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自分自身がどのようなフォームで走っているか考えたことありますか?
深く考えなくても大会時に撮影された画像を見て、「これは私ではない!」とか「悪意を感じる」とか思ったことがある方は少なくないと思います。
故障がちなランニングフォームを改善したい。効率良く速く走れるフォームになりたい。カッコ良いフォームと言われたい。と思ったらまずは自分自身がどう走っているかを知ることです。
例えば、化粧する時や髪型を整える時は、鏡を見ながら自分のイメージ通りにしていくと思います。そのイメージが出来上がってしまえば鏡を見なくても出来るようになります。
ランニングフォームも一緒で、自分が走っているフォームがイメージできるようになるまでは、動画や画像などで確認した方が上達は速いです。
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日曜日にパーソナルレッスンをした、ウルプロに入会して間もないHさんに、どのようなフォームで走っているか聞いたところ、このように答えました。
①踵着地
②着地が身体の前
③ガニ股(足首が固いことが原因)
④身体が後傾している
Hさんは、それぞれを改善するために何をすべきかを考えてランニングレッスン本を読んでいろいろ試していたようですが、あれもこれも意識しようとして混乱してしまった。と話していました。
確かに4つの課題があったなら、それを同時に解決していくのは大変だと思います。ただHさんの場合は一つ意識すれば全て改善できると思い伝えました。
なぜならそれらを引き起こす大きな原因は一つで、その他はその原因が引き起こす症状のようなものだからです。
Hさんの場合は身体の後傾を変えたら、①②③は意識しなくても改善できたのです。
試したら分かりますが、いつもと同じように歩いた(走った)状態から上体を後ろに後傾させると、脚は開く、いわゆるガニ股になると思います。そしてガニ股になればつま先から接地するのは困難で普通に歩けば(走れば)踵着地になります。
また上体が後ろにあるのですから、接地は前気味になるのも当たり前です。
自分は足首が固いからガニ股になるのは仕方がないとHさんは思っていましたが、それは正しくありません。(実際フォームを変えたらガニ股にはなっていません。)
次に、上体を後ろから前に持っていくと、ガニ股にするのも、踵から着地するのも難しくなります。
もちろん例外的なケースはありますが、Hさんの場合は、その動きを体感してもらうことで、改善できることを理解してもらいました。
4つあった課題が1つに絞り込めたのですから、あとはその課題解決に絞れば良いのだからシンプルです。
もちろん、治していかないといけない細かい部分はいくつかありますが、大きな動きはこの部分でかなり改善しました。
大きな動きを変えなければいけないのに、細かい動きから変えていこうとする方はいますが、これでは、小手先の改善と言わざるを得ません。
次にHさんが後傾気味になっていた原因をチェックしていくと、いくつかありましたましたが、その点については別に紹介します。
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どちらもフルマラソンを走れるくらいのキツさで走ってもらいました。ペースは変わりました。
レッスン前のフォーム
レッスン後のフォーム
動画はこちらです。
Hさんのパーソナルレッスンを受けた感想はこちらです。
パーソナルレッスンの最大のメリットは、自分の現状を客観的に見てもらえる事に尽きると思う。教則本を読んでも何が必要で何が不要かの判断は難しく、かえって理想のフォームから遠ざかってしまっていたのだと痛切に感じた。
今回レッスンを受けることができ、久しぶりに故障せずにタイムアップ出来るかもと希望が持て気持ち良く走れた。
この嬉しい感覚を忘れずに、富士登山競争完走・サブ3.5を今年の目標として、常に目的・問題意識を持って練習したいと思う。
レッスンご希望の方はfacebookページのメッセージにてお問い合わせください。