2022年も自己ベスト更新することができたので18年連続自己ベスト更新中です。39歳の時に初めて大会に出て現在は56歳ですから、その間には生活にも様々な変化がありましたし、思うように走れない時もありましたが『年に1回は過去の自分を超えたい』と試行錯誤してきた結果です。
2022年大会結果一覧
2020年、2021年は感染拡大を理由とした中止が相次ぎましたが、今年はエントリーした一部の大会を除き開催されました。2021年は400mから251kmまで33レース走り、9回自己ベスト更新しましたが、2022年は100mから100kmまで38レース走り13回自己ベスト更新することができました。フルマラソンを超えるレースは3回ですが、そのうち2回は1位は上出来です。またマスターズ陸上の800m、1500mを自己集計したところ全国ランキングで両種目でTOP10に入りました。
こちらは昨年書いた記事です。
(昨年書いた記事と重複する内容はありますが、少しづつアップデートします。)
一般に40才、50才と年齢を重ねることで筋力や持久力は落ちてくると言われています。またランナーであれば経験はあると思いますが、走り始めて数年は走るたびに自己ベストを更新できますが、次第に頭打ちになり、そこに筋力低下などが重なりタイムが落ち始めるケースは多々あります。
さらに、コロナ禍の影響により、ランニング環境どころか生活基盤が大きく揺らいだりで、全く走れなくなった自分に愕然としている人も少なくありません。
私自身、2020年の春先から夏にかけては本当に走れなくなりましたが、その時できることをしようと短い距離から積み上げてきました。そのことが現在の自己ベストにも繋がっています。
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18年間の自己ベストの推移
自己ベスト推移はこちらです。
2005年(大会開催時は39才)
10km 48:29
2006年(大会開催時は40才)
10km 45:37
2007年(40-41才)
ハーフ 1:45:00→1:44:24(2回PB)
マラソン 4:56:30
2008年(41-42才)
5000m 19:38
マラソン 3:47:35→3:26:32(2回PB)
2009年(42-43才)
1500m 5:11→5:02(2回PB)
5000m 19’22
ハーフ 1:35:51→1:29:16(2回PB)
マラソン 3:21:37→3:15:26(2回PB)
6時間走 55.7km
2010年(43-44才)
30km 2:15:43
マラソン 3:14:37→3:08:43(2回PB)
100km 9:54:03
6時間走 72km
24時間走 178.039km
2011年(44-45才)
10km 39:54
ハーフ 1:28:53
マラソン 3:04:01→2:59:38(2回PB)
100km 9:36:03→9:32:24(2回PB)
12時間走 121.905km
2012年(45-46才)
5000m 19:00
10km 39:24
ハーフ 1:27:11→1:25:03(2回PB)
30km 2:05:07
100km 9:29:20→8:56:17(2回PB)
24時間走 205.044km
2013年(46-47才)
100km 8:53:20
2014年(47-48才)
3000m 11:43
5000m 18:57
10km 38:44
2015年(48-49才)
100km 8:26:45
2016年(49-50才)
24時間走 209.077km
2017年(50-51才)
24時間走 214.472km
2018年(51-52才)
1500m 4:54.70
10km(非公認) *37:03(佐野マラソンのコース短いと感じるので参考記録)
マラソン 2:59:27
最長距離 254km(川の道フットレース)
2019年(52-53才)
5000m(非公認) 18:13
10km 38:18
ハーフ 1:24:13
マラソン(非公認) 2:58:53
2020年(53-54才)
1000m(非公認) 3:03.80→3:02.05(2回PB)
1500m(非公認) 4:47.69
3000m(非公認) 10:54
10km 37:57
2021年(54-55才)
400m 1:04.42
800m 2:28.9→2:23.13(2回PB)
1000m(非公認) 2:59″.51
1500m(非公認) 4:46.00
1500m(公認) 4:54.65
3000m(非公認) 10:47.5→10:44.0(2回PB)
*10:44は5000mの通過タイム
5000m (非公認) 17:53.2
10km 37:46
2022年(55-56才)
100m 14.23
800m 2:21.62→2:21.05
1500m(非公認) 4:42.8
1500m(公認) 4:53.72→4:49.94→4:48.21
