こちらは先週開催し、そして明日開催するリアル・ウルトラセミナーの資料の冒頭書いた言葉です。
今回のセミナーで一番掴んで欲しいこと・明確にして欲しいこと
・ウルトラマラソンをイメージする。
・なぜウルトラマラソンを走りたいのか?
・目標は何か?
・そのために現時点足りないこと?
・それをレースまでにどうするか?
そしてこんな言葉を添えました。
ウルトラマラソンでリタイアする時の状況などイメージすれば、そうならないために何をしたら良いか準備できるからです。
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リタイアする時
ウルトラマラソンは距離も長いが時間も長い。
夜明け前にスタートして夜更け後にゴールする。
時間が長いから寒暖差は大きいし天候も変化する。
通常なら寝ている時間から走り始めるから身体も驚いてしまうし体調を崩しやすい
フルマラソンの35km前後はもう終盤だが、100kmだとまだ1/3しか進んでいない
中々距離が減らない。残った距離に押し潰される。脚が動かなくなる
胃腸の調子が悪くなる
気持ち悪くなる
食べれなくなる
ガス欠になる
睡魔に襲われる
靴擦れや股擦れなど徐々に酷くなる
暑さに熱中症気味になる
寒さで指が悴みジェルも開けられない何のために走っているのか分からなくなる
このままだと故障するんじゃないかと不安になる
やめる理由をひたすら探す
自分にも周りにも仕方がないね。よく頑張ったよ。やめる勇気必要だよ。と言われる言い訳を探す。
それが見つかったらリタイアする。
もう走らなくても良いと思えばホッとする。
収容車からゴールに向かう道に、自分より苦しそうなのにゴールを目指しているランナーをみると、自分は何やっているだろ?と悔やむ。
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100kmマラソンの完走率はだいたい7割。3人に1人はリタイアしている。
リタイアの理由
- そもそも走力が足りない。
- 転倒など突発的な事故。
- 計画性なく走って関門アウト、逆にオーバーペースで潰れる
- 一つのトラブルに対処できなくてリタイア
- 目標が不明確、見失いやすい目標だと気持ちが折れやすい。
リタイアしやすい人・しにくい人
100kmに限らないけど、自分自身への挑戦・限界への挑戦、未知の距離を楽しみたいと走る方は諦めにくく、周りからの評価のために走っている人は諦めやすい・リタイアしやすいと感じています。
また、過去何回もリタイアしているけど、それは暑くて熱中症気味になったから仕方がない、寒くて低体温症気味になったから仕方がない、エイドに補給食が残っていなくてガス欠になったから仕方がない、練習不足だったから仕方がない。と表面的なリタイアの理由は把握しているけど、なぜそうなったのかを理解していない人は繰り返します。そしてリタイアする人は、止め癖が付いてしまい、止めるハードルが結構低いのです。
状況によっては止めた方が良い状況はもちろんあるので、リタイアすることがいけないとは言いません。
リタイアした後に、まだ走れた・ゴールを目指せたと後悔しないようにして欲しいのです。
諦めることは、頑張ってきた過去の自分に対して申し訳ないこと。今の自分に出来ることを懸命に探し1歩でもゴールな近づくことが過去の自分に対する義務だと感じている方は強いです。(もちろん自分自身だけではなく支えてくれた家族や友人・大会関係者に対しても同様です。)
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ウルトラセミナー参加者の完走率が高い理由
ウルトラセミナー参加者の完走率が高い理由は、絶対に完走したい。目標タイムで走りたいという気持ちが強く、そのためにはどのような準備をして、どのように走れば良いかを掴みたい。とセミナーに参加しているのです。
そして必要な準備をしてレース当日を迎える。それでもトラブルは起きるが、起きることは想定しているので冷静に対処し、ちょっとしたトラブルで諦めず、その時できることを探し対応する。
そしてこの考え方は非常に大事です。
「ウルトラマラソンは、トラブルがあって当たり前。なかったら儲けもの。」
「ウルトラマラソンには復活がある。」
初めての100kmだけど、あの人が完走しているのだから何とかなるでしょう。的な人よりは相当なアドバンテージです。
また、自分自身で立てた目標が明確であればあるほど、そのことは大きな力になります。
その辺りを抑えた上で、さまざまな話をセミナーでお伝えしています。
ウルトラセミナーは何回か開催するので、参加希望の方はFacebookページのメッセージにてお問合せください。