うつくしま、ふくしま。ジャーニーランを無事完走したことをアップしましたが、文中で触れたトラブルについて紹介します。
長い距離、長い時間走るわけですから、さまざまなトラブルは起こります。対策をしていても、気象条件や体調によって発生しやすいトラブルはありますが、対策をしているか、していないかでトラブル発生の確率は大きく変わります。
その対策をするために一番大事なことは、どのようなトラブルが起こるのかを知識として知っておくことです。
今回、色々不安があった部分に対しては対策をしたので、そのことが原因でのトラブルは回避できました。このことも大事なことなので、後ほど書きます。
<スポンサーリンク>今回のトラブルは大きく3つありましたが、それぞれ異なるタイプです。
①私が現在抱えている問題であり、大なり小なりトラブルになることを予見し、できる対策はしたが、やはり発生したトラブル。
②事前準備さえしっかりしていればほぼ起きなかったトラブル。
③大半のランナーが長い距離を走れば発生しやすいトラブルで、対策をしたが、事前準備の不注意から発生したトラブル。
①に関してはあまり参考にならないと思いますが、②にも多少繋がる話なので書いておきます。
右肩痛からの両腕の痺れ
腱板炎により、右肩、右腕の調子が良くないことは何度か書いていますが、短い距離など走行中はさほど違和感はなく、日常生活の小さな動作で痛みが出たりします。例えばTシャツの着脱に苦労したり、扉を開ける時に力が入り難かったり、手で身体を洗うのが大変だったりしますが、レース前に擦れ防止クリームを左脇の下に塗ろうとすると届かないのは困りました。痛いと使わないと余計動かなくなるので普段から腕や背中を動かすようにしてます。
ウルプロオーバーナイトランでは大丈夫でしたが、今回のジャーニーランのような距離になると痛みになるか予想つかず、臨機応変に対応するしかないと思っていました。
実際走ってみると、オーバーナイトランの時よりザックの重量があることなどから、前半から右腕が疲れて上げているのがキツくなり、バランスをとるために両手をダラリと下ろして走っていると、左腕も含めて痺れというか疲労感がでてきました。
大会前から予想していたことなので、これは仕方がないと痺れなどが緩和するように、セルフマッサージしながら先に進みました。
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ザッグのフィッティングミスと荷物の入れ方
今回はこのザッグを使いました。昨年の信越五岳でも使ったし、今年2回のウルプロオーバーナイトランでも使いましたが、その時は今回の問題はおきませんでした。
今回どんなトラブルが起きたかと言うと、CP2(43.3km地点)手前5kmくらいから腰上の背骨辺りが痛くなってきたのです。良いリズムの女性ランナーと前後して走っていたのでリズムを崩したくないと痛む箇所を走りながらチェックしました。
最初は腰に貼ったテーピングの貼り方が悪かったのかと思い、走りながらテーピングを剥がすとどうやら、ザッグ下部が走るたびに背骨な当たっているのです。1回の衝撃は小さくても繰り返すと大きな痛みになります。
ザッグに入れた硬めのアイテムが下側に下がってきてぶつかったのだと分かりましたがその辺りは暗いので、CP2で、CP4までのジェルを出したり、メインのライトを出したりするので、その時にパッキングをやり直すことにして、悪化させないように左手をザッグと背中の間に挟むような姿勢で走りました。
2年前の同じ大会(前半コース)で肩甲骨辺りを痛くしたことありますが、その時は単なる荷物の詰めすぎが原因でしたが、今回は違う原因もありました。
このザッグはショルダー部に長さを調整できるマジックテープで付いているので、背負ってからではフィッティングをほぼ調整できません。
2回のオーバーナイトランでは気にならなかったのですが、今回事前準備で失敗しました。それは肩周りへの負担軽減を図るために従来よりこの調整部分を伸ばした状態にしたのです。
これは縮めた状態です。
これは伸ばした状態です。もっと伸ばせます。
ようはザッグ背面の荷物収容部や前面のボトルホルダーの位置を上にしたり下にすることができるのです。
今回適正位置に調整できなかったことで、普段当たらない腰の上辺りに当たってしまったのです。CP2でショルダー部の調整をするとともに、軟らかいウィンドブレーカーが入った袋を痛い箇所に当たるようにパッキングを調整しました。そしてCP3に向かう途中のコンビニで再調整したら痛みは緩和されました。
<スポンサーリンク>実際、ザッグが下がりすぎていて重心が下がっていたり、締め付けが悪く揺れているランナーは少なくないので、背負った状態でベテランランナーに位置を調整してもらうと走りやすくなると思います。
一度セッティングをすれば、肩ベルトの位置など調整することはほぼありませんが、今回は不注意でした。
ただ、コロナ禍により、レースの感覚が鈍っているのだから一定仕方がないのかとも思ってます。
長い距離になれば携帯するアイテムや補給食は増えるので重量が増します。その詰め方次第でストレスがうまれたり、なくなったりします。特に普段ザッグを使わないロードランナーはご注意ください。
また、違和感を感じたら、そのままにしないで、出来るだけ早く違和感の原因をなくす努力をすることが重要です。
もう一つのトラブルは別に紹介しますが、かなりロスタイムを生みました。
今回使用したのはこちらのパーゴワークス/ラッシュ5Rです。サイドの収容部も多いのですが、身体の硬い人は使いこなせません。ただ前面のポケットはかなり使いやすいです。