5000m(非公認) 17:42.5
5000m(公認) 18:29.6
ハーフ 1:23:40→1:23:39
フル(公認) 2:59:13→2:59:03
- 色付きは現在の自己ベスト
- 全てグロスタイム
- 公認記録が非公認記録を上回る場合は公認記録のみ掲載
- 公認・非公認の記載がない場合は公認記録
また、100マイルトレイルなども完走してますが、トレランは掲載してません。それと15km、20kmとか78kmなど一般的でないタイムの場合は、それより長い距離のペースより遅いなら自己ベストに加えていません。
「これ以上のタイムを出すのは難しい」と感じるタイムは一つもない
今年自己ベスト更新した100mからフルマラソンまでの全ての種目について言えるのは、『これ以上のタイムを出すのは難しい』と感じるタイムは一つもないということです。身体のコンディションがよく、絶好の気象コンディションの中で、完璧と思えるようなレース運びをして出したタイムはなかなか破ることはできません。その意味では2015年サロマ湖ウルトラマラソンで出した100km自己ベストは全てが揃ったタイムで、その後サロマ湖を4回走りましたが更新することはできませんでした。
このように考えると、感染拡大による大会中止がなければ、私の100km自己ベストは今後も2015年の記録のまま止まっていたかもしれません。2015年のサロマの気象コンディションは最高で、同等以上のコンディションは中々期待できません。気象コンディションが悪い中で自己ベスト更新するには走力アップが必要になりますが、従来はそこがほぼ横ばいだったのです。来年以降サロマなどタイムが狙える大会が開催されるのであれば、多少気象コンディションが厳しくても自己ベストを更新できるくらい走力を高めたいと思っています。
1年前に、「2021年は10kmまでの記録を全て上書きしましたが、2022年はハーフマラソン、フルマラソンともに上書きしていく必要があります。」と書いていましたが、今年どちらも上書きしましたし、どちらもまだまだ上書きできます。
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歳をとると遅くなる?
生きている限りは加齢は避けることができません。何もしなければ、もしくは同じことをしていれば加齢により体力は落ち、タイムは落ちていきます。特に距離が短くなるほどタイムの落ちが目立つようになります。いわゆる「スピードがなくなった。」という状態です。スピードがなくなる大きな原因は筋力低下と、身体各部位の可動域の低下の影響が大きいと言われています。
そこで私はその2つを向上させる練習・トレーニングを行ってきました。その土台を作った上で速いスピードで走れる距離を少しづつ伸ばしていきました。
小見出しに書いた「歳をとると遅くなる?」は、間違ってはいません。ランニング歴の短い方は別にして、比較的長い方であれば、今までと同じことをしていれば徐々に筋力は落ち、柔軟性は落ち、タイムは落ちるケースは少なくありません。でも、そうならないように試行錯誤していく、またそれまで出来ていなかったことを出来るようにしていけばタイムは伸ばせます。
もちろん、学生時代や社会人になってから本格的に競技として陸上に取り組んできた方は、ありとあらゆることを試してきたでしょうから伸び代はほとんど残っていないでしょうが、一般の市民ランナーには大きな伸び代があるはずです。
以前のように走れなくなったことを、「年齢」を理由にするのは簡単だし、それで自分自身が納得できるのであれば、その中で楽しみを見つけたら良いと思いますが、心のどこかに「以前のように走りたい。以前より速く走りたい。」という気持ちがあるのであれば、「年齢」を考えない方が良いと私は思っています。
ウルプロには50代や60代でも、大きく成長しているメンバーはたくさんいます。スピードがついてきたと感じるメンバーだけではなく、今まで走ると痛みが出てしまっていたけど、今は痛みが出なくなり楽しくなったとか、今までは考えられなかったような長い距離を走れるようになった。など自分自身の成長を楽しんでいます。
どうすればできるようになるか?いつも考えている。
私自身が試行錯誤して掴んだことや経験などメンバーへのアドバイスに役立てています。私は元々うまく走れなかったところからスタートしたからこそ、どうすればできるようになるのかをずっと考え続けています。出来ないことが出来るようになる過程が分かるからこそ、アドバイスできることもあります。
高い目標達成に挑みたい方だけではなく、しばらく自己ベストが出せていないけどもう一回狙ってみたいとか、以前のように走りたいとか、痛みなく走れるようになりたいなど「今の自分」を少しでも変えていきたいと試行錯誤する方々は歓迎します。練習会への参加やパーソナルレッスン を希望される方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。