大阪国際女子マラソン開催〜4つの切り口〜

昨日開催された大阪国際女子マラソンおよび大阪ハーフマラソンについて私なりの考察をしました。

上位結果

大会結果はこちら

  1. 松田 瑞生(ダイハツ)2:20:52(NGR)
  2. 上杉 真穂(スターツ)2:22:29
  3. 松下 菜摘(天満屋)2:23:05
  4. 谷本 観月(天満屋)2:23:11
  5. 阿部 有香里(しまむら)2:24:02
  6. 佐藤 早也伽(積水化学)2:24:47

世界記録 ブリジット・コスゲイ (ケニア)2:14:04(2019年)

日本記録  野口 みずき(グローバリー) 2:19:12(2005年)

今回、男子ペースメーカーが最後までついたことについて、元陸連幹部からもおかしいのではないかとの声が出ていますが、私も違和感がありました。世界と大きく差がついている現状を打破するために2時間19分台、そして2005年から更新されていない日本記録更新して欲しいという意図からだと思いますが、一般にペースメーカーは30kmまでついて、そこからは選手同士の駆け引きなど繰り広げられます。もちろん優勝した松田選手は素晴らしい走りをしたのはいうまでもありません。

私の違和感は、フィニッシュまでペーサーがついても構わないのですが、例えば日本陸連が定めた設定ペースがあるのであれば、ペーサーは松田選手が遅れてもそのままのペースで走らないと2位でほぼ単独走となった上杉選手との間に不公平感が出るように感じたのです。

しかし、ナイキなど厚底カーボンシューズが世に出てから女子の世界記録も大きく更新されているし、男子は日本でも大きく記録が伸びていますが、それでも破れない記録を作った、野口選手、渋井選手そして高橋選手がどれだけ凄かったのか改めて考えさせられます。

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全体の結果

タイム区分人数累計人数上位比率
2:20:00-2:29:5910103.6%
2:30:00-2:39:599196.8%
2:40:00-2:49:59224114.6%
2:50:00-2:59:5910014150.3%
3:00:00-3:09:598622781.1%
3:10:00-3025791.8%(完走率)
DNF23280100%
DNS75

サブ3率

  • 2022年大会 50.3%(141人/ 出走者280人)
  • 2021年大会 84.3%(59人/出走者70人)*参加資格を大きく縮小
  • 2020年大会 35.3%(165人/出走者423人)
  • 2019年大会 23.8%(102人/出走者428人)
  • 2018年大会 29.7%(120人/出走者404人)

それ以前はサブ3人数のみ

  • 2017年  115人
  • 2016年  81人
  • 2015年  71人
  • 2014年  74人
  • 2013年  70人
  • 2012年  61人
  • 2011年  50人

2011年大会のサブ3率は12.8%(50人/392人)だったことを考えると、2019年あたりから急増しているのが分かります。今回の上位12.8%は2時間50分を少し切るタイムなので10分ほど速くなっています。(*気象条件など異なる中での比較です。)

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100km7時間台のウルトラランナーが上位50人に4人

私が知っている範囲ですから、見落としがあるかもしれませんが、少なくとも4人のウルトラランナーが上位50位に入りました。

今回の順位氏名タイム100kmPB
23位藤澤舞2:43:057:32:48
24位仲田光穂2:43:38(PB)7:40:04
32位兼松藍子2:46:04(PB)7:44:58
49位楠瀬祐子2:52:027:49:33

世界屈指の高速コースであるサロマ湖ウルトラマラソンが2019年を最後に開催されてませんが、その間女子ウルトラランナーのフルマラソンのタイムなど向上しているので、サロマ湖が開催されれば気象条件にはよりますが、優勝タイムは7時間10分台に届くかもしません。例年であれば既にエントリーが終わっていますが、今年は大会要綱も発表されていないので、主催者は現在の状況が落ち着くかどうかを見極めていると思われます。本年IAU100km世界選手権が開催されるので、なんとか開催して欲しい。

こちらは最後に開催された2018年IAU100km世界選手権について書いた記事です。この時、今回紹介した藤澤 舞選手が3位、兼松 藍子選手が4位、楠瀬 祐子選手が6位で、今回DNSの太田 美紀子選手が4位でした。

(画像は女子6位入賞のアスリチューンサポートランナーの楠瀬祐子選手 画像提供は深瀬さん)

また、その時から急激に力をつけている仲田選手について書いた記事はこちらです。仲田選手の100km自己ベストは100km走って、中5日のタイトなスケジュールで走った大会で出した記録です。

画像提供:仲田選手

また、仲田選手は100kmにとどまらず、200kmを超えるレースでは男子選手を加えても優勝しています。

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募集人数6,000人の大阪ハーフマラソン開催

また、同時開催の大阪ハーフマラソンのリザルトはこちらです。

まん延防止等重点措置下の大阪府において、エリートレースの大阪国際女子マラソンだけではなく、エントリー者6,000人規模の市民大会が開催されたことは大きな意義があります。今週開催の別府大分毎日マラソンは一部のエリート+県内選手等により543人に縮小して開催されます。(当初予定は4,184人)

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