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フルマラソンのシーズンが終わってから履こうと思っていた短距離用スパイクですが、どんな感覚なのだろうか?ときになるので流し的に走ってみました。
競技場には中学生とコーチ合わせて数人いるだけで、行った時にはトラックを貸し切り状態でした。
身体がシャッキとせず、トラックをジョグで走ると感覚よりかなり遅い。一人だと気分が盛り上がらないこともあるけど、それを加味しても遅い。
ジョグを終えてからヴェイパーフライネクスト%を履いて走るも、やはり感覚より実際のペースは遅い。。もちろん上げようと思えば上げることはできるのだけど出力を上げずにペースが上がるよう上体の使い方や、前傾角度など微調整してみた。
今日は軽くジョグして流して終わるつもりだったけど、身体の芯が抜けてるような感覚があったので、少しスピード上げて刺激を入れることにしました。
そのままヴェイパーフライで流しをしても良いのだけど、スパイクを持ってきたので感触を確かめるために脚に負荷をかけない程度の出力で走ってみた。
結論から書くと、これはかなり速く走れる。と感じた。母指球で接地すると身体をグイッと前に押し出してくれる。
100mをダッシュではなく、徐々にスピードを上げていくように走ったのに手元の計測でPBを軽くクリアしていた。
上体主導で体幹部を使う走り方なので、ふくらはぎやアキレス腱にもほとんど負荷はかかっていない。
この加速感は気持ち良いです。
100mを3本走ってからシューズを履き替えて芝生をジョグして終了です。
1時間程度のトレーニングでしたが、少し刺激入りました。
短距離用スパイクを買った理由などこちらに書いています。
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短距離は努力より才能によるところが大きいと言われているけど、それはトップレベルのことであり、市民レベルであれば試行錯誤すればするだけ速く走れるように感じています。
少年期を除いて初めて100mを走った2013年(47才)は14″75でした。短距離は長距離以上に瞬発力・筋力が大事ですがそれから6年経った53才の今年はトラブルがありながらも14″49とタイムは伸びているのです。
その間、短距離の練習はしてませんが、ランニングフォームは相当変わってきました。
右足のソールが剥がれているのが画像からも分かります。走っていてなぜか身体が浮いてしまい前方への推進力がかなり削がれていました。
今回も2013年も変わらずスタートは下手くそでスタート直後は出遅れますが、前回100mを走った時は中盤以降も加速感を感じませんでしたが、今日の流しでは中盤以降加速感を感じることができました。
100mのタイムを聞いてもどのくらいのレベルなのか全く分からないと思います。例えば5000m15分で走る平均ペースは3’00/kmですが、これは100m18秒です。キプチョゲがsub2プロジェクトで走った1時間59分40秒2を平均すると100m17秒02です。
14″49でもそのペースより2秒53速いのです。ただ14″49ではマスターズのM50(50-54才)では全く歯が立ちません。
東海大の館澤亨次選手は100m11秒台のスピードを持つと言われていますが、瀬古さんもイカンガーとのトラック勝負のスパートでは100m11秒台で走ったという話を聞いたことあります。
ただ、このようなことを書いてもイメージが湧きにくいと思うので、このような計算をしてみました。
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100mの世界記録は9″58
ソールが剥がれるというアクシデントはありましたが、私のPBは14″49(少年期は除く)
これって1.51倍
単純比較は出来ないけど、
マラソンの世界記録は2:01:39
これの1.51倍は3:03:41
2019年全日本マスターズ選手権M50(50-54歳)の100m優勝タイムは11″76
これはウサインボルトの9″58の1.23倍。
マラソン世界記録の1.23倍は2時間29分37秒。
直近の全日本マラソンランキングの50-54歳のトップは50歳の平塚潤さんの2時間28分14秒で2位は54歳の方で2時間29分13秒。
結構近い数値です。
例えば100m12″99で走ると世界記録の1.36倍。
フルマラソン世界記録の1.36倍は2時間45分26秒。
100m13″99で走ると世界記録の1.46倍。
フルマラソン世界記録の1.46倍は2時間57分36秒。
ちょっと面白い数値が出たと思います。
こちらは似た観点から作った2年前に書いた記事です。男女差は短距離も長距離もほぼ1.1倍です。合わせてお読みください。
念のための書いておきますが、100m13″99で走れるとフルマラソンを2時間57分36秒で走れる訳ではなく、フルマラソンを2時間57分36秒で走れると100m13″99で走れるわけでもありません。
世界記録(現時点の人類の限界値)と比較したレベル感(難易度)と考えてください。
前の記事で、今までにない企画を独自に作って自分自身のモチベーションも高めていこうと思います。と書きましたが、今回の記事の内容をより数値化した内容です。小規模のイベントなども開催したいと考えています。詳細は今週アップします。