昨日は近くの競技場で、年末に買ったアディオスプロと、HOKAロケットXを試してみました。
<スポンサーリンク>ちょっと疲れてましたが、風もなく、半袖・短パンでも嫌にならない走りやすいコンディションでした。
まず、やはり年末に買ったHOKAリンコンでジョグしました。
最初、私しか競技場にいなかったので完全貸切でした。コロナ禍だからではなく、平日はいつもこんな感じで、たまに実業団選手も練習しています。
走り始めは動きが悪いけど、ジャーニーラン走っている気分で、体の動きを感じながら走るうちに徐々に動いてきました。
5’33-5’05-5’00-5’00
4kmジョグしてから、そのままリンコンで400m走りました。力まず動きだけ意識して走る。
88秒
1本目なので、余裕はありますが、ゴール後は呼吸乱れていてちょっと疲れを感じました。
そこからシューズを履き替えて同じような感覚で走りました。リカバリーは4分ほどとり心拍数が落ち着いてからスタートしました。
<スポンサーリンク>HOKAロケットX
84秒
同じブランドのリンコンと比べて4秒速い。リンコンより接地感が柔らかくナチュラルな反発を感じました。結構気に入っているモデルです。
アディオスプロ
83秒
いつもと同じようにフォアフットで走るとどうも反発がもらいにくくスピードに乗れません。
アルファフライ
77秒
だんだん疲れてきたのか、心拍数が戻ってスタートしても200mくらいからキツくなってきました。
それでもアルファフライは履き慣れてるので走りやすくアディオスプロより6秒速い。
<スポンサーリンク>そして、アディオスプロを履いた時に感じたある感覚を確かめるために、再度アディオスプロに履き替えた。
アディオスプロ
履き替えた理由は、走り方を変えたのです。
具体的に書くと、アルファフライはシューズ部を上から下へと縦に押しつつ母指球辺りで接地すると反発をもらいやすいのですが、その走りをアディオスプロですると走りにくいと私は感じています。
接地は上半身と下半身の動きの結果なので、そこを変えることはオススメしませんが、ちょっと試したかったので、シューズ部を上から下に落とすのは変えずに接地をソール前部ではなく、ソール全体でフラットについてみました。
すると、最初に履いた時より、明らかに反発が強くなりグイグイ進むのです。
ちょっとスピードが出て心拍数は上がりましたが、先程のアルファフライより速く走れました。
74秒
私の感覚ですが、接地直前に踵よりつま先が上を向いているけど、接地の瞬間にはソール全面で押し込めるようなランナーは、このシューズは走りやすいと思いました。
今年の箱根駅伝はアルファフライと、ヴェイパーフライネクスト%が独占しましたが、それは大半の選手がこれらのシューズを生かせるフォームになってきたからでしょう。そして、そのフォームでアディオスプロを履くと走りにくいと感じたのかもしれません。
もし、ヴェイパーフライがここまで席巻していなかった2年前、少なくとも1年前にアディオスプロが発売されていたなら、ここまでナイキ独占にはならなかったのではないか?と改めて感じました。
今、アディオスプロは非常に人気がありますが、使用している何人かの知り合いに聞いたところ走りやすいと話すランナーのフォームは、接地直前までつま先が上を向いて接地でフラットに乗り込むフォームでした。
接地直前につま先が下を向いていても、接地はフラットにソール全体を押し込むような走りなら同様だと思いますが、ソールの前部に体重を乗せて走るランナーだとアディオスプロのソールは硬く感じるかもしれません。
そして、もう1回アルファフライに履き替えました。
アルファフライ
なぜ履き替えたかと言うと、アディオスプロがソール全体で押し出すように接地すると反発が強く感じましたが、アルファフライはソール前部で地面を押し出すような接地ができるようにフォームを整えて走ってみたかったからです。
そのために少し前傾を深めるとスピードは一気に上がりましたが、リカバリーは取っていても、200mくらいで心肺がキツくなり、そこから失速気味になりながら400m走りました。タイプが違うシューズを履き替えたのでいつもより疲れました。
71秒
後半200mは結構失速したので、多分前半32秒、後半39秒くらいでしょう。ちょっと入りが速すぎました。
