青梅マラソンに応援に行った後、このような記事を書きましたが、実は今回一番驚いたことは10kmのゴール付近で応援していて上位を走る高校生の多くがヴェイパーフライ4%を履いていたことです。
箱根駅伝やエリートレースでは、上位に入るランナーの多くが、ヴェイパーフライ4%を履いています。東京オリンピックのマラソン代表を決めるMGCへの出場権を得ている選手にもこのシューズを履いている選手は多いです。
それを見たら高校生だって履きたくなるのは分かりますが、これほど多いとは思いませんでした。
TOP10のうち何人ヴェイパーフライ4%を履いた選手がいると思いますか?
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答えはこちらです。
1位から10位までのシューズです。
□1位 30’23
ヴェイパーフライ4%フライニット
靴ひもが解けながら凄いスピードで駆け抜けました。
□2位 30’52
ヴェイパーフライ4%フライニット
□3位 30’55
ヴェイパーフライ4%フライニット
□4位 31’03
ヴェイパーフライ4%フライニット
□5位 31’14
□6位 31’15
ヴェイパーフライ4%フライニット(ズームフライフライニットの可能性あり)
ミズノ
□7位 31’16
ヴェイパーフライ4%フライニット(ズームフライフライニットの可能性あり)
□8位 31’19
ヴェイパーフライ4%フライニット
□9位 31’22
ヴェイパーフライ4%フライニット
□10位 31’24
ヴェイパーフライ4%フライニット
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正解は、上位10人中9人でした。
2人の選手が履いたEKIDEN PACKカラーのシューズがズームフライ フライニットの可能性がありますが、NIKEであることは間違いありません。
同じユニフォームの選手が多いですが、5つの高校で一番速い選手がヴェイパーフライ4%を履いていた。という見方も出来ます。
高校生の部活というとアシックスやミズノ、加えてアディダスのイメージを持っていたので驚きました。
今や高校生の多くがヴェイパーフライ4%を履いてるのか?と思って、陸上競技マガジン2月号に掲載されている全国高校駅伝の記事内画像を見るとアシックスが目立っていて、ヴェイパーフライ4%を履いてる選手はさほど多くはありませんでした。
高校生に限らず、大都市以外ではヴェイパーフライ4%の購入が難しいという事情もあるのでしょう。
現在は供給が安定してきたので、エリートレースや大学駅伝でヴェイパーフライ4%を履く選手が目立つ走りをすると、来年の全国高校駅伝では大きく状況が変わるかもしれません。
今回のレースでヴェイパーフライ4%を履いた選手が上位を独占したことに関しては色々思うところはあります。
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カーボンプレート装着シューズという新しい分野には、NIKEに続いてHOKA ONEONEが商品を投入してきました。当然ながら他のブランドも発売するかどうかは別にして、この状況になんの対応をしていないとは考えられません。商品開発や研究などはしているでしょう。またNIKEに関してもさらに5%というべきシューズを開発中という噂レベルの話が耳に入ってきます。
少し前に記事をアップしましたが、HOKA ONEONE EVOカーボンロケットを購入し履いたところ、私には履きこなすのが難しいシューズでした。
ヴェイパーフライ4%よりHOKA ONEONE EVOカーボンロケットが難しいシューズだというわけではなく、私には難しいという意味です。
逆に、ヴェイパーフライ4%は合わないけど、HOKA ONEONE EVOカーボンロケットは履きやすいという方もいるはずです。
私がヴェイパーフライ4%を初めて購入したのは昨年の1月ですが、10kmを超えるレースで履いたのは今年に入ってからです。理由は色々と不安を感じていたからです。
ランナー一人一人、足の形状や筋力、足首を中心とした柔軟性、そして走り方は違うのだから、しっくりくるシューズは様々です。そして、そのニーズに応えるために、様々なシューズメーカーがそれぞれたくさんの種類のシューズを発売しているのです。
その辺りに関しては、シューフィッターなど専門的な知識を持った方の説明を受けたら良いと思いますが、カーボンプレート入りシューズを履くことで全てのランナーが速く走れるなんてことはありません。カーボンプレート入りと聞くと凄い反発がありそうですが、そもそもカーボンプレートを曲げることが出来なければ反発を得ることは出来ません。
その観点で考えると現在の状況はちょっと加熱しすぎとも感じています。
また、ヴェイパーフライ4%は靴ひもが解けやすいという記事をアップしましたが、このシューズに限らず解けやすいと思ったら、解けにくいヒモに交換することをオススメします。レース中に解けたらタイムロス、転倒の危険性、焦りなどに繋がります。
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また、話題のシューズについてこちらにまとめています。