合わせて6本走りました。
最初は多少元気があり、最後はヘロヘロなので、タイムによるシューズの評価は難しいけど、アルファフライとアディオスプロの異なる感覚は掴めました。
どちらが優れているというより、どちらが自分のフォームに合っているかだと思います。アディゼロジャパンブーストやアディゼロ匠を愛用していた頃の私だと、確実にアディオスプロの方が走りやすかったでしょうが、この2年くらいヴェイパーフライを履きこなすためにフォームを変えたので、今はフォアフットに適したシューズが履きやすいです。ただアルファフライは一定のスピードがないと反発をもらいにくいので、私の場合は10kmでもオーバースペックです。ヴェイパーフライネクスト%が10kmより長い距離になるとヴェイパーフライネクスト%が履き慣れていることもあり走りやすいですが、今回履いたHOKAロケットXも走りやすく感じました。この辺りに関しては別に書きます。
<スポンサーリンク>そこからドラゴンフライ(中長距離用スパイク)で走るつもりでしたが、ちょっと無理しそうなのでやめました。
そこで、アディオスプロに履き替えて、遅いペースを試してみました。
5’31
このペースだと走りにくく感覚的より結構遅い。このシューズはしっかり踏み込まないと進まないと感じました。
次の1000mはロケットXで同じ感覚で走りました。
5’30
このシューズはウルトラマラソンくらいのペースでも気持ちよく走れそうな感覚がありましたが、このペースまで落とすと、あえてこのシューズを選ぶ意味はありません。
そしてカーボンが入ってないリンコンに履き替えました。
5’25
このくらいのペースだと、このシューズが一番走りやすい。またカーボンプレートが入っていないことからソールの屈曲性が高くスピードコントロールがしやすかった。
HOKAから最近発売したカーボンX2は、ルナークスの佐藤さんが書いた投稿を読むと、多少フォームが崩れても走りをサポートしてくれそうなのでウルトラマラソンには良いかもしれないと感じました。
最後は速い動きを身体に覚え込ませるために、ドラゴンフライに履き替えて100m流しをしました。
スタートから全力走だと脚への負担が大きいので、急加速して早めにトップスピードに乗せるのではなく、徐々にスピードを上げていく感じで3本走りました。
16″1
15″6
15″2
1本目と3本目で1秒近く違いますが、100mの1秒は大きな差です。
1本目は何も考えずに走りました。16秒でも2’40/kmペースですから結構反発をもらえます。反発をもらえるのでスピードもでます。
2本目は、上半身と下半身の連動を少し意識しました。ピッチ数は変わってないと思うので0.5秒のタイム差はストライドが伸びたのでしょう。
3本目は、対空時間を抑えて、リズムよく地面に力を加え続けるように走りました。
3本ともタイムを出そうと目一杯地面を蹴るような走りはせず、接地でタイミングを合わせて力を伝えるように走ったので、疲労はほぼありません。今回はシューズを履き替えながら、そして走りを変えながら(←オススメしません)400mを6本走ったので100m流しは3本にしましたが、この感覚なら無理なくできるので、次回はもう少し本数増やして走ります。
スパイク履いて流しをすると、上半身と下半身の連動が分かりやすく、また身体の軸を保って接地をしないと力が伝わりにくいのが分かりやすいので取り入れています。
最後、そのままドラゴンフライで400mをしました。負荷をかけ過ぎたくないので、5000m走るくらいの感覚で脚の筋力を使わずに前傾により推進力で進むような感じで走り時計を見ると
88秒
足を置いていくだけの走りではスピードが出ないことが分かりました。
いつ再開されるのか分からないけど、マスターズ陸上で800mや1500mを走る予定なので、スパイクに慣れるよう履く機会を増やしていきます。
今回、久々に400mや100m走ったことで刺激入りました。私は主催者だからランキング対象外ですが、一人10kmやって前回の記録を少しでも超えたいと思います。
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第1回大会の結果はこちらです。